2018年7月11日発売
巡る桜巡る桜
池見屋から巾着絵の仕事を減らされ、律は焦りを覚えていた。そんな折、葉茶屋・青陽堂では、商品に古茶が混じったことで、得意客が離れる騒ぎが起こる。商売敵による差し金ではと若旦那の涼太は悔しさを滲ませるのだが…。職人としての誇りをかけた仕事に打ち込みながら、ゆくえ定まらぬ恋に心揺らす律。得意の似面絵が事件解決にも一役買う、人気シリーズ第四弾。
昨日の海と彼女の記憶昨日の海と彼女の記憶
どちらかがどちらかを殺した?-。夏休みのある日、海辺の小さな町の高校生・光介の家に、母の姉・芹とその娘の双葉がしばらく一緒に暮らすことになった。光介は芹から、二十五年前の祖父母の死が、実は無理心中事件であったと聞かされる。カメラマンであった祖父とそのモデルを務めていた祖母。二人の間に何が起こったのか。切ない真相に辿り着いたとき、少年はひとつ大人になる。
京都下鴨なぞとき写真帖京都下鴨なぞとき写真帖
京都の老舗料亭“糺ノ森山荘”の八代目当主・朱堂旬は、ふだんは冴えない風貌で、自転車にまたがる姿はどうみても下働きの従業員。ところが彼は、人気写真家・金田一ムートンというもう一つの顔をもっていたー。秋の大原、どこか寂しげな着物姿の女性が向かうのは山中の来迎院。彼女にカメラを向けたムートンがファインダー越しに見抜いた真実とは?京都の名所とグルメ情報満載の新スタイル小説。文庫オリジナル。
エルデスト 宿命の赤き翼エルデスト 宿命の赤き翼
導き手のブロムを失った悲しみを乗り越え、エラゴンとサフィラは旅をつづける。いっぽうローランの暮らす故郷パランカー谷にも帝国の魔の手がしのびよっていた…。
エルデスト 宿命の赤き翼エルデスト 宿命の赤き翼
みずからの意志で使命を受け入れたエラゴン。魔法をわがものとし、サフィラとともに勇者への道を一歩ずつのぼっていく。邪悪な王、ガルバトリックスを倒すために。