小説むすび | 2018年7月17日発売

2018年7月17日発売

送り火送り火

出版社

文藝春秋

発売日

2018年7月17日 発売

第159回芥川賞受賞作! 春休み、東京から山間の町に引っ越した中学3年生の少年・歩。 新しい中学校は、クラスの人数も少なく、来年には統合されてしまうのだ。 クラスの中心にいる晃は、花札を使って物事を決め、いつも負けてみんなのコーラを買ってくるのは稔の役割だ。転校を繰り返した歩は、この土地でも、場所に馴染み、学級に溶け込み、小さな集団に属することができた、と信じていた。 夏休み、歩は家族でねぶた祭りを見に行った。晃からは、河へ火を流す地元の習わしにも誘われる。 「河へ火を流す、急流の中を、集落の若衆が三艘の葦船を引いていく。葦船の帆柱には、火が灯されている」 しかし、晃との約束の場所にいたのは、数人のクラスメートと、見知らぬ作業着の男だった。やがて始まる、上級生からの伝統といういじめの遊戯。 歩にはもう、目の前の光景が暴力にも見えない。黄色い眩暈の中で、ただよく分からない人間たちが蠢き、よく分からない遊戯に熱狂し、辺りが血液で汚れていく。 豊かな自然の中で、すくすくと成長していくはずだった 少年たちは、暴力の果てに何を見たのかーー 「圧倒的な文章力がある」「完成度の高い作品」と高く評価された中篇小説。

劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命ー劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命ー

シリーズ累計32万部突破! この夏、大注目の映画のノベライズ版が 全国公開に先立ち、早々に登場! 昨年、サードシーズンが大きな話題を呼んだフジテレビの大人気ドラマシリーズ 『コード・ブルー』が、この夏、映画になって帰ってくる! 累計32万部突破の大人気シリーズの最新刊! 7月27日(月)より全国東宝系にて公開される 『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命ー』のノベライズ本が、 なんと映画公開前に登場します! 映画を観てから再び活字の世界で感動の余韻に浸ることも、 先に読んで想像をふくらませてから映画の世界に浸ることもできます! 内容「BOOK」データベースより 3週間後に、藍沢はレジテントとしてトロント医大に派遣され、 緋山は周産期医療センターへーー。藍沢、白石、緋山、冴島、 藤川は、これが「別れ」を意味することに気づきながらも、多 忙な日々を送っていた。そんなある日、旅客機が乱気流に巻き 込まれ多くの乗客が負傷する大事故が発生し……。次々と襲っ てくる困難に向き合いながら、彼らは命の尊さ、仲間や家族の 存在について、改めて考えさせられる。そこで導き出された答 えは……。シリーズ最大のスペクタクルで送る感動巨編!

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP