2018年7月24日発売
昨日の僕が僕を殺す昨日の僕が僕を殺す
北海道、小樽。ロシア系クオーターの男子高校生、淡井ルカは、叔母を弔うため、彼女の愛したベーカリーを訪れる。そこで出会ったのは、イケメン店長の汐見と人懐っこい青年、榊。直後、級友に肝試しで廃屋に呼び出されたルカは、化け物じみた老婦人から、死んだ娘の婿になれと迫られる。絶体絶命の中、榊に救われたルカだが、彼と汐見には驚くべき秘密が…。孤独な少年と、人に溶け込むあやかし達の、パンと絆のホラーミステリ!
死のマスカレード 冷たい狂犬(4)死のマスカレード 冷たい狂犬(4)
ヴェネチアの仮面舞踏会の渦中、米国を除く主要5カ国で秘密会議が開かれた。情報局の依頼を受け会議に潜入した、元公安調査官でフリーエージェントの影山夏樹。だが会合の最中、何者かに催涙ガスをまかれ、要人が殺害された。新たな依頼を受け、接触してきたCIAの女性諜報員と共に、犯人の行方を追う夏樹。だがその犯人は、最強の殺人者だった…。“冷たい狂犬”に魔手が迫る!スケールアップの国際謀略アクション第4弾。
えじきしょんを呼んではいけないえじきしょんを呼んではいけない
「アレを最初に呼ぼうと言い出したのはー」バイト仲間とある島に旅行に行った住谷秋乃は、フリーライターの京本陽介に旅先での恐怖体験を語り始めた。“えじきしょん”-島の住人がそう呼ぶ、人を溶かしにやってくるという恐ろしい怪物の伝承。溶かされた猫の死骸を島で目にしていた秋乃たちは、宿の主人から聞いたその話に興味を持ち、音声検索で調べてみる。すると、スマホの音声は答えた。「えじきしょんを呼び出しました」