2019年2月26日発売
浮雲心霊奇譚 呪術師の宴浮雲心霊奇譚 呪術師の宴
神楽坂の武家屋敷に招かれた、赤い瞳の憑きもの落とし浮雲と、呉服屋の倅、八十八。山伏、巫女、傀儡師ら、屋敷には幾人もの霊媒師が集められ、嫡男・浩太朗の除霊を依頼される。しかしその直後、一同の目の前で浩太朗が殺された。そして一人、また一人と死者が…。「あの男は、逃れられない縁の中にいますからー」近藤勇、土方歳三、沖田宗次郎ら新選組の面々も活躍!
梟の一族梟の一族
“梟”の一族ー。誰ともなくそう呼びならわされた人々には秘密があった。限界集落で身を隠すように生活している彼らは眠らないことに加えて、生まれつき常人離れした身体能力を持っているのだ。それゆえに歴史の影で大きな役割を果たし続けてきたのだった。榊史奈は一族の末裔中、唯一の十代として期待を一身に背負いながらも、平和に暮らしていた。集落が何者かにより襲撃され、彼女を残して全員が消えてしまうまでは…。敵の目的とは一体何なのか。単身で逃亡生活に追いやられた史奈は、一族の生存を信じて、また己のルーツに関する真実を知るため、戦い続ける。“梟”は、死を恐れない。
【 第31回 小説すばる新人賞 受賞作 】 闇夜の底で踊れ【 第31回 小説すばる新人賞 受賞作 】 闇夜の底で踊れ
「ざまあみさらせ、あほんだら!」男は快楽と暴力に満ちた闇社会の混沌に飲み込まれてゆくー。19歳、新進気鋭の作家が放つ大阪ノワール。第31回小説すばる新人賞受賞作。
月とコーヒー月とコーヒー
これは、忘れられたものと、世の中の隅の方にいる人たちのお話。 喫茶店〈ゴーゴリ〉の甘くないケーキ。世界の果てのコインランドリーに通うトカゲ男。映写技師にサンドイッチを届ける夜の配達人。トランプから抜け出してきたジョーカー。赤い林檎に囲まれて青いインクをつくる青年。三人の年老いた泥棒。空から落ちてきた天使。終わりの風景が見える眼鏡──。 人気作家が腕によりをかけて紡いだ、とっておきの24篇。
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