2019年2月9日発売
新たな迷宮を踏破し、歴代最速で六番区まであと一歩というところまで迫ったアリヒトたち。『同盟』とは違う方法での昇格を目指し、今までに信頼を得た職人たちの協力でパーティの装備も一新。次の迷宮に足を踏み入れるのだが、そこで『同盟』のリーダー・ロランドの魂が『名前つき』の魔物によって奪われる大事件を目撃してしまう。七番区で『名前付き』の魔物を倒せる可能性があるのはアリヒトたちだけ。ライバルの危機を前に、アリヒトが下した決断とはー!?
キラキラ大神官様の厳しい条件をクリアする最有力嫁候補が現れた!ついに私の苦労がむくわれる…のか?嫁候補に会うために乗った豪華客船で人気作家と仲良くなったけれど、それを見た護衛騎士のセルゲイが不機嫌に!?まさかのヤキモチ!?(←一回言ってみたかっただけです。)チャラい美形騎士セルゲイと、冷たい美貌の騎士アレンを連れて、平凡顔の私が探してみせます大神官の嫁候補。今度こそ、この試練を終わりにしたい!
怪物に襲われ、仮死状態となった幼なじみ・ソラ。彼女を救う唯一の手段は、トールの持つスキル“復元”を育て上げることだけ。だが、低レベルではまるで使い物にならないその性能ゆえ、ゴブリン相手ですら苦戦する日々。それから25年、努力の末、トールが手にしたのは「対象を自由に過去の状態に戻す」汎用性抜群のスキルだった!元より勘と経験だけは達人級。さらに今や最強スキルまで得た男は、ついに世界にその名を轟かせていく!
ずっと冒険者に憧れてきたノロアは、ダンジョンでもいつも荷物持ちで、スケルトンもろくに倒せない。何故なら武器も魔道具も一切使えない“ゼロ”の体質だからだ…。だが、ある日出逢った謎の人形に導かれ、呪われた剣を手にした途端ーいきなり災害級魔物を瞬殺!呪いの代償も機転で無効化!?おまけに、装備枠は9999個に!暴走で人々を脅かす魔剣、邪眼、人食い魔道具…全てを自分の最強装備に変えていくチートな冒険の旅が始まる!
イルガファに帰り、レティシアと再会を果たした一行。だが、街をガーゴイルが襲い、あわや大災害に!領主家のイリスと連携して解決をはかるも、第三王女率いる兵士が戦果を横取りして街を救ったと喧伝しだした。対策しようとした矢先、貴族を選別すると称する謎の女に拉致されてしまう。即座に女の嘘を見抜いたナギは、レティシアの婚約者を名乗り交渉を始めるが…。遂に王家との直接対決ーは避けたいナギたちのチートと頭脳が冴え渡る!!
モフモフで最強の聖獣・ルーに出会ったある日、伯爵令嬢セレフィオーネは自分が元日本人のアラサー女子であることを思い出す。「異世界転生、しかも私が悪役令嬢ー!?」チートな魔力がバレたら破滅エンド確定。ところが逆に魔力を好まれてルーとうっかり『契約』してしまう。このままだとヤバい、ならば鍛錬をして冒険者を目指しちゃえ!チートを隠してギルドの仕事を請け始めたセレだが、まさかのヒロインと遭遇してルーを奪われそうになってしまい…!?
皆さん、ごきげんよう。転生したら、代々王家に仕えるリスティル家の公爵令嬢ルーシェ(六歳)でした。しかも私には未来が見えるチート能力があるみたい。それによると六年後私と弟の後継者争いがきっかけで、国を揺るがす大騒動に発展するらしい…!?よし、平和で楽しい人生を送るために家出をさせていただきます!だけど超親バカなお父様や自由奔放な国王陛下、ツンデレ王子様や私至上主義の従者が何かと構ってきて、おとなしく消え去るのも大変なんです!?
君はこの世に取り返しがつかないことはないと思うかい?辛い過去も、どうにかして清算することができると思うだろうか。それとも過去は、触れることのできない暗部でどうしようもないかな?昔に起きたことはその後のすべてを決めて変えることはかなわないのだろうか?…これはぼく、ブギーポップの誕生に関する物語だが、ここには四人の変わり者が登場する。彼らは探偵で、人の恐怖を喰らう者で、作家で、暗殺者だ。彼らが炎の魔女と出会うときに辿る道を、あなたは取り返しのつかぬ失敗と見るか、それともーエンタメノベルの歴史を変えた「ブギーポップ」最初の事件。巻末に上遠野浩平書き下ろし「補記」を収録、イラストレーター緒方剛志描き下ろしイラスト仕様で贈る新装版。
磊落な浪人生の兄と、気立ての優しい中学生の弟。男の子二人のおかしみに満ちたやりとりを見守る姉は、間もなく嫁いでゆく。自然に囲まれた丘の上の一軒家に暮らす作家一家の何気ない一瞬に焼き付けられた、はかなく移ろいゆく幸福なひとときー。人生の喜び、そしてあわれを透徹したまなざしでとらえた、名作『絵合せ』と対をなす家族小説の傑作。
この世界に、本と漫画があるかぎり。本は、ここではないどこかへ通じる道であるー。読書への愛がほとばしる、人気作家の書評とそのほか。思わず書店に走りたくなる情熱的ブックガイド!
「ヒイロ」と名乗る魔法使いは、ありふれた冒険者の一人に過ぎないハズだった。だが、ヒイロが普通にレベルを上げるに従い、世界は「普通」からほど遠くなっていく。本来辿るはずであった歴史から大きく逸脱していったのだ。なぜなら、ヒイロは世界が辿るべき歴史を識る者。普通の冒険者暮らしを続ける裏で、『黒の王』として無敵の配下と居城『天空城』を率い、本来はあり得ないはずだった己の望む未来を切り拓いていくヒイロ。黒の王の分身体であるヒイロの最強冒険者への旅が、いま始まる!第6回ネット小説大賞受賞作。
「敵に容赦なく、味方に優しく」という中世ヨーロッパ風の異世界にも徐々に慣れていくバリアン(田中タダシ)。屈強な体格を活かして新人とは思えない戦果を上げていくことで、その存在感は増していくばかり。しかし、過度に注目を集めたことで、運命はバリアンが望まぬ方向に進んでいく。悲しみと新たな出会いが待ち受ける、田中=バリアンのサクセスストーリ、第2弾!第6回ネット小説大賞受賞作。
結婚に踏み切れない二人が、美味しい匂いのする草を探し歩く「私たちは塩を減らそう」。テーブルである私と共に暮らす裸の男女が、げっぷをめぐる哲学談義を交わす「部屋の中で」。性愛に焦がれるようにして、少年と少女が幻想的な夜の東京をさまよう「悪い双子」-異才が描く、日常と異世界の狭間に生きる私たちのための奇妙な恋愛短篇集。
2011年3月11日の大震災後に宇都宮から福島へ転校した小学校5年生の少年リク。引っ越した町には、人影がなかった。道路にも、校庭にも誰もいない。外で遊びたい。思いっきり自転車でかっ飛ばしたい。そんなリクが白の王国で出会ったのは、子供を対等な人間として扱ってくれる大人たち、山で生きる野生の動物、そして…。福島で生きていくことを決めた少年リクの物語。