2019年2月発売
京料理人を志す鹿池咲衣は、東京の実家の定食屋を飛び出して、京都で料理店の採用試験を受けるも、あえなく撃沈。しかも大事なお財布まで落とすなんて…まさに人生どん底とはこのこと。だがそんな中、救いの手を差し伸べたのは、なんと、祇園でおばんざい処を切り盛りする、美しき双子の神さまだったからさあ大変!? ここからが咲衣の人生修行が開幕しーー。やることなすことすべてが戸惑いの連続。だけど、神さまたちとの日々を健気に生きる咲衣が掴んだものとはいったい!?
怪異小説の創作の伝統が 漢字文化圏でいかに変容したか 漢文小説『夜窓鬼談』の特性を明らかにし、 近現代作家に受容される過程を考察する 第一部────『夜窓鬼談』の幻妖世界 第一章 ◆ なぜ怪談なのか─怪談文芸の地位の回復 第二章 ◆ 漢文小説の出版戦略と挿絵 第三章 ◆ 『夜窓鬼談』の妖異空間 第二部────小泉八雲の再話文学と『夜窓鬼談』 第四章 ◆ 「果心居士の話」論─物語の空間 第五章 ◆ 小泉八雲による再話と『夜窓鬼談』の交響 第三部────澁澤龍彥の文学と『夜窓鬼談』 第六章 ◆ すれ違いの美学─「茨城智雄」から「茨木智雄」へ 第七章 ◆ 澁澤龍彥「画美人」論─その身体と空間の表象 第八章 ◆ 伝承・エロス・迷宮─「花妖記」における幻想の意匠 第九章 ◆ 幻想への回路─「菊燈台」論 第四部────無垢の想像力 第十章 ◆ もの憑き・夢魔の想像空間─「狐媚記」「夢ちがえ」をめぐって 第十一章 ◆ サド裁判における澁澤龍彥の思想と批判 第五部────澁澤文学における旅の構造 第十二章 ◆ 流転と再生の旅─「ねむり姫」を読む 第十三章 ◆ 旅のかたち─「ぼろんじ」「うつろ舟」をめぐって 第十四章 ◆ 永遠の輝きを求めて─『高丘親王航海記』の旅
あの『モンスターハンター 蒼天の証』『モンスターハンター 暁の誓い』シリーズの著者・柄本和昭氏オリジナルファンタジー作品が登場! その日、ディオンは英雄となった── 勇者・ディオンが、超巨大のダンジョンを攻略していると、最奥部で存在するはずのない最強のモンスター・黒龍と遭遇する。地上の人々を守るため、黒龍と戦い、何とか退けたものの、代償としてダンジョンを破壊してしまう。 ダンジョンが経済活動を生んでいたため、ディオンは人々を救ったヒーローにもかかわらず、多額の借金を負い、さらに冒険者の資格を失ってしまうのだった。 途方にくれるディオン。その時、偶然、迷宮設計業『ダンジョン屋』を営む美少女・メイヤと出会い、迷宮設計を行うことに挑戦するが、『ダンジョン屋』には一癖も二癖もある者たちが待ち構えていた。