2019年3月18日発売
マイケル・ジャクソンの「インパーソネーター(=究極のモノマネ)」として過ごす尾藤一斗(びとう・いっと)。同じ志を持つ仲間たちと出会い、不器用に、情熱に満ちた青春時代を駆け抜ける。たゆまぬ努力で得た圧倒的な再現力で、ついには、マイケル・ジャクソン本人の前でパフォーマンスを披露し、「Excellent」と言われる。徹底的にマイケル・ジャクソンに近づこうとする主人公。しかし、評価は常に“自分”にはなく“マイケル”にある。自己とはなんなのか?そして絶対的な存在であったマイケルの死を迎え、「インパーソネーター」が最後に導き出した答えとは…。
魔王サブナク、エリゴスを討伐してから一ヶ月。現実主義を武器に新米(最弱)ながらも異例の早さで、近隣の諸国にその名をとどろかせる魔王アシュタロト。異世界再構築のため転生した魔王アシトと一行は、勇者の遺物が眠る「灰黄金の廃墟」と呼ばれるダンジョンへと向かうが、そこには覇の道を進む彼を脅かす存在がー。果て無き理想を懸ける異世界魔王英雄譚、第2弾。
「俺はエッチな目で、モンスターを見てるんだ!」人はなぜモンスターを召喚するのか、俺は声高らかにこう言い切る。それはエッチなことをする為だ!なので俺は召喚士になった。そして女性型モンスターを召喚するのだ。だけど、なんだこの召喚システムは…思い通りに召喚できんではないか…。この物語は、変態召喚士が、可愛いモンスターを召喚する為に奮闘する冒険活劇である。電撃“新文芸”スタートアップコンテスト優秀賞。
独身貴族な青年・山田はある日、アパートの床下で不思議な箱庭開拓ゲームを発現した。気の向くままに、とりあえずプレイ。すると偶然落とした夕飯のおむすびが、なぜか画面の中に現れた。さらにそのおむすびのお礼を言うために、画面の中から白銀のケモミミ娘が現れた!?-これ、実はゲームじゃないな?神さまになったおれの週末異世界開拓ライフ、始まる!電撃“新文芸”スタートアップコンテスト優秀賞受賞作。
特別な技術と緻密な戦略で、人々の心を動かしてしまう“スピン・ドクター”が、女性弁護士・氷見江のお仕事。パワハラ、セクハラ、名誉棄損など、日々持ち込まれるスキャンダルやトラブルを、氷見は見事な情報&印象操作で解決していく。そんななか現れた週刊誌記者・茂呂は、次期総理大臣と噂される政治家・吾妻涼介と氷見との隠された関係を執拗に探る。氷見とともに働くリーガル・チームの面々もが彼女の謎めいた“過去”を探ろうとし…。解き明かされる、驚愕の事実とは!?