2019年9月7日発売
元日本人の青年が、オーガ族として魔界に転生した。その名をゴーラン。 魔界は現在、あちこちで戦争が勃発し、下克上上等の大戦国時代を迎えていた。加えて、魔界の住民は脳筋な奴らばかりで、特に謙遜を重んじる日本人には生きにくい世界だ。なにしろ、魔界の住民ときたら半歩下がると2歩踏み込んでくるやつらしかいない。 ゴーランは転生前の境遇により多くの武術を習っていた。さらに、武術以外にも多くの習い事をしていたので、カオスな魔界でもゴーランは単なる脳筋には遅れを取らず、かつ常に理知的であり、論理的思考と行動を実践できた。下克上(決闘)を申し込まれても並みのやつらなら負けることはない。 魔界の軍団長・ネヒョルはそんなゴーランに一目置き、要職に就かせる。軽いノリで就かされた部隊長の座だったが、それはゴーランにとって長い長い「下克上ライフ」の始まりに過ぎなかった。 オーガとして魔界に転生した現代日本人が、己の頭脳と腕っぷしで出世街道を驀進する、少年マンガ的激アツ下剋上物語!
ようやく手ごたえのある探索者(シーカー)と出会えたダンジョンマスターのアユム。しかし、まだまだ物足りない彼は、ゼーロスとケーンという「そこそこ」期待に応えてくれそうな探索者を見つけ、二人にノリノリで様々なトラップを仕掛ける。見立て通りにトラップを回避するゼーロスとケーンに、アユムは更なる楽しみを見つけるのだった。 一方、ペルエール王国の城下では、サリトス、フレッド、ディアリナの3人に、ディアリナの妹であるコロナが加わり、ラヴュリントスの攻略再開に向けて準備を始めていた。次の狙いはフロア3だ。 フロア3に入ったサリトス一行は、アユムの性格の悪さを見抜き、次々とトラップを暴いていく。しかし、アユムが仕掛けたとあるモンスターの一団の攻撃で、ディアリナは深手を負ってしまう……。 現代から転生したダンジョンマスターと探索者たちが頭脳と肉体を駆使して、生死スレスレの駆け引きを繰り広げる迷宮探索型ノベル、第2弾!
世界がゾンビだらけになり「終末」を迎えていたことを知る主人公の女子高生(以下JK)。 セーフティゾーンとなった学校の校舎に立てこもる人々に協力し、JKは生存者の探索などに尽力する。その最中、JKは、頭の中に流れる「幻聴」が自分のレベルが上がっていることを知らせるアナウンスと知る。 幻聴=アナウンスが流れるたびにスキルをチェックし「魔法」が使えるようになったことにテンションが上がりまくりのJK。しかしホビット、エルフ、ドワーフの存在を幻聴からほのめかされ、JKはさすがに驚く。 幻聴の指示により、JKはクエストに出てミッションをこなすことになる。学校を出て、幻聴が指定した「所沢航空公園」まで徒歩で向かうJK。道中、「正義の格闘家」を名乗る謎の女子中学生(JC)から襲撃を受ける。JK対JC。だがJKはJCを軽くあしらい、心を落ち着かせる。JCの名は羽喰彩葉(はくい いろは)。彼女は謎の女からJKを襲うように騙されたとのことだった。 道中が一緒ということもあり、JKとJCはともに西へと向かう。いったい、彩葉にJK襲撃の指示を出した謎の女とは誰なのか。そしてJKの向かう所沢には何が待っているのか。少しずつ、この不思議な世界の真実が明らかになっていくーー。