2020年3月11日発売
礼儀正しい空き巣の死礼儀正しい空き巣の死
東京・国分寺市の閑静な住宅街で、盗みに入ったホームレスが風呂を拝借してそのまま死んだ。靴を揃えて服を畳み、割れたガラスを補修して、やけに礼儀正しい空き巣の最期だった。死因は持病の心疾患で事件性はなく、刑事課の管掌外。だが臨場した金本刑事課長は、そこが三十年前の美少女殺害事件の隣家であることに気づいた。これは単なる偶然か、何かの因縁なのか?金本から相談を受けた卯月枝衣子警部補は、二つの死の繋がりを探るべく、極秘に捜査を継続する。三十年越しの“視線”にゾッとする、新感覚ミステリー!
飛鳥高探偵小説選 5飛鳥高探偵小説選 5
白寿を迎えた日本推理小説文壇の最長老飛鳥高の探偵小説セレクション第五弾!若き日の秀作と円熟期の傑作を選出し、知られざる創作活動の全体像を俯瞰する。巻末には江戸川乱歩や大下字陀児らとの思い出を綴った書下ろしエッセイを収録。
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