2020年6月19日発売
再会を果たした勝利とかれんはーー。 秀人とともに日本に一時帰国した勝利のもとに、かれんが現れる。 たがいに想いながら、ぎくしゃくしたやり取りしかできない二人。--私たち、もうダメなの? 試練と波乱の恋の結末は!? 累計545万部突破(発行時時点)のシリーズ、最新刊にして最終巻。堂々の完結!! 〜前巻までのあらすじ〜 高校3年生になろうという春休み。父親の九州転勤と叔母夫婦のロンドン転勤のために、勝利は、いとこのかれん・丈姉弟と共同生活することになった。 5歳年上の彼女をいつしか愛するようになった勝利は、かれんが花村家の養女で、勝利がアルバイトをしていた喫茶店『風見鶏』のマスターの実の妹だという事実を知る。かれんも次第に勝利に惹かれ、二人は恋人同士となった。 大学に進学した勝利は、叔母夫婦の帰国と父親の再婚・帰京を機に、アパートで一人暮らしを始める。一方、かれんは、高校の美術教師を辞め、鴨川の老人ホームで働きながら介護福祉士を目指すことになる。 マスターと由里子との間に生まれた新しい命を、勝利とかれんも心から祝福する。しかし、絶望的な事件は起こった。 うちひしがれた勝利は、逃げるようにオーストラリアへ。研究者の秀人のもと、あたたかい人たちに囲まれ、その心は次第に癒えてゆく。一方、日本でもそれぞれの時は進み、ある事故の知らせで勝利は急遽帰国したのだった……。
人類を救うため、どん底令嬢が立ちあがる! 「ロメリア伯爵令嬢。君との婚約を破棄する」 アンリ王子がそう宣言したのは、魔王を倒した直後だった。 王子の側には聖女エリザベート、帰らずの森の賢者エカテリーナ、東方の女剣士呂姫が並び立ち、「役立たず」と弾劾の指を向ける。 だが王子達は知らなかった。 ロメリアには幸運を授ける『恩寵』と呼ばれる奇跡の力があることを。 婚約者を失い、仲間からも見捨てられたロメリアだが、彼女はくじけなかった。 祖国にはいまだ魔王軍がはびこり、魔族に囚われ奴隷となった人たちがいたからだ。彼らを救うため、行動を開始したロメリアの前に数々の困難が立ちはだかる。 まず軍隊が手元にない。傷を治す癒し手もいない。資金が無い。 しかしロメリアは、全ての問題をアグレッシブに解決していく。 「軍隊がない? 地方領主を脅して砦を乗っ取りましょう」 「傷を治す癒し手がいない? 教会と話をつけて融通してもらいましょう」 「お金がない? 商人たちと商談して、資金を出させましょう」 「手に入れた兵隊が新兵ばかりで使い物にならない? 魔物を退治して経験を積ませましょう」 そしてーーロメリアは忠誠を誓う者たちとともに、いま出陣する!
澁澤龍彦生前に企画されながらも実現を見ずに終った幻の選集が、半世紀の歳月を経てついに刊行。 第3巻は草迷宮、戦国茶漬、照葉狂言、ななもと桜、化銀杏、夜行巡査、貴婦人、瓜の涙、全8篇を収める。あわせて、澁澤龍彦の名品「ランプの廻転」も収録。 草迷宮 戦国茶漬 照葉狂言 ななもと桜 化銀杏 夜行巡査 貴婦人 瓜の涙 「ランプの廻転」澁澤龍彦
魔法学園に通う男子学生のスバルは、クールで巨乳な魔女・アルティマイアを師匠と慕って彼女に弟子入りしようとする。 だが実は師匠は難病に侵され、すでに終活中の身だった…! 絶望しかけるスバルだったが、ひょんなことから自分の精液が特効薬だとわかり、師匠に毎日汁を注いじゃうHな治療がはじまる。 師匠は肉体を、弟子は精液を。おたがいに淫らに与えあう師弟は、やがて惹かれあい、心と愛を捧げあう関係に進んでゆき…!? 男性向け小説サイト「ノクターンのベルズ」で好評のファンタジックあまあま学園生活ノベル、待望の書籍化!