2020年8月21日発売
品川留希子は、幼い頃から後継者の道が決まっている雰囲気や、学園の方針への抵抗があり、大学卒業後は企業にSEとして就職した。でも、料理は好きだった。SNSでの発信をきっかけに、料理研究家として活動を始め、令和元年のゴールデンウィークに向けたレシピ企画を立ち上げる。一方、昭和二年。品川料理教習所の台所では、女中奉公に来て半年の山田しずえが、西洋野菜のセロリーと格闘していたー。心をほぐす“家庭料理”小説。
30歳無職、山田田助。駄女神によって人生をめちゃくちゃにされるも、救済措置でチートスキルをもらい、さらには大事な家族もできました。今日もダンジョンライフを満喫する田助だが、ふと思い立つ。「異世界みたいな魔法を使ってみたい!」だが、魔法の使い方なんて分かるわけもない。だったら教えてもらおう、異世界の魔法使いに!異世界ストアで購入したのは、緑髪が特徴的な奴隷のウェネフ。そして、諸悪の根源である駄女神シャルハラートが神の世界から落ちてきて!?一発逆転自由気ままな現代ダンジョンライフ、第二弾!
男は命をかけて闘い、命をかけて愛したー。1998年6月にC★NOVELSとして刊行された本作は全く注目されることもなく絶版。それから14年後、世紀が変わった2012年に大幅改稿を経て文庫化し大ヒット作となり、累計110万部を超える人気シリーズ“もぐら”が誕生した。ほとんど読まれることのなかった主人公・影野竜司の初登場作を、読者の要望に応え復刻。荒々しくも心癒やす読後感!著者特別寄稿「熱量の正体」収録。
ママがずっとわたしの恥部だったー「もしも、あたしが日本人ならと思う」就活に失敗し、逃げるように結婚を選んだ桃嘉。優しい台湾人の母に祝福されるも、理想だった夫に一つ一つ“大切なもの”をふみにじられていくーことばを超えて届くのは、愛しいさえずり。台湾と日本のはざまで母娘の痛みがこだまする。心の声をとり戻す長篇小説。
パリでお針子見習いとして働くカミーユ・ドンシューは、ある日、新進画家から「モデルになってほしい」と請われる。彼の名はオスカル=クロード・モネ。やがて二人は愛し合い、運命の荒波に呑まれてゆくーフランス激動の時代に、「印象派」を主導した画家・モネを愛し、支えた、一人の女性の物語。
あなたが、人生の最期に聴きたいのは誰の曲?アリス、サザン、達郎、オザケン、クイーン、そして、ビートルズ…。恋するラジオに誘われて、時空を超えた音楽の旅が今、始まる!懐かしくも甘酸っぱい、著者初の「音楽私小説」。