小説むすび | 2020年8月6日発売

美術大学の学園祭「芸祭」。１９８６年の一夜のできごと。第一線を走ってきた鬼才だからこそ書ける日本美術界への真摯な問い。なおかつ明るくも切ない青春群像劇！

警察官、検察官よ、さあ勝負だ。知謀をめぐらせ、巧妙に犯人の身代わりとなる男と犯人逮捕に焦る警察との息づまる攻防を描く。

日常がじわじわと浸食されていく。この“違和感”はなんだろうか。新感覚のダーク・ファンタジック・サスペンス。

部下の矢崎と漠市に入り込んでしまった翌日から、島本には次々と幸運が舞い込んできた。そんなある日、家に帰ると自宅の前に元カノののぞみが座り込んでいてー。（表題作）奇妙な町・漠市に関わってしまった人々が、ふとしたことから怪異と不条理に呑み込まれる。第一〇回小説宝石新人賞受賞作を含む、奇想あふれるホラー短編集！！