小説むすび | 2021年1月26日発売

2021年1月26日発売

アクティベイターアクティベイター

著者

冲方丁

出版社

集英社

発売日

2021年1月26日 発売

標的は、日本国民1000万人ーー。 羽田空港に突如、中国のステルス爆撃機が飛来した。 女性パイロットは告げる。「積んでいるのは核兵器だ」と。 核テロなのか、あるいは宣戦布告なのか。 警察庁の鶴来(つるぎ)は爆撃機のパイロットを事情聴取しようとするが、護送中に何者かに拉致されてしまう。 囚われた彼女を助けたのは鶴来の義兄で警備員の真丈(しんじょう)だった。 真丈は彼女に亡き妹の姿を重ね、逃亡に手を貸す決意をする。 核起爆の鍵を握る彼女の身柄をめぐり、中国の工作員、ロシアの暗殺者、アメリカの情報将校、韓国の追跡手が暗闘する。 一方、羽田には防衛省、外務省、経産省の思惑が交錯する。 いったい誰が敵で、誰が味方なのか。なぜ核は持ち込まれたのか。 爆発すれば人類史上最大の犠牲者がーーその恐怖の中、真丈と鶴来が東京中を奔走する。 『天地明察』、『十二人の死にたい子どもたち』、「マルドゥック」シリーズ等数々のヒット作を生み出した著者が、作家生活25年のすべてを込めた極上の国際テロサスペンス。 冲方丁デビュー25周年記念作品。 【プロフィール】 冲方 丁(うぶかた とう) 1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。 2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。 主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『麒麟児』『もらい泣き』などがある。

累々累々

出版社

集英社

発売日

2021年1月26日 発売

デビュー作『カモフラージュ』を超える衝撃。待望の最新小説発売。 本当の私は誰。 結婚、セフレ、パパ活、トラウマ……。不穏さで繋がる全5編。 たくらみに満ちた、著者の新境地。 「1 小夜」 「小夜と今年中に籍を入れたいと思う」。夕食の最中に告げられた、30歳の彼からの味気ないプロポーズ。23歳という自分の年齢が結婚に適しているのかどうか、小夜にはわからなかった。 「2 パンちゃん」 獣医の石川は、去勢手術をするたびに自分のモノが切られる夢を見る。そんなある日、友達以上恋人未満の女性とラブホテルへ行くことになりーー。 「3 ユイ」 恋愛シミュレーションゲームをプレイするがごとくパパ活女子との逢瀬を繰り返す星野は、これまで出会った誰とも違う、ある女子大生と出会う。 「4 ちぃ」 美大生の彼女が、才能と人柄にのめり込んだハジメ先輩。すべてを賭けて好きになったその恋の末路はーー。 「5 小夜」 誰もがうらやむ幸福な結婚式の、秘密。 【著者プロフィール】 松井玲奈(まつい・れな) 1991年7月27日生まれ。愛知県豊橋市出身。著書に『カモフラージュ』。

十年後の恋十年後の恋

著者

辻仁成

出版社

集英社

発売日

2021年1月26日 発売

「離婚して10年、そして、私はようやく恋をした」。 パリで暮らすシングルマザーのマリエ。 小さな投資グループを主宰するアンリ。 2019年にはじまる、マリエとアンリの運命的な出会いの行方。 新しい世界の、永遠の恋を描いた、辻仁成の最新長編小説。 いまだ世界中で収束の兆しを見せない新型コロナウイルス。 長年パリで暮らす著者が、パリで暮らす女性を主人公に、コロナ以前と以後にまたがる運命の出会いと愛の奇跡を描いた長編小説。 パリでの生活を発信しつづけ、多くのファンを持つ著者による、この時代にしか書けなかった大人の恋愛小説。 【著者略歴】 辻仁成(つじ・ひとなり) 東京都生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。作家・詩人・ミュージシャン・映画監督と幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版Le Bouddha blancでフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『日付変更線』『父 Mon Pere』『エッグマン』『真夜中の子供』『84歳の母さんがぼくに教えてくれた大事なこと』他、著書多数。

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