2021年12月13日発売
失恋の傷を癒すため、一人屋久島を訪れた美佐。そこで歴史研究家の雄一郎と出会う。親しくなった二人は、かつて女人禁制であった屋久島「宮之浦岳」の登山に出かける。しかし、楽しい登山は一転、突然天候が大きく崩れ、二人は土石流に巻き込まれてしまう。見たこともない大きな洞窟に流れ着き、ようやく地上に出た二人がたどり着いたのは、なんと八百年前の平家の落人の村だった!そして二人は捕らえられ…。 時空を超え、二人に様々な試練が待ち受ける!壮大な屋久島の自然を背景にした傑作小説。
失恋の傷を癒すため、一人屋久島を訪れた美佐。そこで歴史研究家の雄一郎と出会う。親しくなった二人は、かつて女人禁制であった屋久島「宮之浦岳」の登山に出かける。しかし、楽しい登山は一転、突然天候が大きく崩れ、二人は土石流に巻き込まれてしまう。見たこともない大きな洞窟に流れ着き、ようやく地上に出た二人がたどり着いたのは、なんと八百年前の平家の落人の村だった!そして二人は捕らえられ…。 時空を超え、二人に様々な試練が待ち受ける!壮大な屋久島の自然を背景にした傑作小説。
三世紀半ばの卑弥呼から四世紀後半の百済、六世紀初めの磐井の乱まで、多くの史跡はあるが、人が活動した歴史史料が少ない空白の期間です。採集、狩猟の縄文文化から、稲作を中心とした弥生文化、古墳時代へと、人が集団化して動きが広範囲になり、数々のドラマが生まれてきたのだと思います。本書は「古事記」、「日本書紀」等を参考に、各地の史跡に立って思索し、埋蔵センター等で出土品を見ながら想像を広げ、古代の人の生活と権力誕生を描いた小説です。歴史論議を誘う意図はなく、登場する人名や地名、遺跡の名称は、「記紀」などの記述を少しアレンジしました。歴史とは「人」であり「人の行動」であり「行動を決める心」が歴史を動かしてきました。歴史のロマンや推論に正解はありません。そこに歴史の面白味があります。今、この時が歴史の始まりです、これからの歴史が平和である事を願っています。 まえがき/第一部 四人衆と二人の女性/第一章 神武東征と大国主命/第二章 崇神天皇と大物主神/第三章 日限媛の哀歌/第四章 卑弥呼の旅/第二部 胎動するヤマト政権/第一章 山辺道の大王たち/第二章 食料確保の道/第三章 ヤマト文化の拡散/第四章 仲哀天皇と神功皇后/第三部 難産のヤマト政権/第一章 もがく応神天皇/第二章 大国主命のDNA/第三章 履中天皇兄弟と甥っ子/第四章 焦る倭の五王 讃・珍・斉・興・武/第五章 継体天皇の出現/第四部 考察「古代ヤマト政権の誕生ロマン」の背景と諸説/序章 ヤマト王権かヤマト政権か/あとがき/登場人物紹介
実在する版元を舞台にした実験的ユーモア小説。『君たちはどう生きるか』の吉野源三郎の志を受け継ぎ、理想の職場をめざした人々の夢と葛藤とーーーー。新人の女性コンサルタントがその軌跡を探索する中で名著も次々登場し、戦後の日本を映し出します。