小説むすび | 2021年12月13日発売

2021年12月13日発売

古代ヤマト政権の誕生ロマン古代ヤマト政権の誕生ロマン

著者

安田慶

出版社

風詠社

発売日

2021年12月13日 発売

三世紀半ばの卑弥呼から四世紀後半の百済、六世紀初めの磐井の乱まで、多くの史跡はあるが、人が活動した歴史史料が少ない空白の期間です。採集、狩猟の縄文文化から、稲作を中心とした弥生文化、古墳時代へと、人が集団化して動きが広範囲になり、数々のドラマが生まれてきたのだと思います。本書は「古事記」、「日本書紀」等を参考に、各地の史跡に立って思索し、埋蔵センター等で出土品を見ながら想像を広げ、古代の人の生活と権力誕生を描いた小説です。歴史論議を誘う意図はなく、登場する人名や地名、遺跡の名称は、「記紀」などの記述を少しアレンジしました。歴史とは「人」であり「人の行動」であり「行動を決める心」が歴史を動かしてきました。歴史のロマンや推論に正解はありません。そこに歴史の面白味があります。今、この時が歴史の始まりです、これからの歴史が平和である事を願っています。 まえがき/第一部 四人衆と二人の女性/第一章 神武東征と大国主命/第二章 崇神天皇と大物主神/第三章 日限媛の哀歌/第四章 卑弥呼の旅/第二部 胎動するヤマト政権/第一章 山辺道の大王たち/第二章 食料確保の道/第三章 ヤマト文化の拡散/第四章 仲哀天皇と神功皇后/第三部 難産のヤマト政権/第一章 もがく応神天皇/第二章 大国主命のDNA/第三章 履中天皇兄弟と甥っ子/第四章 焦る倭の五王 讃・珍・斉・興・武/第五章 継体天皇の出現/第四部 考察「古代ヤマト政権の誕生ロマン」の背景と諸説/序章 ヤマト王権かヤマト政権か/あとがき/登場人物紹介

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