2021年6月1日発売
嫌われ神子の8年間嫌われ神子の8年間
神子として召喚された圭は、王子と恋に落ち、幸せな日々を送っていたが捨てられてしまう。そして逃げるように神殿に入るが、待ち受けていたのは周囲からの冷たい視線だった。神子の心が天候を表すと知らず、国の天候を荒らしてしまっていたのだ。以降、神子の務めを必死で果たすが、孤独な生活を送ることになる。数年後、隣国の公子に侮辱的な言葉をぶつけられた圭を、神武官・テスに思いがけず庇われる。圭は困惑し、過ちを犯した神子が嫌われるのは当然だと伝えるが、テスは「貴方の苦しみにも気付いていなかった、不甲斐ない俺をお許しください」と跪き…?
ここはとても速い川ここはとても速い川
中原中也賞受賞の注目詩人、初めての小説集。児童養護施設に暮らす小学生・集は、年下の親友と淀川にいる亀たちを見に行くのが楽しみだった。温もりが伝わる繊細な言葉で子どもの心を描く表題作と、小説第一作「膨張」を収録。
PREV1NEXT