2021年6月14日発売
ピュリッツァー賞受賞作家ジョン・P・マーカンドが、戦前から戦後まで書きつづけた、日本人主人公の冒険譚が復活! ミスター・モト。彼こそは、007=ジェイムズ・ボンドに先立つスパイ・ヒーロー。小説のみならず続々製作された映画でも一世を風靡した大人気キャラクターである。 第二次世界大戦前夜の1938年に発表され、各国が進出する中国大陸を舞台にミスター・モトが活躍する、注目の一作を復刊。 青年カルビン・ゲーツは、ニューヨークから遠く離れた日本にいた。朝鮮半島へと船で渡り、そこから内モンゴルへ向かうのだ。現地へ学術調査に入った博士に会うためだったが、じつは人に言えない目的があったのだ……そんな彼のもとに、小柄で慇懃な日本人、ミスター・モトが現われる。すべてを見とおすようなミスター・モトは、ゲーツの旅につきまとう。 おなじ目的地へ向かう美しきアメリカ人女性、ディラウェー嬢と同行するゲーツだが、広大な中国大陸を進むにつれて、不穏な空気がつきまとうようになる。そして、ついに謎の殺人事件が! 複雑な国際闘争に巻きこまれていく米国人の男女。そして、彼らを守るのは、軍すら超越して動く、天皇の密偵ミスター・モト。日米露中の危険なパワーゲームを、彼らは生き延びることができるのか?
月刊デジタルマガジン「アリスギアマガジン」誌上にて好評を博した、スマホゲーム「アリス・ギア・アイギス」のキャラクターたちのサイドストーリー。地球に襲いかかるヴァイスと呼ばれる生命体に、特殊兵装・アリスギアを装着して戦いを挑む少女たち。彼女たちはなぜ戦いに赴き、そして普段はどんな生活を送っているのか。ゲーム中では描かれていないバックストーリーを収録。
ドヴォルザーク作曲の〜弦楽四重奏のための『糸杉』〜と不思議な経緯で出会った。 この曲はドヴォルザークが、かつて振られた女性への特別な思いを込めて書いたらしい。そして私に、『本当に好きな人はどうやっても忘れられない。その思いは絶対に断ち切れないものだ』と知らしめているように思えた。 そう、私には忘れられない人がいた・・・。
星の王子さまの目で見た社会に作者の思想や体験を重ね合わせ、人と人との関わり方、恋愛の意味、社会を変えるために一人一人がやらなければならないこと、他を理解することの難しさと努力、人生の終わりとは、などを読み解き、あらゆる階層、世代の人に平易な文章で問いかける。斬新な視点でこれまで気づかなかった悟りを与えてくれる。「大切なことは心でないと見えないんだ」「私たちが変われば世界のあり方も自ずと変わる」など珠玉の名言を改めて思い起こさせてくれる書。 序文 天露とハスの葉 第1章 夢はどこまで続く 第2章 大人の童心 第3章 儚い初恋 第4章 王子さまの気づき 第5章 あなたが五千本のバラのうちの一本に過ぎなかったら 第6章 小麦色に君を思う 第7章 キツネの気持ち 第8章 愛することの責任 第9章 バラの人生はバラのもの 第10章 どうして友だちはお金で買えないの 第11章 孤独な現代人 第12章 選択するということ 第13章 なつけることは政治的なこと 第14章 「理解」の難しさと大切さ 第15章 無に帰る前に 結語 読者の気づきとともに 附録 読書が照らす月の色