2022年3月17日発売
ハンター稼業を再開したアキラは、アルファに案内されたクズスハラ街遺跡の奥部で、黒いドレスを身に纏った美女と出会う。 遺跡の管理人格を名乗るツバキは、アルファに対しても不機嫌な態度を隠すことなく……。 その後、アキラはクガマヤマ都市からハンターランク調整依頼を受けさせられるが、同行者としてユミナが選ばれ……!? クガマヤマ都市、ドランカム、そして旧世界の存在であるアルファとツバキ。様々な者達の思惑は、より多くの者たちの望みと運命を巻き込んでいく。 怒涛の連続刊行で贈るシリーズ前半戦、クライマックス! 第145話 ツバキ 第146話 廃棄品と、ある配慮 第147話 旧世界製の情報端末 第148話 シェリルの遺物販売店 第149話 ハンターランク調整依頼 第150話 奥部のモンスター 第151話 ユミナの訓練 第152話 ある一つの正念場 第153話 ユミナの契機 第154話 ティオルの嘆き 第155話 再構築完了 第156話 女に甘いタイプ 第157話 望みと選択 第158話 イイダ商業区画遺跡 第159話 レイナとトガミ 第160話 運も実力の内 第161話 総合支援システムの欠点 第162話 競争相手 第163話 配達人、または乱入者 第164話 ティオルの変異 第165話 自動人形 第166話 現実の解像度 第167話 試行の障害
【『慎重勇者』の土日月が贈る新たなる俺TUEEE冒険譚、ここに開幕!】 異世界でほのぼのスローライフ生活を夢見る少年・鈴木隆(すずきたかし)。 可愛い動物を飼い慣らすべく『現地の種族から無条件に愛される』チート能力を手に異世界転生! ……と思いきや転生先は、残虐な魔族たちに支配された処刑・拷問・略奪、何でもありの血生臭い世紀末世界でーー!? 『現地の種族から無条件に愛される』能力ーー魔族にも通用するのか!!? 己の武器は最強無敵の“可愛さ”のみ。魔族に取り入り血と暴力に満ちた世界を救え!
王国を守る生贄の「人形姫」として育てられた王女コーデリアは、幼い頃失明して以来、専属朗読師の青年レイヴェルを心の支えに生きてきた。しかし生贄の儀式も間近のある日、レイヴェルの魔術によって国が滅ぼされてしまったと知る。優しい彼が何故……? 絶望するコーデリアに“女神”が救いの手を差し伸べた。視力を与えられ、一年前に戻った彼女は、レイヴェルが起こす災厄を必ず防ぐと決意する。たとえ彼を殺してでも。悲劇の運命を書き換えるためにーー!
知勇ともに優れた神童・ロルフは、十五歳の時に誰もが神から授かるはずの魔力を授からなかった。 彼の恵まれた人生は一転、男爵家を廃嫡、さらには幼馴染のエミリーとの婚約までも破棄され、騎士団では"煤まみれ"と罵られる地獄の日々が始まる。 しかし、それでもロルフは悲観せず、ただひたすら剣を振り続けた。 そうして磨き上げた剣技と膨大な知識、そして不屈の精神によって、彼は襲い掛かる様々な苦難を乗り越えていく──! 騎士とは何か。正しさとは何か。守るべきものとは何か。そして彼がやがて行き着く未来とは──。 神に棄てられた男の峻烈な生き様を描く、壮大な物語がいま始まる。
「未知の食材ってワクワクしない? 一回食べてみたいよ」 卓越した魔法の才能を持ちながら貴族の身分をはく奪された青年アルは、相棒である聖魔狐のブランと共に更なる美食を求めて辺境を旅している。 目的のない自由な旅の途中でふたりが踏み込んだ地は、見たことのない食材や美味しい料理の宝庫だったーー! 「五首鷹の照り焼きチキン」「魔猪のジンジャーショウユダレ焼き」「角兎のからあげ」など、 食いしん坊のブランはもちろん、食に目がないふたりはさらなる食材を入手するため、慣れない魚釣りや魔物の討伐に挑む! 美食を求めて終わらない旅を続ける、一人と一匹の自由気ままな快適スローライフストーリー第2弾!
彼女はどこへ?舞台は日本からドイツの街道へ!!ツアコンの久美子は、高屋医師とのデートのためホテルへ。そこへ怪しい男が現れ、高屋を必要とする患者がいると同行を求められる。大人しく従うが、その後、久美子だけが行方不明に。ひょんなことから探偵事務所を開くことになった亜由美の元へ、久美子の捜索依頼が舞い込んだ。手がかりを探し、たどりついたのは、ある大使館。事件は思わぬ方向へ展開し、舞台はロマンチック街道へ!表題作のほか「あの夜の花嫁は、今」を収録。シリーズ第35弾。
テレビドラマ化で大人気、待望の最新作! パーティ出席者500人 全員が証人! 時乃はアリバイを崩せるのか!? 今、日本でもっとも愛される 本格ミステリ作家が贈る「至極の作品集」 時を戻すことができました。--アリバイは、崩れました。 難事件に頭を悩ませる新米刑事は、 美谷時計店の店主・時乃にアリバイ崩しを依頼する。 湖に沈められた車のアリバイ、 パーティ出席者500人が証人となった政治家のアリバイ、 容疑者の親族3人がもつ鉄壁のアリバイ……。 時乃の推理はいかに? 時乃が高校生時代に挑んだ 「夏休みのアリバイ」も特別収録。
瀬戸内の小さな街のジャズバーに、いろんな人がやって来る。最後には、ついにあの骨董屋のおばあちゃんまで…。ちょっと変わった人たちの新生・再生の物語。精神科医、青木省三による初の小説。
ノンフィクション作家の草下彰は、自分の過去を題材に作品を書こうと決意した。草下が中学生のときに両親は殺害され、その容疑者すら特定されていない。唯一の手がかりは、両親の殺害前に彼の家を訪ねてきたひとりの男だった。男の足取りを辿るうちに、草下は予想もつかなかった真実を知ることになる…。深く苦悩する母と、母子草に込めた思いとは!?圧巻のヒューマンミステリー!
「出会い」がもたらす「奇跡」を描いた全3篇 ■「夏の体温」 2002年刊行、瀬尾さんのデビュー作『卵の緒』で描かれたのは、小学生男子の視点で綴った「親子の絆」。 それから、およそ20年を経て生み出されたのは、同じく小学生男子の瑞々しい「友情」物語です。 瀬尾さんご自身も「久しぶりに小学生の物語を書きました。子どもがいる空間は生き生きしていて、書いている間、とても楽しかったです」とコメントしている思い入れのある表題作です。 <あらすじ> 夏休み、小学3年生の瑛介は血小板数値の経過観察で1ヶ月以上入院している。 退屈な毎日に、どうしたっていらいらはつのる。 そんなある日、「俺、田波壮太。3年。チビだけど、9歳」と陽気にあいさつする同学年の男子が病院にやって来た。低身長のための検査入院らしい。 遊びの天才でもある壮太と一緒に過ごすのは、とても楽しい。でも2人でいられるのは、あと少しだ──。 ■「魅惑の極悪人ファイル」 「物語に悪い人がほとんど出てこない」ことがよく知られている瀬尾さんの作品に、どんな悪人が、どのように登場するのでしょうか。 瀬尾さんならではの「極悪人」をお楽しみください。 <あらすじ> 容姿にコンプレックスを抱く、内向的な大学生の早智。だが大学1年生の時に発表した小説が文学賞を受賞し、にわかに注目を集める。 そして3作目。執筆に苦戦し、それまでの作風とは異なった「悪人」を主人公にした小説に挑む。 そのモデルに選んだのが、腹黒いと周りから言われている男子学生、倉橋だった。早智が取材を進めてゆくと……。 ■「花曇りの向こう」 中学1年生の国語教科書に掲載された掌編。 この度、単行本初収録作品となります。 装画を手がけた人気漫画家・イラストレーター、カシワイさんの描き下ろし挿絵付きです。 まるで教科書のように、文章と挿絵をあわせて堪能していただけるかと思います。
幕府軍として新政府に最後まで抵抗した元旗本の中野梧一。維新後、その才能を井上馨に買われた中野は山口県令に抜擢され、かつての仇敵・長州へと赴く。その中野の命を農民出身の元奇兵隊士・卓介が狙うが…。政治の世界から実業界に飛び込み大成功をおさめた中野梧一を通して、維新後の新しい世の中に翻弄される男たちの姿を描いた歴史ミステリー。
女子大学院生が自宅の浴室で死亡しているのが発見された。警察は自殺と判断したが、その裏には人間も機械と同じように適切な入力(情報)を与えれば、思い通りの出力(行動)をすると主張する謎の人物・鬼界が関わっていた・・・・・・。小説推理新人賞で選考委員からその才能を高く評価された著者によるデビュー連作短編。
韓国でドラマ化・映画化決定! 初恋の人がフェミニストになった!? 「愛」も「権利」もゆずれない、2人の戦争のような恋愛が始まる。 主人公「僕」の視点で描かれる、フェミニストの彼女の姿。 そこには、今を生きる私たちの「現実」が詰まっているーー。 本国では「『猟奇的な彼女』のフェミニストバージョン」といわれ、台湾版刊行時には「キム・ジヨンが結婚前にこの小説を読んでいたら人生が変わっていたかも」とキャッチコピーがつけられた、今をいきる、あなたのための物語。 プロローグ 偶然出会った君 いっそ現れないでほしかった どうせ現れたなら メガルの道理と百万ウォン スタートはしたけれど 彼女は本当におかしい 週末のデート 家族のイベント 意外な事件 彼女の決断 僕のチャンス 計画通りに進んでる 結婚式場で 再び、光化門で エピローグ 著者あとがき 「三十代のフェミニストの恋愛はまるで『ウォーキング・デッド』だよ」 訳者あとがき
1942年2月に空母「エセックス」が竣工。9月には早くも南太平洋に「エセックス」が現れ、ガ島争奪戦は長期化の様相を呈し始める。移動式浮揚ドック「ABSD-1」を駆使した米海軍の空母補修能力は帝国海軍の常識をくつがえし、米軍機動部隊は再三にわたって息を吹き返す。このままでは“航空消耗戦に引きずり込まれる!”と憂慮した連合艦隊司令部は、戦艦による二度目のガ島砲撃を計画、戦艦「大和」に対して出撃を命じる。艦長は松田千秋大佐が務めていた。松田の乗る「大和」は鉄底海峡で大暴れするも、米軍艦載機から執拗な反撃を受け、次第に追い詰められてゆく。はたして「帝龍」は、決戦場へ間に合うのか!?