2022年6月10日発売
装備を作ると騙されて王都に連れ出され、結婚式の衣装の準備をさせられむくれたりしつつも、平穏な日々を過ごす私、ユミエラ。そんなときにエレノーラが学園時代の旧友に会いに行くのについていったら、家が政争で王都追放寸前なのを何とかしてくれと頼まれてしまう。だが、裏で糸を引く財務大臣は魔王と恐れられる私の動きまで計算に入れて立ち回っていてーあれ、これ腕力だけじゃ解決しない感じ!?でもこれは売られた喧嘩、高値で買って真っ正面から粉砕します!!
悪魔達の襲撃で被害を受けた王都の復興責任者を任されてしまったマコ。しかも、一か月後には同盟国が集まる国交会議も控えておりー悩んだ結果、復興のシンボルに自然公園を作ろうと決意する。今まで培った人脈を使い、村おこしを手伝った熊獣人達やマコがまとめ役を務めるSランク冒険者達、専門知識と技術力を持つドワーフ達の力を借り作業効率を爆上げ!さらに、チートな能力とホームセンター店員の知識で急ピッチで建設を進めるが…!?
公国で起こった災害を無事鎮めたことで、追放刑も撤回されたヨシュア。しかし、辺境国と公国の両方を統べる大公になってしまい、魔石機車の開通や飛行船を使った地図制作など今までより増えた政務に奔走することに!そんなある日、部族国家レーベンストックから祭りで行う闘技大会に参加して欲しいと書簡が届く。親善も兼ねて現地へ赴くと、前世でも食した懐かしの料理と遭遇!食欲をそそるイイ匂いの正体とは…!?
偽聖女の俺は、ついに学園地下に潜伏する魔女との直接対決を決意した。折よく魔女に仕える大魔がエテルナを襲ったことで逆にエテルナが聖女の力に覚醒!あとはベルネル達を実戦に慣れさせれば、俺が対魔女戦に集中できる…ということで、いまだ魔物が跋扈する最果ての島を訪れることに。だが、そこには初代聖女が若い姿のまま封印されていて…?しかも喋るとなんかぽんこつだぞ!?ともあれ役者は揃った。魔女との最終決戦始めます!
子ドラゴンのエメルとダンジョンに潜ったり、新しい薬を作ったりして二度目の人生をのびのびと過ごしているクロエ、十一歳になりました!今回の人生でもついに王都の学校へ通うことになったのだけど、もう『しょぼい草魔法』なんて言われないはずだから大丈夫。そう思っていたら今度は逆に、国随一の製薬技術を持つがゆえにいろんな人から狙われちゃっているみたいです!?さらに、一度目の人生の元婚約者で因縁の相手、ドミニク殿下と予期せず出会ってしまい…!?
一気にランキングを駆け上がる話題の大型新人、哀川圭ことヨハン。新しく実装された第三層へ向けて、大好きな仲間やバチモン召喚獣と一緒に今日もエンジョイ攻略中!しかし第三層到達は一筋縄ではいかず、たまたま一人で迷い込んだ“クリスタルラビリンス”でゲームオーバーの危機を迎えたり。なにか訳のありそうな召喚師仲間のコンに誘われ、ユニーククエストに挑戦したらボスラッシュに遭ったり!?ヨハンたちパーティーは無事に第三層へ到達できるのかー?
さんずが死にきれない者の背中に忍び寄る 彼らは三途の川の渡し守ーーー 自殺幇助業者<さんず>が死にきれない者たちの背中にそっと忍び寄る。第13回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家・降田天が描く限界突破ミステリー。生きづらさを抱える人々の背景にある壮絶なドラマを抉り出す。 (ストーリー) <さんず>の専用ホームページに出てくる二つのコース、「よりそいプラン」と「もろともプラン」。申し込みの際、いずれかのプランを選ぶと<さんず>に導かれ、思いがけない結末へと誘われる。 ●店長のパワハラ・セクハラに心を壊されたコンビニ店員の末路は●刑務所に収監されている男を思い続ける女の選んだ道は●ある富豪から蝶のコレクションの譲渡先を見つけて欲しいと依頼が入り・・・●さびれた居酒屋店主が借金を苦に・・・・●赴任先の学校で、上司の玩具にされた女性教師が追い詰められて・・・・連作短編全5篇。 死を望む者の最後の砦<さんず>を通して、生きることの意味を問う。 【編集担当からのおすすめ情報】 「このミス」大賞受賞、推理作家協会賞受賞など数々の受賞歴で大注目の作家・降田天氏が満を持して世に送り出す限界突破ミステリー。数々のミステリー作品を発表してきた降田氏が、今回テーマに掲げたのは「自ら死を望む人」。冒頭からちりばめられた伏線と最終話で明かされる<さんず>の真実。読み出したら止まらないこと必至!是非ご覧ください。
文筆家・蒼井ブルーとアニメーター・新井陽次郎による実力派のふたりが初コラボ! 「恋愛って、つきあったらそれで終わりじゃない。好き同士になってからも、気持ちは日々、増えたり減ったりを繰り返している。」 一組のカップルの何気ない日々の中で儚くきらめく、このうえなく愛おしい瞬間の数々を描いた無垢でまっすぐな物語。男女の日常にある見落としてしまいそうな小さな喜びや幸せを、丁寧に噛みしめながらふたりの一年の時々を紡ぎます。 大切な人との、笑ったり、泣いたり、時にケンカしたりといった何気ない日々は、その瞬間ひとつひとつが愛おしく、それが続くだけで小さな奇跡。 若い世代や女性を中心に絶大な支持を得る、蒼井ブルーさんの文章と新井陽次郎さんのイラストは、優しく温かく、ときに切なさを伴ってエモーショナルに心を揺さぶり、読後はきっと、いま目の前にある日常がさらに慈しみ深いものになるはず。
小児科医として多忙な日々を送る真希。健太と穏やかな同棲生活を送っていたが、クリスマス間近の澄んだ夜空の下、運命の女性との出会いを果たすー。人を愛することの喜びと尊さを描いた恋愛小説。
「私に会ってしまったな」 闇に惑う者どもを美貌の人捜し屋せつらが追う。 今宵、待つのは誰? 古びた部屋から消えたのは? 著者の超人気シリーズ最新刊書下ろし! 直下型巨大地震〈魔震〉によって誕生した〈魔界都市“新宿”〉。その外縁〈亀裂〉の底には、人類史のミッシング・リンクをも埋める無数の〈遺跡〉が発見された。だが、超古代の遺物に触れた者には、説明不能の超自然現象が見舞うのだったーー。その中の一つの悪神像を、調査職員が持ち逃げした。部屋には微細な石の剣が残されていた。価格は超国宝級の石像を巡り、女掏摸、暴力団、豊満な女宝石 商らの争奪戦が勃発。〈新宿〉を襲わんとする災厄に、美貌の人捜し屋秋せつらが打つ手とは……。(「金に糸目を」より)。シリーズ最新刊!
主婦の上田亜矢子は、疎遠だった弟・和也が消えていたと知り驚愕する。行方不明者捜索協会に依頼して、担当になった西山静香と、和也の行方を追うことに。和也と時間を共にした人たちから聞かされる話は、亜矢子が知っていた弟とは違っていて…(「第一話 弟と詩集」)。行方不明者捜索協会を訪れる依頼人と、そこで働く西山静香。消えた人の人生を「物語」と呼ぶには、ある事情があってー。捜索のはてに、彼らがみつけたものとは。感涙の連作集。
音大受験に失敗した名波陽菜は自信を取り戻すため、姉の住む自然豊かな奥瀬見にきていた。フルートの練習中に出会ったのは、オルガン制作者の芦原幹・朋子親子。同い年の朋子と“パイプオルガン”の音づくりを手伝うことに。だが、次第にオルガンに惹かれた陽菜はこのままフルートを続けるべきか迷ってしまう。中途半端な姿に朋子は苛立ちを募らせ、二人は衝突を繰り返す。そんな中、朋子に思いもよらぬ困難が押し寄せる!絶望に打ちひしがれながら、オルガン制作を続けるか葛藤し、朋子は“怪物”を探しに森の中に入っていくが…。果たしてオルガンを完成させることはできるのか?二人の十九歳が“パイプオルガン”制作で様々な人々と出会い、自ら進む道を見つけていく音楽小説。
歌舞伎町ゴールデン街に接するジャンボ交番の若手、坂下浩介と内藤章助は、コロナで静まり返った街でカラスが我が物顔にふるまう苦情を受けた。だが、巣のあるビル屋上には、何者かの白骨死体が…。現場の老朽ビル群は、反社不動産屋同士が再開発を巡って暗闘。折しも日本初の官公庁クラスターが所轄署で発生して、周囲の署が連携する不規則な体制で捜査は進められることになった。さらに、白骨死体に関わるとみられた組事務所にはコロナウイルスと思しきものが持ち込まれ、組員一同が発症していた!事件の続発に、眠らない街を疾駆する坂下と内藤!緊急事態宣言下の新宿、混沌とする夜は明けるのか!?
文人として名を成し、順調に出世していた菅原道真は、讃岐守という意に反した除目を受け、八八六年(仁和二年)、自暴自棄となりながら海を渡って任国へ向かう。しかし、都にいては見えてこなかった律令体制の崩壊を悟った道真は、この地を“浄土”にしようと治水を行なった空海の想いを知ると共に、郡司の家の出でありながらその立場を捨てた男と出会うことで、真の政治家への道を歩み出すー。“学問の神様”ではなく“政治家”としての菅原道真に光を当てた第12回日経小説大賞受賞作家による、感動の歴史長編。
田舎の乗馬クラブで起こった殺人事件。容疑者とされたのは、なんと馬のロック。本当にロックの犯行なのか腑に落ちない牧場の娘・牧陽子(マキバ子)に、元競走馬のルイスが話しかけてきて…。-「馬の耳に殺人」 「牧牧場」の求人に応募してきた藤川という青年。彼がお金に困っているのには理由があって…?-「馬も歩けば馬券に当たる」 探偵、容疑者、トリック、動機…すべての事件の裏に「馬」が在り!?全5編を収録した、馬だらけの連作短編。
巻き込まれ事故で死亡したおっさんは、幼児ケータとして異世界に転生する。聖女と一緒に降臨したため保護されることになるが、第三王子にかけられた呪いを解くなど、幼児ながらに次々とトラブルを解決していく。みんなに可愛がられながらも異才を発揮するケータだが、ある日、驚きの正体が判明するーゆるゆると自由気ままな生活を満喫する幼児の異世界ファンタジーが、今はじまる!
気付くと、乙女ゲーム「王立学園の秘密の花園」の世界、ルビア王国の公爵令嬢ライラ・ヴィルヘルムに異世界転生。困ったことに、ライラは王太子ヨハネスの婚約者で悪役令嬢。幸せな未来を掴み取るため、10歳の王太子様にタロットカードで婚約解消を提案する。「ヨハネス様との未来は、何度占っても『恋人』の逆位置。私たちは、愛し合わない運命なのです。愛する人くらい、自分で選びたいとは思いませんか?」婚約を破棄される前に合意の上で解消させてやると思っていたのに、あれ、おかしいな…。「恋愛の好きって感情がないのは当たってるよ。でも、君としゃべるのは少し楽しくなってきた」少しずつ、彼との距離が近づいていくーこれは、異世界転生したライラと王太子ヨハネスが信じ合い、愛し合うまでの異世界ラブストーリー。
冒険者ギルドでの事件を無事に解決して城から家に帰ってきたユーキたち。リズばぁばから妖精の絵本をもらい平和な毎日が戻った。そんなある日、突然、調子が悪くなってしまった妖精たち。そこへ突然、思いもしない人物が現れて、ユーキにお願いをして…。もふもふと優しい家族の異世界生活、第七弾!