2022年6月25日発売
襲い来る人狼の群れを無事に殲滅したアッシュたち。しかし、隣領は壊滅し、難民がサキュラ領に押し寄せていた。物資は不足し、前例もない。それでも難民を受け入れる決断をした領地改革推進室は、技術交換や留学を機に築き上げてきた人脈を駆使して人材を手配し、廃村の危機から村を再興した経験を応用して難民を受け入れる。さらに、王都ではアリシアが神殿と協力して物資を支援しー。領地改革推進室は、人々を救うため奔走するー!
地上での用事を済まし、再び難関ダンジョンに突入したムコーダ一行。そして辿り着いた最下層で、創造神様が言っていたヤバい奴とついに遭遇する!そいつはフェルと浅からぬ因縁があるようで…!?書き下ろし短編『気になるお年頃』収録!
ーその日、すべてを思い出した。6歳の王女クラウディアは、叔父に塔から突き落とされたその瞬間、自身の前世が伝説の魔女であり、数多くの魔術師を従えていた記憶を取り戻す。今世では冷遇されていたが…。「私はやりたい事しかしないわ。邪魔者は『お掃除』しないとね」かつて世界を揺るがした魔法の力で、悠々自適な生活を送ることを決めたクラウディア。美少年だが不愛想なノアを従僕にして、高度な魔法で何もかも思うがまま!?「お城からのお迎え?追い返しましょう。贅沢なら自分の魔法を使えば十分。むにゃむにゃ…」「おい。どうして毎回わざわざ俺の膝で寝るんだ」魔法を使用すると眠たくなってしまうクラウディアは、不本意そうな従僕に抱っこされながら、今日もくうくうと寝息を立てている。伝説の魔女と黒髪従僕が織りなす悠々自適な快適生活、はじまります!
冷酷無慈悲と噂の魔法士団長・シリルと、『他人の魔力を吸収できる』特異体質がきっかけで共に過ごすことになった平民の少女・ミア。契約結婚から始まった二人。初めは氷のようだったシリルも、ミアの明るさに応えて不器用なりの優しさを見せるなど、その関係も少しずつ変化していた。友人の(平和な)決闘を見届けた二人は、温泉へと赴くことに。王都から離れ、療養のために人々が集う歴史あるアルスター温泉街の宿に、魔獣が現れるというのだ。シリルが温泉宿の調査を開始する一方で、ミアは同じ宿にてシリルの母・クロエと遭遇。ずっと別々に過ごし、不干渉だったシリルとクロエも、ミアのおかげで関係が進展することに。さらに魔獣退治も一件落着し、王都へ帰ってきたミアを待っていたのはーまさかの誘拐!?ちょっと愉快な誘拐犯の目的はミアではなくシリルのようで…?契約から始まる異世界ポジティブラブコメ、波乱の第二巻です!