小説むすび | 2023年3月30日発売

2023年3月30日発売

娘がいじめをしていました娘がいじめをしていました

【あらすじ】 中学時代にいじめられた経験を持つ赤木加奈子はある日、小学5年生の娘・愛が同級生の馬場小春をいじめていることを知り、家族で馬場家に謝罪に向かう。 加奈子たちの謝罪はその場では受け入れてもらえたものの、小春はその後、不登校になってしまう。 小春の母・千春は苦しむ娘を見て知り合いに相談するが、SNS上での匿名の告発をきっかけに、思いもよらない事態へと発展してしまうのだった──。 我が子への不信感、夫との意見の相違、SNSで巻き起こる炎上…様々な問題に翻弄される二つの家族。 自分の子供がいじめの当事者と知った時、「正しい対応」とは果たして何なのか? いじめ問題を加害者家族、被害者家族双方の視点から描く、意欲的セミフィクション。 【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】 「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。

合作探偵小説コレクション 3 空中紳士/南方の秘宝合作探偵小説コレクション 3 空中紳士/南方の秘宝

発売日

2023年3月30日 発売

合作の組合・耽綺社(たんきしゃ)作品集。 1927年からわずか2年間の賑やかな活動を一冊に集結。 メンバー:江戸川乱歩/小酒井不木/国枝史郎/長谷川伸/土師清二/平山蘆江 小説4作品+脚本2作品+資料7本を収録。 初の書籍化作品あり ■シリーズ概要 *「合作探偵小説」とは 複数の作者によってひとつの作品を成す探偵小説の形態。 作者ごとの執筆箇所が明らかなリレー式の合作と、連名だが執筆分担のはっきりしない合作とがある。 本コレクションには、未完に終わった作品、中断した作品も含めた。 *春陽堂書店と合作探偵小説 最初の合作長篇「五階の窓」(1926年)について、江戸川乱歩は「当時合作といふものが流行し始めた頃であつた」(「探偵小説十年」)と書き残している。戦前・戦後を中心に『新青年』や『探偵実話』などの文芸誌に連載された合作探偵小説は、執筆陣には当代気鋭の作家が名を連ねたものの、作品が単行本に収録されることは稀だった。 春陽堂書店は1993年、江戸川乱歩生誕100年に合わせ、乱歩の関わった作品のみを集めた〈合作探偵小説シリーズ〉を春陽文庫で刊行。執筆者の個性際立つ競演はミステリファンを魅了し、シリーズ全10冊は愛読され好評を博した。 2022年、〈合作探偵小説コレクション〉として新版を刊行開始。各作品の初出・原文に準拠し再編集、初収録作品を多数加えた集大成・全8巻をお届けする。  ◉初出誌を底本とした原文に忠実な校訂  ◉春陽文庫10冊の収録作品はすべて再校訂  ◉本コレクションの半数は当社初収録作品  ◉現在では読めないレア作品多数  ◉合作ならではの思いがけない展開  ◉軽くて読みやすい、物語に没頭できる装丁 ■全8巻 3ヶ月ごと・年4冊刊行予定  平均450ページ 4,180円/各巻 「空中紳士」 江戸川乱歩/小酒井不木/国枝史郎/長谷川伸/土師清二 「ジャズ結婚曲」 江戸川乱歩/小酒井不木/国枝史郎/長谷川伸/土師清二  「南方の秘宝」 江戸川乱歩/小酒井不木/国枝史郎/長谷川伸/土師清二/平山蘆江 「白頭の巨人」 江戸川乱歩/小酒井不木/国枝史郎/長谷川伸/土師清二/平山蘆江 「意外な告白」 江戸川乱歩/小酒井不木/国枝史郎/長谷川伸/土師清二/平山蘆江 「残されたる一人」 江戸川乱歩/小酒井不木/国枝史郎/長谷川伸/土師清二 【資料篇】 「合作長篇を中心とする探偵作家座談会」 江戸川乱歩/小酒井不木/国枝史郎/長谷川伸/山下利三郎/横溝正史 「耽綺社同人諸氏の新進作家集観」 江戸川乱歩/小酒井不木/国枝史郎/甲賀三郎 「耽綺社座談会」 江戸川乱歩/小酒井不木/国枝史郎/長谷川伸/土師清二/平山蘆江/小田富彌/大竹憲太郎/渡辺均 「耽綺社打明け話」 土師清二 「耽綺社の指導者」 長谷川伸 「耽綺社の頃」 土師清二 「合作組合「耽綺社」」 江戸川乱歩 * 編者解説ー日下三蔵 執筆者プロフィール

KYOMU 虚無KYOMU 虚無

出版社

Clover出版

発売日

2023年3月30日 発売

2036年ー気候変動や争いにより人類存続の危機が迫る。政府は人々の意識をバーチャル世界、Kyu-KyoKuに移管、肉体を冷凍保存することで人類存続を目指していた。肉体と意識を持ったまま、恋人のカオルコと生きたいと願う風次は、全く違う世界で別の人格として生きるリアルな夢を頻繁に見ていた。2221年、統合され平和な世界で生きるフータも、風次が生きる2036年の世界の夢を見ていた。痛みも感覚もなく体を徐々に消し去る謎のウイルス“KYOMU”が2221年の世界で流行。夢で見たサインに導かれ仮想空間へ移行すると、ライジと名乗る風次の死んだはずの兄・雷太と出会う。ライジから、Kyu-KyoKuは権力者が世界掌握のために創った世界であること、この世界がKyu-Kyokuの中であり、フータは風次のアバターであること、KYOMUは、虚構の世界を破滅させるため雷太が仕掛けたウイルスであること、そして、ウイルス発動の鍵を握るのが自分であることを告げられる。破壊され重なっていく二つの世界。気づくと風次は、世界が生まれる“以前”の場所にいた。宇宙はひとつの愛でできていた。愛を解き放つ祈りこそがすべてのプログラムの始まり。この世界を創るのは自分自身だったー。

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