小説むすび | 2024年5月2日発売

2024年5月2日発売

シーボルトの親友シーボルトの親友

発売日

2024年5月2日 発売

友をとるのか、それとも国か。 その究極の選択が招いた運命を、彼は 後悔しなかった。 50人を超える検挙者を出したシーボ ルト事件には今も多くの“謎”と“何故” が残る。 著者が膨大な史料を読み込み、江戸時 代後期に起こった大疑獄の真相に迫る。 <出版社より> シーボルト事件では多くの日本人が検挙され、 中でも重罪とされた4人には死罪や永牢など の処分が下されました。本書の主人公はその 一人、シーボルトの信頼厚いオランダ通詞の 吉雄忠次郎です。終身禁固刑となった忠次郎 は北国の米沢新田藩に預けられることになり、 天保元年(1830)から座敷牢で幽閉されます。 その、次第に衰弱していく忠次郎を親身に看 病した医師が吉田元碩です。 忠次郎は厳しい取り扱いのなか2年8ヶ月後、 天保四年(1833)に死去しました。本書では 忠次郎が吉田の問いにとつとつと答えるかた ちで、事件の全貌が現れてきます。ただシー ボルト事件には幾つかの謎が残されていて、 著者は膨大な史料を読み込み、背後に蠢くあ る雄藩の存在を指摘しています。 まさに歴史ファン必読です。 定価(本体価格1800円+税) 判型:四六判 並製 382ページ ISBN978-4-88851-405-7 C0093 発行日2024年4月23日(初版) <内容> シーボルトの親友 シーボルトはスパイだったのか!? 長崎と江戸で進む幕府の捜査、次第に追 い詰められていく腹心の阿蘭陀通詞の視 点から「シーボルト事件」を描く迫真の 小説 NIPPON 日本から追放されて30年後、日蘭修好通 商条約締結の翌年安政六年(1859)に長男 アレクサンダーを伴って再来日を果たした シーボルトの栄光と挫折を描く

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