小説むすび | 2025年1月7日発売

2025年1月7日発売

美は傷美は傷

三月のある週末の夕暮れ時、デウィ・アユは死後二十一年にして墓場からよみがえったーー。 オランダ植民地時代末期にジャワ島南部の架空の港町ハリムンダに生まれた娼婦デウィ・アユとその一族を襲った悲劇。植民地統治、日本軍による占領、独立、政変と弾圧といった暴力の歴史を軸に、伝説、神話、寓話などが渦巻く奇想天外な大河小説。世界35カ国以上で刊行されたマジックリアリズム文学の傑作。 装幀:佐野裕哉 装画:菅野まり子 「インドネシアを語る小説を書きたいという衝動があった。サルマン・ラシュディが『真夜中の子供たち』でインドを語り、ギュンター・グラスが『ブリキの太鼓』でドイツを語ったように。」(著者インタビューより) 「疑いようもなく、今日のインドネシアで最も独創的で、想像力に富み、エレガントな小説家である」 --ベネディクト・アンダーソン(政治学者、『ニュー・レフト・レビュー』誌) 「ガブリエル・ガルシア?マルケスとサルマン・ラシュディの文学が生んだ子」--『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス』

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