2025年10月14日発売
26年NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公、秀長の生涯を描く長編歴史小説。「軍師どの、頼むよぉお」「おだてても無理なもんはムリじゃあ、兄者!」兄・藤吉郎の無茶な作戦を実現するため苦心する健気な弟。兄弟のサクセスストーリー。
26年NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公、秀長の生涯を描く長編歴史小説。「軍師どの、頼むよぉお」「おだてても無理なもんはムリじゃあ、兄者!」兄・藤吉郎の無茶な作戦を実現するため苦心する健気な弟。兄弟のサクセスストーリー。
60代後半の江子、麻津子、郁子は、都内のちいさな商店街で「ここ家」という、お惣菜屋を営んでいる。 最愛の男性を亡くし悲しみを抱えつつも、にぎやかな江子、結婚して5年目の麻津子は、夫が最近よそよそしいと心配ばかり、息子も夫も早くに亡くした郁子は、ようやくひとり暮らしを楽しめるようになりーー 3人で、とびっきり美味しいお惣菜を作っているときが、最高に幸せ。 そんなある日「ここ家」の立ち退き問題がふってわき、さらには江子が結婚を申し込まれたりーー いろいろありながらも、前を向いて歩く彼女たちのたまらなく愛おしい物語。
第17回角川春樹小説賞受賞作 沙漠の風が吹く、西域(オリエント)歴史小説の新星。 「大陸的な人物が上手く描けている」北方謙三 「力作。古代中国に関する豊富で確固とした知識に裏付けられている」今野敏 「リーダビリティが高い」今村翔吾 「可能性、伸びしろという点で一番」角川春樹 誇り高き小国の皇子とその兄弟の物語。 七世紀、小国でありながらシルクロード交易の要衝である高昌(ル・こうしょう)国は揺れていた。 大国ながら新興国である唐につくか、強大だが荒々しい西突厥(ル・とっけつ)と手を組み、この地で独立を貫くかーー。 第一皇子である麴(ル・きく)智(ル・ち)盛(ル・せい)は、そのどちらでもなく、西域の国々で手を取り、助け合って生き抜くべきだ、と考えていた。 だが父王の考えは違い、中華文化をこの干からびた土地へ持ち込んだという矜持から、高昌国こそが盟主として立つべきだ、と西突厥と組むことを選ぶ。 この砂の海に浮かぶ小さな舟のような国は、時代の荒波をどう渡っていくのか。 オリエントの風を感じる歴史浪漫、開幕!
A fit Month for Dying 「笑うのは夜明け前、泣くのは日暮れ前」祖母がいつも私に語っていたのは、 「ニューファンドランドで生まれたら、いずれ人生で心は打ちのめされるよ」だった。 「私が語る物語は紆余曲折を経る。捩れたり、カーブしたり、前触れもなく分岐することさえある。時にはいびつに絡みあって二重になり、過去の人々さえ取り込むこともある。そのうちの一人が、祖母のバーサ・コリガンである。」
ショートショートの小箱シリーズ第5弾! 怪しく面白い不可思議な世界、花咲町へようこそ! 珠玉のショートショートがラストにつながる39編 → 1編というハイブリッドな展開をご堪能あれ 舞台となる花咲町界隈は、怪しくも面白い不可思議な世界です。 随所に散りばめられた伏線と、まさかの結末をご堪能ください。(「はじめに」より) はじめに 川柳合戦 丑の刻参り 欲張りなばあさま みんなの夢 心霊盛り 森の鍼灸院 夜のしらべ 自称宇宙人 茶屋の藁人形 手品少年 異星のターザン 口止め料込 三つ目の願い アリ仙人 流れ者の報酬 小さな英雄 オリク星 十左衛門の首 憑依生物 三つ目入道 なぞかけ町 あっぱれな忍者 首長族の商法 老舗ブラック軒 神の喫茶 昭和風小学校 長年の増築 返信王子 本物 骸骨星人 動物店員 パワーアップ 身体を張って 前世と来世は 不可思議な力 二人の先生 トリックプレー 伝説のオオカミ 神様のリセット
「君の隣の部屋、昔から『くらい家』って呼ばれてるんだよ」 誰も入ったことがないのに 誰もがその名前を口にする。 “あの家”をめぐる、3人の作家による連作 なぜ、その部屋は「くらい家」と呼ばれるのかー。 「くらい家」の正体とは…? モキュメンタリー・ホラーの傑作がここに誕生!
NHK朝ドラ『ばけばけ』で話題の小泉八雲、怪談をモチーフに 小説家、作家たちが新解釈で書き下ろした! まったく新しい「怪談集」! こんな「KWAIDAN」読んだことない! 芥川賞、直木賞作家から大人気ホラー作家まで 7人の作家の豪華競作「オール書き下ろし」!
配信アプリで出会った女性の姿を追い、作者は記憶と映像を照らし合わせていく。同じ顔、同じ声、だが少しずつ違う。現実と仮想が重なり、やがて境界が曖昧になる。スクリーンの向こうにいるのは、本当に“あの人”なのか、それともーー。観察と記憶の狭間で人間の実在を問う、現代ネット社会のドキュメンタリー。