2025年2月27日発売
理由も根拠もないけど、君の片想いは絶対実ると思うし、泣いてばかりだった恋もいつかは報われると思うし、諦めた恋の痛みも想い出に変わってくれると思う。 そうやって根拠のない大丈夫を自分に言い聞かせる夜があってもいいと思う。 大丈夫、明日もなんとかなる。
立原道造の詩「夢みたものは」から名付けられた総合誌の第7号。 「ゆき」の特集号です。 幅広く活躍中の作家26人による詩、短歌、短編小説、写真、絵画……88頁。 厳しい寒さが続きます。こたつの中でお蜜柑でも食べながら、本誌の中に降る様々な雪をお楽しみいただけたら幸いです。 目次より…「釣りガール佑月」「初雪になるのだろうか」「雪だるまの友情」「銀世界」「あのアプローチ」「冬色の透明な情熱」「雪の恋文」「結心」「手のひらの雪」「冬のはなうた」「春の悪戯」「ユキ」「受肉」「雪ひよこ」「雪見列車」「雪物語」「あたたかな雪」「淡雪のビール」「残雪」「流れてくるダンスダンス」「透明な水」「存在」「『そら』」「足跡」「溶けるからこそ」「雪国のマツコ」「雪の記憶」「寒椿」「ゆき」「立春」「天から送られた手紙」 「ヒヤシンスハウスの窓から」第二回はyellow氏による詩誌「Wonder」の紹介です。 私のゆきの一冊、本の紹介コーナーもお楽しみに。 本誌の夢のかけらが皆様の心に雪のように降り積もり、日々の生活が健やかに、読書や創作の広がりに繋がりますよう願っています。
激闘の末に王太子を救出し、強敵ネモフィラを打ち倒したコニー・ヴィレ。現在は王宮での女中業&バイトの諜報活動と、忙しくも穏やかな日々を送っていた。先の戦いで共闘した人事室長アイゼンからのアプローチや経理室長アベルの隠し子(?)騒動など、新たな厄介事も多いけどーー。一方義兄リーンハルトは、自身の体内にある〈聖獣の欠片〉の封印が緩み始めているのを感じていた。このままでは先の戦いのように聖獣の雪豹に変貌してしまう。人外のものとなる不安に苛まれながら封印の方法を探す彼は、やがてある真実に行きついてーー? チートな枯れ女子の活躍譚、聖獣編いよいよ開幕!
熱すぎる愛と情熱で溢れかえった"熱血騎士"の夫ヴィルと新婚旅行へやってきたフェリア。偶然ヴィルの幼馴染みと再会し、喜ぶ彼の姿にきっと素敵な新婚旅行になるに違いない、と心躍るが、なぜかアクシデント続出で暗雲が! しかしヴィルの持ち前の熱血魂でトラブルも華麗に好転させて、ますますヴィルに惚れ込む。そんな中、幼馴染みが恋をしていることを知り、二人で彼の恋を応援しようとするがーー。
ある日突然、予知夢の能力に目覚めた将軍家の長女アンジェリカ。最悪なことに、同い年で義理の弟ウォーレンに利用されたあげく用済みと斬り捨てられるという、あまりに悲惨な夢を見てしまう。彼には長年想いを寄せていたけれど、命には代えられない。武闘派なりに知恵を絞って彼と距離を置くべく画策すると、それがウォーレンの執着心に火をつけてしまい!?「俺を翻弄して……こんな悪女になるなんて」優しくて品行方正だった彼の劣情を初めて目の当たりにし、驚くアンジェリカ。しかも彼から甘い仕返しを受けると、なぜだか身体が変になってしまって……?