2025年5月22日発売
アラスカ・アンカレッジに上陸を果たした中国とロシア。 司馬率いる自衛隊水機団は警戒を強めていた。 一方、中国の新型機に民航機を撃墜された報復として、米軍は中国の戦闘艦を撃沈。 エアフォース・ワンに乗る大統領もターゲットに……。 ますます混迷を深める第5巻!
銀河系内の数万の言語が同時翻訳されている時代。辺境の惑星の、翻訳機では解読できない本を販売する書店にやってきた女性の、意外な目的とは……(表題作)。長篇『派遣者たち』の原型となった「沼地の少年」を含むレトロテイストなショートストーリー14篇!
60年代ロンドンで異端児と呼ばれた精神科医。彼の伝記を書く作家宛てに、ある女性の日記が届く。そこには、姉の自殺と精神科医の治療の関連を疑い、真相を明らかにすべく偽名で治療を受けた女が次第に我を失っていく様が描かれ──。ブッカー賞候補の実験小説
千葉県警刑事部捜査一課、高頭冴子班に所属する郡山が親しくしていた隣人、小湊母娘が銃殺遺体となって発見された。容疑者として在日米軍曹長スチュアート・ヒギンスが浮上するが、米軍の圧力、事を荒立てたくない自衛隊の介入により捜査は難航。さらに事件の裏には基地問題も絡んでいて……。様々なしがらみを跳ね除け、冴子は真実に辿りつけるのか。息もつかせぬミステリー!
「私の声を見つけて」 伯母から届いた謎の遺言状。人付き合いが苦手な青年と声優探偵(⁉)がその不可解な意図の解明に挑む! 幼い頃に母を亡くし、伯母の家で折り合いの悪い従妹と一緒に暮らしていたソータ。その伯母も亡くなってしまい、しばらくしてソータのもとに遺言状が届く。そこには、ソータが伯母の声を見つけなければ、ふたりの住む家を売却し、そのお金を寄付すると書かれていた。遺言の意図がわからないソータだったが、誰の声でも真似できるという声優の少女・栗原との出会いをきっかけに、声を再現してもらうべく、伯母の過去を調べ始める。果たして伯母の遺言状の言葉に秘められた想いとは。 松本清張賞受賞、「横浜大戦争」シリーズが大ヒット中の著者が紡ぐ、ほろ苦くもあたたかい青春物語。
「ネコはあなたを想っています。きっと、ときどき、いつも」。人々とネコたちが紡ぎゆく物語。最後に渡されるバトンに、きっとあなたの涙は止まらない。フリーライターとして25年のスポーツ取材歴を誇り、高村美砂名義での著書もある「三宅音」名義での処女小説。スポーツ取材で培った著者の筆致が人のこころの動きの機微を繊細に描き出し、めくるめくスピード感とともにネコと人々がつなぎゆくバトンにあなたの興奮と感動が熱を帯びて走り出す。「今になって考えると、あの日はとても不思議な1日だった。いつもなら日が暮れてから一人で公園を歩くようなことはしない。だが、あの日だけは虫の知らせか、何かに誘われるように公園に足が向いた」(本文より)。最後につながれるバトン、エピローグでは感涙必至の意欲作。「パスの名手」として知られたサッカー元日本代表、遠藤保仁氏が大絶賛の推薦帯文を寄せてくれた、見事な展開力、構成力を持つ感動のネコ小説です。 川北凪子/1 ボス/1 川北凪子/2 ボス/2 川北凪子/3 ボス/3 一ノ瀬歩/1 佐々木進/1 ボス/4 一ノ瀬歩/2 川北凪子/4 一ノ瀬歩/3 川北凪子/5 一ノ瀬歩/4 一ノ瀬春子/1 一ノ瀬歩/5 ボス/5 川北凪子/6 ボス/6 佐々木進/2 一ノ瀬歩/6 ボス/7 川北凪子/7 一ノ瀬歩/7 佐々木恭子/1 川北凪子/8 ボス/8 エピローグ