2025年7月26日発売
思わぬ形で幕を閉じた出稼ぎ少年の殺害事件。 事件、そして長年連れ添った相棒への失恋を通し、駱聞舟(ルオ・ウェンジョウ)は犬猿の仲だった費渡(フェイ・ドゥ)がただの厄介な恋敵でも無言で助けを求めていたあの日の少年でもなく、一人の男であることを意識し始める。 一方の費渡も、駱聞舟が人知れず自分に注いできた優しさを知り戸惑いを隠せないでいた。 二人の間にこれまで以上にぎこちない空気が漂うなか、新たに児童誘拐事件が発生。 調査を進めるうちに、二十年前に起きた事件との繋がりまで見えてきて……。 『鎮魂 Guardian』の作者・Priestが送るサスペンスBL、第二部。ミステリーBL。 刑事攻め×御曹司受け 第2部「ハンバート・ハンバート」を収録
【累計16万部突破『ストロベリームーン』の待望の続編】 幼なじみの高遠麗と佐藤日向。麗は幼い頃から日向に恋心を抱いていたが、ずっとその想いを伝えることができずにいた。そんな中、高校1年生の入学式、佐藤日向は学校一の美少女・桜井萌と初日につき合うことに。麗の10年以上の片想いの行方はいかに…。『ストロベリームーン』を読んだ方はもちろん、読んでいない方も胸がキューッとなる青春純愛小説の第2弾。 【目次】プロローグ 第1章 カタオモイ 第2章 再生 第3章 コールドムーン 第4章 修学旅行 第5章 雪だるま 第6章 あなたの幸せな未来 第7章 卒業式 エピローグ
〈北海道ミステリークロスマッチ〉とはーー(作家・柄刀一氏序文より) 札幌圏をそれなりの本格ミステリーの北の聖地と自認しても許されるのではないか。この地に縁を結ぶ作家たちの、それぞれの新しい作品をどんどん見られないのはもったいない。小説もマンガも問わず、さらには創作も評論も問わず、ミステリーでありさえすればジャンルを超えて横断的に作品を集合させてはどうだろう。そんな広場を創ってもいいのではないかと、意見がまとまりました。 ジャンルのクロス、作品の異種混合ぶりが化学変化を起こし、新しい刺激を生み出すかもしれません。競うことも刺激の一つであろうと、年に一回の、以下のようなコンテスト形式になりました。自作を投じた有志参加者(投票のみの参加者も含む)が選評とともに一〜三位までを選び、投票し、大賞授与作品を決定する。 この掛け声のもと、北海道圏を中心としたミステリーの旗手たちが集い、2019年〜2022年まで年一回、投稿サイト「note」に作品と投票結果がまとめられ、各年の一位作品および、順位に関係なく、推薦作も含め計九編の短編を収録の運びとなりました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◎著者: 柄刀一(つかとう・はじめ) 櫻田智也 (さくらだ・ともや) 新麻聡(あらま・そう) 既晴(きせい) 千澤のり子(ちざわ・のりこ) 根本尚(ねもと・しょう) 深津十一(ふかつ・じゅういち) 松本寛大(まつもと・かんだい) 和久井清水(わくい・きよみ) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 序文 柄刀一 羽衣の鬼女 根本尚 心中トゥモロー 柄刀一 巨人の国へ 新麻聡 わたしはもう死んでいる 松本寛大 復讐計画 既晴(阿部禾律/訳) ハマナス 櫻田智也 不一致 深津十一 偽作 尼ヶ紅 和久井清水 名探偵になれなくて 千澤のり子 北海道ミステリークロスマッチ結果発表(第一回〜第四回) あとがき 柄刀一