小説むすび | 2025年8月12日発売

2025年8月12日発売

お母さんも生まれてきた意味を知りたかったんだお母さんも生まれてきた意味を知りたかったんだ

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NR出版

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2025年8月12日 発売

人生を自らデザインすることを仕事にした 「'14歳の主人公の成長物語」 AIが活躍する時代に、自分はどう生きればいいのかと思っている人へ 「本当の自分を知ることで、誰もが勇気をもって挑戦していける」と語る、著者の実話をもとにしたフィクション。 14歳の少女が、どのようにして本当の自分を知ったのか。 それから24歳になるまで自ら何を変えていったのか葛藤と挑戦を描く。 私は何をすればいいの?どうしたら人生を変えられるの? という本質的な疑問に対して物語で答えが展開されていき、読み終わるころには「生まれてきた意味がわかり、人生は自分でつくっていける」と勇気がもらえる一冊。 ◎こんな人におススメ ・本当の自分を知りたい ・自分の進む道を模索している ・中高生の子どもがいるお母さん ・夢をみつけて軸をもって生きたい ・AI時代の人生哲学を物語で読みたい 人生は、誰もがいつからでも再スタートできる! 第1章 私はなぜ生まれてきたの? 生まれてきたくなかった 「命の選択」を迫られた夜 生きててくれてありがとう 無意識の底はどこにあるの 本当の変化とは何なのか 第2章 本当のわたしとの出会い 私は「普通」ではない あたりまえが破壊された オールゼロ化の威力 真実を知るには勇気がいる 感覚の結果が現実 宇宙をプログラミングするとは 第3章 感情との出会い 私にしかできないこと 自分をどう思うのか 人生のスタートを決める 恥ずかしい」という感情の意味 歴史が自分とつながると強い 第4章 デザイナーへの道 人間はエネルギーを運転する 人生の目的を探すワーク プロジェクトの意志で動く 見えない無意識をみる力 WEBデザイナーとしての目覚め 第5章 未来は私が創る プロジェクトが人生になる 人の物語をデザインする仕事 AIとの共創パートナーシップ 希望は連鎖する つながりが価値になる時代

紙魚の手帖Vol.24紙魚の手帖Vol.24

今年もSFの夏がやってきました。特集号『Genesis』をお楽しみください。■天沢時生、稲田一声、小川一水、宮澤伊織、理山貞二、レイチェル・K・ジョーンズら豪華執筆陣による読切短編。■第16回創元SF短編賞選評および、受賞作・雨露山鳥「観覧車を育てた人」高谷再「打席に立つのは」掲載。■目利きの翻訳家・書評家による「SF入門のための10の名作短編」座談会など。 【受賞作決定!】 第16回創元SF短編賞 選評 飛浩隆・長谷敏司・宮澤伊織(東京創元社編集部) 【第15回創元SF短編賞受賞作】 観覧車を育てた人 雨露山鳥 ●製鉄植物が普及した1990年代。廃遊園地でひとり観覧車を育てる男がいた 打席に立つのは 高谷再 ●誰もが頭の中に〈電化脳〉を持つ近未来。野球部員の桐生はマネージャーの中村から驚くべき提案を受ける 【小説】 墜落の儀式 天沢時生 ●廃ホテルから身を投じ、滅びた地表で花と咲け モーフの尻尾の代わりに 稲田一声 ●創元SF短編賞受賞後第一作 星間戦艦ゴフルキルA8の驚嘆 小川一水 ●文明殲滅の使命とともに遠大な旅へ ときときチャンネル#9【高次元で収益化してみた】 宮澤伊織 ●大人気!動画配信者SFシリーズ キャプテン・セニョール・ビッグマウス 理山貞二 ●太陽系を騒がせる怪盗を追え 惑星タルタロスの五つの場景 レイチェル・K・ジョーンズ 佐田千織訳 ●流刑星をめぐる衝撃の超短編 ※彩瀬まる連載、西條奈加「お蔦さんの神楽坂日記」、坂木司「きみのかたち」、寺地はるな連載、辻堂ゆめ「その火を消し止めて」丸山正樹「デフ・ヴォイス5」は休載です ※熊倉献 コミックは休載です 【座談会】 まずはここから! SF入門のための10の名作短編 海外編 鯨井久志×中村融×冬木糸一 国内編 大森望×香月祥宏×渡邊利道 【解説記事】 英語圏SF・ファンタジー・ホラー文学賞総まくり 東京創元社編集部 【ESSAY】 翻訳のはなし 第22回 新訳の使命 中村融 ※山崎佳代子「私の小さな地図帖」、若島正「乱視読者の読んだり見たり」、北原尚彦「ホームズ書録」、リレー連載「装幀の森」は休載です 【COLUMN】 ごほうびごはん*トマトジュース界の王 実石沙枝子 読書日記 白金透 行かない旅の栞*お馴染みの火星 林譲治 【SF BOOKREVIEW】 国内SF 渡邊利道 翻訳SF 鯨井久志 【INTERVIEW 期待の新人】 笹原千波 ユキミ・オガワ 【INTERVIEW 注目の新刊】 『皇后の碧』阿部智里 【BOOKREVIEW】 文芸全般 瀧井朝世 国内ミステリ 宇田川拓也 翻訳ミステリ 村上貴史 ファンタジイ 三村美衣

グラバーの息子グラバーの息子

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2025年8月12日 発売

父トーマス・グラバーからトミーの愛称で呼ばれて いた倉場富三郎は、少年時代を長崎と東京で過ごし、 数年間のアメリカ留学を経て21歳のとき長崎に帰っ てきた。 大学では父が望む経営学ではなく生物学を 専攻したものの、学位を取らず中退しての帰国だっ た。当時はアメリカも日本も、日英のハーフである 富三郎を快く受け入れてくれる時代ではなかった。 押し出しの強い父とは違い、温厚で生真面目で優し い心を持つ彼は、世間の偏見を跳ね飛ばすことが出 来なかったのだ。   しかし、父のいる東京ではなく生まれ育った長崎での 独立を希望した富三郎はその後、一念発起し経済人とし て大活躍していくことになる。   彼は汽船会社を立ち上げ、日本初のトロール漁法を導 入して水産県長崎の基礎を作った。また語学力を活か して長崎の経済人と外国人事業者の交流の場となる 「内外クラブ」を設立するなど国際貢献にも大きな 役割を果たした。 彼の業績のうち最も知られるものの一つは、20年の 歳月をかけて制作した『日本西部及び南部魚類図譜』 だ。この通称『グラバー魚譜』には約800種の魚介類 が細密に描写されていて、美術的価値とともに当時の 魚類資源を知る貴重な資料となっている。   富三郎自身のたゆまない努力と情熱で獲得してきた 栄誉と名望であったが、太平洋戦争によってその一 切が無に帰してしまった。日本国籍を取得していた にもかかわらず、イギリス人を父に持つ富三郎はい わゆる「敵性外国人」にされてしまったからだ。 ハーフという理由だけでスパイ嫌疑をかけられ、 常時、憲兵に監視されるようになってからは、 彼のもとから潮が引くように或いは手のひらを反す ように知人や友人たちが去っていき、長年住み慣れ た「グラバー邸」からも引っ越さざるを得なくなっ た。  妻に先立たれ、長崎に原爆が投下され、そして 玉音放送があって数日後、富三郎は自ら命を絶っ た。夫妻に子はなくグラバー家は断絶した。  彼は明治3年に生まれ昭和20年に亡くなった。 75年の富三郎の生涯は、帝国主義国家としてスタ ートした近代日本が軍事大国となり、そして破滅 していく時代と重なる。彼の一生を辿ることは、 私たちの国がどこで方向を誤り、私たちがなぜ 簡単に変質してしまうのかを知ることでもある。 近代長崎の恩人ともいえる倉場富三郎を死に向 かわせたものは何だったのか。戦争と人をめぐ る歴史小説『グラバーの息子 敵性外国人にな った倉場富三郎』に、そのこたえが述べられて いる。 <目次> 第一章 偉大な父 第二章 一本松邸 第三章 ベストパートナーと居留地新時代 第四章 成果と哀愁のアバディーン 第五章 それぞれの別離 第六章 ライフワーク 第七章 忍び寄る暗雲 第八章 戦争と旧居留地 第九章 長崎の運命と共に

関東大震災とシャープンシルペンシル関東大震災とシャープンシルペンシル

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あうん社

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2025年8月12日 発売

《あらすじ》  中学1年生の大木隆一朗は、入学間もなく不登校・ひきこもりになってしまった。母親から相談を受け、心配した祖父から隆一朗へ「おらが富士」への山登りの誘いがあった。  祖父は、山登りから帰ってしばらく後、日記帳とシャープペンシルと2冊の本(『シャープを創った男早川徳次伝』、『みんな真っずぐ伸びたがっている』)を孫に送った。夢中になって読みだした隆一朗の心がほどけてゆき、ぼんやりとながら自分の将来の夢を描くようになっていく。  デジタルの世の中、便利なSNSやAIはあくまでも道具である。人間はどこまでもアナログなのだから、自分の頭で考え行動し、自然に親しみ、体験を通して豊かな感性や感情をはぐくむことが何よりも大切……。そういうことを、手で文字を書く「シャープペンシル」が暗示している。 もくじ おらが富士と「夢の浮き島」  ・二冊の本とシャープペンシル  『 シャープを創った男 早川徳次伝』を読む   青年実業家として    関東大震災 「他社がマネする商品をつくれ」   隆一朗の両親の会話   るんびに太鼓   ・祖父から13歳の君へ

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