2025年8月15日発売
満洲から現代へ ──祖父が遺した“開拓誌”に封印された記憶を揺り起こす。世代を超えて問われる、歴史と責任。二つの時間が交錯し、封印された記憶がいま明かされる。 満蒙開拓団の歴史とその帰還者たちの記憶、そしてコロナ禍に直面した旅行業界の苦悩。 現代の経済合理主義との対峙を織り交ぜながら、個人の苦悩と再生を描く衝撃の社会派フィクション! 戦争の記憶はまだ終わっていない──。
氷精たちよ、敵をなぎ倒せ! フォンターナ王国の繁栄は神の山をも越えていく! 建国英雄譚・第8巻! コミックス第7巻同日発売! シリーズ累計75万部!(電子書籍を含む) 書き下ろし番外編&コミカライズ試し読み巻末収録!
シリーズ累計260万部突破! 「この選挙【しょうぶ】、勝たせて頂きますわ! 」 書き下ろし番外編&巻末おまけミーアの日記帳&描き下ろし四コマ収録! 元ポンコツ姫が運命に抗う、一世一代の歴史改変ファンタジー!
若く見られたいという気持ち 毎日テレビCMで、これでもかと流れるアンチエイジングの化粧品、サプリメント。 これらを買って少し若返った気がするのだろう。若く見えること自体が悪いことではない。 だが、実際にはむしろ老化を気にしているのではないか。 水原薫は68歳でウェイトレスをしている。一人暮らしなので生活もある。とくに、美容やスタイルに気を付けてはいない。かたや、遠藤美佐子や高橋早苗は専業主婦でダイエットやアンチエイジングにいっしょうけんめいだ。熱海で仲居をしていた加代姉さんは最年長だが健康で病院通いもしていない。若く見せようとする彼女らに辛らつだ。 だが、そんな日に事件が起きる。いつか誰しも年をとり衰える。それを受け入れ、自分の心に等身大の鏡をもち、自分を認める生き方をしたい。それは若い人たちも同じではないだろうか。