制作・出演 : ウォルター・ビショップJr.
ライブ・イン・トーキョーライブ・イン・トーキョー
ビショップといえば幻の名盤『スピーク・ロウ』で知られるピアニスト。日本では根強い人気を誇っている。その彼が87年の来日時に残したライヴ・アルバム。ビ・バップの香りを湛えたタッチは力強く淀みがない。モダンな響きも聴かせる良盤だ。
ニューヨーク・バウンドニューヨーク・バウンド
バリトン・サックスなど多くの楽器を器用にこなす、1936年生まれのニック・ブリグノラ。主要作品は本作が吹き込まれた1979年以降が中心で、リーダーとして残っている本作は、クラリネットからフルートまで披露した充実の内容だ。
ソロ・ピアノソロ・ピアノ
ジャズの歴史とともにキャリアを積んできた名匠ビショップJr.の全曲未発表ソロ・ピアノ集。70年代という時代を反映して、エレピによる演奏が収録されている点が大変珍しい。しかし彼自身のクリアに響く深く美しいメロディの奏で方は変わっていない。
ライブ・イン・パリライブ・イン・パリ
89年のパリでのライヴを収録したアルバムで全曲未発表。ピアノのタッチも含めて、そのピアノの印象は粗削りだが、スピリットの弾け方は奔放で、独特のエネルギーが音楽に熱く息づいている。スウィンギィなナンバーでも決して軽くないところもビショップらしい。
カプチン・スイングカプチン・スイング
ブルーノートに残した作品がことごとくマスターピースの輝きを放つマクリーン。1960年に吹き込まれた本作は、比較的地味で硬派な印象を残す裏名盤のような一枚で、よく知られたバラードなどは収録されていない。