制作・出演 : クリスチャン・マクブライド
ラッキー・トゥ・ビー・ミーラッキー・トゥ・ビー・ミー
神童と謳われたピアニストの5作目。2006年現在21歳、テクニックは申し分ない。二つのリズム・セクションを使い分けて、クラシック、TV番組の主題歌、オリジナル、スタンダードと雑多な曲群を自分色にまとめて弾ききる。アレンジに現代性を感じて好感が持てる
スーパー・トリオスーパー・トリオ
ジャム・バンド的な活動も展開するマクブライドだが、ここではストレートアヘッドな演奏でチックをバックアップ。(2)(4)(7)といったお馴染み曲ではベースが変わったぶんの演奏の変化が楽しめる。スーパー・トリオであるとともに、多様な三人の集積が楽しい。
オンリー・トラスト・ユア・ハートオンリー・トラスト・ユア・ハート
ピアノの弾き語りというスタイルでセンセーショナルなデビューを飾った彼女のデビュー作。彼女のセールス的成功が90年代から2000年代にかけてのジャズ・リバイバル・ブームのきっかけとなった。
ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルームザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム
シンガーとしてのブルージィな魅力をフィーチャーした2003年録音作。夫のエルヴィス・コステロと6曲を共作しており、サビが美しいワルツの(2)、穏やかな(9)などは曲自体が秀逸。(11)は浮遊感がジョニ・ミッチェルに通じ、演奏にスリルがある(8)はジョニの好カヴァー。
ヴァーティカル・ヴィジョンヴァーティカル・ヴィジョン
21世紀の主流派ジャズを担うベース奏者の5枚目のアルバム。その先入観で耳を傾けると腰を抜かす。ウェザー・リポートを今に蘇らせたような視野の広い革新的な音楽を展開。生ベースのみならず、ジャコを彷彿とさせる電気ベースでも卓越した技量を披露。
カム・ドリーム・ウィズ・ミーカム・ドリーム・ウィズ・ミー
デビュー・アルバムが新人としては好セールスを記録したジェーン・モンハイトの新作。ジョニ・ミッチェルの楽曲のジャズ・アレンジをはじめ、極上のヴォーカルが味わえる。