制作・出演 : クロノス・クァルテット
ヌエボヌエボ
世界をまわりまくる弦楽団メキシコへ行くの巻。カフェ・タクーバから街頭のじいさん音楽家まで渡り合いのスリリングな記録。楽しいに決まっている。ダスタボ・サンタオラージャの尽力のおかげか。メキシコに行ってみたくなる。パノラミックな傑作。
平和のためのサロメ・ダンス平和のためのサロメ・ダンス
ライリーとクロノスのコラボレーションが産み出した大作。あのサロメが平和の戦士となって狼男と共に活躍するユニークな自身の手になる筋書を下敷に、実に広範な音楽要素を包括し独自のやり方で混然と融合した、巨大なるライリー流“世界音楽”。
イサークの夢と祈りイサークの夢と祈り
作曲者によれば、これは音によるユダヤの叙事詩。クラリネットがユダヤの韻律で歌い、踊り、つぶやき、祈る。弦楽四重奏は多様な響きで絡んで、そのモノローグにエモーショナルな「情景」を与えてゆく。そのジロリと笑わぬエビ茶の響きが何やら猥雑だ。
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