制作・出演 : ザ・クロノス・カルテット
グレツキ:弦楽四重奏曲第3番≪…ソングス・アー・サング≫グレツキ:弦楽四重奏曲第3番≪…ソングス・アー・サング≫
グレツキとクロノスの特別な信頼関係の証となる深い叙情をたたえた演奏。前2作と同様に第3番もクロノスのために書かれた。脱稿から補筆完成までに10年を費やした労作は、露の詩人ブレーニコフの「人間が死ぬと、歌を歌う」に啓発された深遠な曲。
クロノス・キャラバンクロノス・キャラバン
インドを発祥地として全世界へ広がったジプシー・ミュージックをルーツとした20世紀の作品集。収録曲は、すべてクロノスのために編曲された新作だ。相変わらずこだわり度満点の話題作。
フェルドマン:ピアノと弦楽四重奏フェルドマン:ピアノと弦楽四重奏
フェルドマンを評論家はあまりほめないが…。そうです。あなたは正しい。これは本当に、本当に美しい音楽です。耳のいい人は少ないものです。これには物語がないのです。“アジアの〜”とか“宇宙観”とか評論家向けの物語が。耳のいい音楽好きの宝物になる1枚。
アダムズ:「舞曲」と言われているものについてのジョンの書、こぶだらけのボタンアダムズ:「舞曲」と言われているものについてのジョンの書、こぶだらけのボタン
おー、“舞曲のナントカ”ってめちゃんこポップやんけ。最初から最後まで笑いっ放しでんがな。“こぶだらけのナントカ”はちょっとマジメな顔しはって、最後なんかノスタルジックにきてまっせ。それにしてもクロノスはんたち、シャキッと演奏しはること。★
ライヒ:ディファレント・トレインズライヒ:ディファレント・トレインズ
クロノス・クァルテット、さらにフュージョン・ギタリストのパット・メセニーという顔ぶれも興味深いが、本作がライヒ自身の作風としては先祖がえり的な側面をのぞかせていることも見逃せない。単純さゆえの豊饒がここにはある。