著者 : 北乃ゆうひ
前世の記憶を持ってこの世界に生まれた何でも屋のバッカスは、魔剣造りを目指して魔術と魔導技術の世界へと足を踏み入れる。何でも屋としても腕利きのバッカスの魔術の腕前を見込まれてやたらと厄介事が舞い込んでくるけど気にしない。喰って呑んで魔剣を造って、時々舞い込む厄介事に手を貸して、ちょっぴり女難の相に悩まされるけども、今日もバッカスは日常を生きるのだ。
気は優しいのに顔が強面なせいで降りかかる火の粉を、腕に物を言わせて払ううちに“喧嘩王”として名を馳せてしまった鬼原醍醐。ある日、喧嘩の末に負った怪我がもとで命を失った醍醐の魂は、異世界の神たちによって新たな生を与えられることに。かくして、辺境貴族の令嬢ショークリアに転生した(元)喧嘩王は、前世ではできなかった親孝行、そして周囲の人たちを大切にする人生を送るべく気合を入れるのだが、なぜかその影響は食生活の改善、領地改革と多岐に渡り、関わる人たちの運命まで大きく変えていき!?転生から始まる波乱万丈のリライフストーリー!
「認められません。箱のままであろうとする婚約者も、社交の場に出てこない婚約者も」王国のご意見番と言われる国王の叔父・ニコラス翁が大勢の貴族が居合わせる場で、王子の結婚相手としてモカの『箱』にこもりきりの奇矯な有り様に苦言を呈した。モカ達がニコラスへの対応の練る中、密かに進行する新たなサイフォン王子暗殺計画。「箱入令嬢」モカは勇気を振り絞って、次々と立ちはだかる困難に立ち向かう。初恋の王子との幸せな結婚のためにー!
「箱…?」「箱だよな…」「何なのかしら、あの箱…?」成人会ー貴族が17歳を迎えた夏に招かれる王家主催のパーティ。その華やかな会場の片隅に謎の木箱が置かれていた。好奇心に満ちた顔で近付いた第二王子が、「ダメだ。気になって仕方ない。なんだこれ?」と箱の表面を叩くと、「あ、あの…なにか、ご用でしょうか?」と可憐な声が!文字通りの「箱入りお嬢様」と王子様のおかしな恋の物語ー。
ようやく手ごたえのある探索者と出会えたダンジョンマスターのアユム。しかし、まだまだ物足りない彼は、新たな探索者を見つけ、ノリノリで様々なトラップを仕掛けるのだった。一方、ペルエール王国城下ではサリトス、フレッド、ディアリナの3人に、ディアリナの妹であるコロナが加わり、ラヴュリントス攻略再開に向けた準備が始まっていた。次の狙いであるフロア3に入ったサリトス一行は、アユムの性格の悪さを踏まえて、次々とギミックを暴いていく。しかし、アユムが仕掛けたとあるモンスターの攻撃で、ディアリナは深手を負ってしまう…。
荒谷逢由武は死んだ直後に、異世界の使者からダンジョンマスターにスカウトされる。面白そうだからと引き受けてみたものの、ダンジョンにやってくる探索者たちはダンジョンの謎解きもろくにできない連中ばかり。そんなところにやってきた一組のパーティー。他の探索者からは臆病者と馬鹿にされてきた彼らだが、逢由武の求める資質を持つのは彼らだった!ダンジョンマスターと探索者の知恵比べが今始まる!