著者 : 北沢拓也
辺見圭一郎は、中堅モデルクラブの社長。彼は面接と称して、必ずモデル志望の女の娘の肉体を試食することにしている。OLからの転職を希望する22歳の由香利もそんな一人だった。その夜さっそく、由香利の味見を実行した辺見だが、あどけない表情とは裏はらにベッドでの彼女は、なめらかな肌のうねりや、男を貪るようにヒクつく淫蕩な内奥の蠢きで彼を翻弄して…。
大黒不動産の宣伝課長の水橋は自他ともに認める漁色家である。今日も元スチュワーデスでイベント会社を経営している吉野朱実とラブホテルのベッドで彼女の秘部を指で弄んでいた。朱実が元同僚の沼田玖美の巨根願望を彼のイチモツで叶えて欲しいと相談してきたからである。それもプッシーではなくアナルへだという。複雑な事情を察して水橋はOKした…。
唾液にまみれぬらぬらと光る肉根が唇の間から抜き出され、ひくつきを打ちつつ、女の頬のわきで揺らぐ。半びらきの唇が咥えなおすように棍棒のようなそれになすりつけられる。「バックから男に嵌められるのが好きなのだろう、ん。」大手電装メーカー「アヒサ」の紛失した極秘リストを見つけるよう業務命令を受けた総務課長の梶谷弘一は、リストと共に姿を消した犯人らしき女を探し出すため、自慢の肉体を武器に社内の美女たちを次々と征服してゆくが…。長篇官能小説。
一介の秘書課のOLから破格の昇進で課長に抜擢された有美。彼女に新しく与えられた仕事は、その日本人離れしたプロポーションと、過去にソープランドにいた経験を生かして、会社の不利となる秘密情報を調査、潰すことだった。美女の股間の黒い繁みと、中高年向きのソープ・テクに狙った獲物はうめきとともに企業秘密を洩らす。だが彼女の前に強烈なライバルが。
丸の内に本社を持つ山東物産では、合理化の一環として、人材派遣会社から多くの若い女子嘱託社員を採用している。そして漁色漢の社長は、これらの女性と次つぎに情事を重ねていた。社長夫人の保子は、人事課長の及木と不倫をつづけながら、社長の女漁りの対象になりそうな“名器”の女性を探して社長から遠ざけるように及木に依頼する。夫人の意を受けた及木は、名器探しに専念し、奔放に、大胆に、並み居る女性とのめくるめく性の快楽を追求していく…。-意表を衝く情事のバリエーションを生々しく活写する気鋭の新官能小説。