小説むすび | 著者 : 大岡玲

デビュー作、芥川賞受賞作、ヴェトナムでの戦場体験や阿片吸引をモチーフにした中期の傑作、病と闘いつつ死の直前に書き遺した絶筆ー。開高健の創作の原点である珠玉の短篇十一篇を精選。

こわい。でも逃げられない。古典的名作から紡がれた１２の実験的な創作。これは、現代への痛烈な警告！？満を持して著者１３年ぶりの小説！

若き日の釈迦の姿を描いたオリエンタルファンタジー。全３巻完結。

ついに、王子は目覚める！悪神マーラの攻撃を退け、輝かしく、一点の曇りもない光の中で…若き日の釈迦の姿を描いたオリエンタルファンタジー。

ローマ法王のお膝もとで、２０代のイタリア人女性が若き日の釈迦、シッダールタの波瀾の日々を描いた注目のオリエンタルファンタジー、ついに日本上陸。

「黒船」から始まる、現代の大叙事詩。いつまで戦争を続けなければならないのか。いま世紀を越えた「宿題」に応えるために。

歴史ミステリーの傑作が復刊。息もつかせぬ叙述で“昭和”の正体を活写。

「こころざし」を、ふたたび。私利私欲だけでは前に進めない時があるからー。ミス上海、シルクロード探検隊、そして唱歌…。明治の夢に憑かれた絢爛たる群像のなかに「故郷」誕生の謎が隠されていた。

いま、すべての３０代におくる、ほんとうの日本人の物語。開戦前夜、若きエリートたちが密かに霞が関に集められた。“模擬内閣”、日米戦必敗の予測ー。

なぜ誰もが同じ価値観につつみ込まれてしまうのか？ブラウン管の背後に蠢く有名無名のさまざまな人びとの野望ー。そしてＩＴ時代へ。

『ミカドの肖像』の主役・堤康次郎のライヴァル、五島慶太がデザインした欲望の構図とは。

昭和末日本を騒然とさせた、あの名著がいま甦る。天皇と日本人、伝統とモダン、近代天皇制に織り込まれた物語を読み解く。第１８回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作品。

「井伏（鱒二）さんは悪人です」。太宰治の遺書の謎に迫る本格評伝ミステリー。

必死だった。熱かった。雑誌の黎明期を駆け抜けた二つの才能とその哀感を描く、青春小説。

天才作家が目指した世界とその宿命を描く、渾身の評伝。単なる作家論でもないし、学術書でもない。細部はすべて事実から成り立っているが、大きな仮説を愉しむための文学である。

エロスの食卓二十二景。かぐわしくてせつない男と女のエロスの食卓。新鮮美味官能料理小説集。

「タール博士とフェザー教授の治療法」、「ミイラとの対話」など一般にはあまり知られていないポー幻の傑作選。

近頃、体の調子はいかがですか。京都で、マルセイユで、台北で…。疲れた女性たちに導かれて、世界各地で“癒し”のパワーを発揮する気功師雷蔵クン。彼の正体は。不思義なパワーの源は。芥川／三島賞作家が贈る、日本初のヒーリング小説、ついに登場。