小説むすび | 西蔵大脱走(上)

西蔵大脱走(上)

西蔵大脱走(上)

出版社

徳間書店

発売日

1992年12月1日 発売

ラサ第一の仏教寺院大昭寺から、臙脂の僧衣の一団が凰輦に載せた仏像を担いで「弥勒は、転生した!」「チベットは、独立する。漢族は去れ!」の絶叫とともに人民政府の建物へ雪崩れ込んだ。その時、広場の一角を占める警察署の扉が開き、中国製56式沖鋒槍-AK47自動小銃を持った警察隊が出動した。いっぽう亜熱帯都市香港では、平穏な日を送っていた黄龍こと工藤秋生は、超美の旅行案内人ツェリンと知り合い、日本のTV局のレポーターの代役を頼まれる。取材先きはチベット…。狩野あざみの書下し第3弾の傑作。

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