おむすび | 2023年5月26日発売

2023年5月26日発売

シークに愛された一夜シークに愛された一夜

疑惑の花嫁が宿したのは、 天使か? それとも……。 旅先で盗難に遭い、宿代を稼ぐため仕事に出向いたティファニー。 だがそこは、セレブ御用達のいかがわしいクラブだった。 間一髪でダーハラ国のセクシーな王子ラフィークに救われ、 ひと目で彼の虜になったティファニーは甘く熱い夜を共にするが、 翌朝、当座の現金を渡され、冷淡にあしらわれて傷ついた。 私を金目当ての娼婦だとでも思っているの? 二度と顔も見たくないと立ち去った2カ月後、事態は急変する。 妊娠していたのだ。すぐにラフィークとの面会を取りつけるが、 彼は訝しげにティファニーを睨みつけ、DNA鑑定を求める一方、 驚いたことに、結果を問わずきみと結婚すると宣言して……。 軽快でありながらも情感豊かな筆致で人気のテッサ・ラドリー。彼女が描く、異国が舞台のロイヤルロマンスをお楽しみください。純潔を捧げて身ごもったにもかかわらず、ヒーローから疑われたヒロイン。冷たく閉じた彼の心を開くことはできるのでしょうか?

九カ月の絆は突然に九カ月の絆は突然に

いくら愛しても、愛されない。 でも、すべてはおなかの子のため……。 「提案を受け入れたくなったのだろうが、その件はもう締め切ったよ」 大富豪レアンドロのオフィスを訪ねたセリアに、彼は冷たく告げた。 3週間前、愛を信じない彼にベッドだけの関係を続けようと提案された。 駆け落ちしたレアンドロの婚約者とセリアの兄を二人で捜す間に、 互いに惹かれて分かち合った情熱の時はたしかにすばらしかった。 でもセリアは自分だけ夢中になることを恐れて彼の提案を断っていた。 レアンドロとの関係を続けていれば、リゾートでの休暇や劇場の特等席、 最高級の食事、そして何より彼というすてきな恋人が手に入ったのに……。 だが今、セリアはそんなことよりはるかに重い現実を告げに来たのだった。 「わたしがここに来たのは、妊娠したことをあなたに伝えるためよ」 レアンドロは予期せぬ妊娠に愕然としながらも、生まれてくる子のために愛情抜きの結婚に踏みきります。彼を愛し始めていたセリアは、愛する人から愛してもらえず、ベッドで愛を交わし合うこともできない結婚生活の苦しみにしだいに耐えられなくなっていき……。

伯爵と踊れない壁の花伯爵と踊れない壁の花

誰からも哀れに思われている私が、 危険な伯爵に恋をするのは高望みなの? 大事な社交界デビューを前にして、ハティは恐ろしくてたまらなかった。 事故で脚に大怪我をした私は、一生不格好にしか歩けない。 世間からは、花嫁としての価値が下がった女、と同情されている。 ところが、ボーフォート伯爵ジャスパーだけは違った。 ハティの兄の親友は世間では手のつけられない放蕩者として有名だが、 とても男らしくて優しく、彼女は幼いころからずっと憧れていた。 おどおどと赤面してばかりで、ろくに口をきいたことはなくても。 そのジャスパーが私に、ワルツを踊ってほしいと言ってくれた。 しかし当日、伯爵が現れることはなく、ハティはみじめな壁の花として 踊る男女を見つめるしかなかった……。 社交界デビューが悲惨な結果に終わったヒロインは、その後とんでもないことを知ります。なんと、ヒーローには愛人との間に子供がいるというのです。母親を亡くした女の子の父親になると決めた彼を、ヒロインはかいがいしく手伝います。恋心は胸に秘めたまま。

男装のレディと秘密の恋男装のレディと秘密の恋

男装をして強がってみせたところで、 きみはもう、大人の女性だ……。 今しがた求婚者を得意の剣術で負かしたレディ・ニコラは、 次に手合わせを願い出てきた相手に驚いたーーファーガス! 初めてファーガスと会ったのは、ニコラが11歳のとき。 親が決めた許婚である年上の美少年の彼に憧れていたのに、 彼は垢抜けない彼女に見向きもせず、幼い恋心を踏みにじったのだった。 12年ぶりの再会。いかにも尊大なファーガスはたくましく、 輪郭もシャープになり、片耳に耳飾りをして野性味にあふれている。 余裕でニコラを負かした彼はしかし、誤って彼女の胸を傷つけてしまう。 すると、すかさず彼女を抱き上げてベッドまで運び、宣言した! 「傷も含め、何もかもすべて、きみはぼくのものとなる」 かつて純粋な想いを傷つけられたニコラは、ファーガスとは結婚しないと心に決めていました。一方、美しく成長したニコラを目にしたとたん、ファーガスは絶対に彼女と結婚することを心に誓うのでした。大きくすれ違う二人の思惑。さて、この恋の行方は何処へ?

愛してはいけない人愛してはいけない人

父と娘ほどの年の差なんてだめよ。 でも、私が恋するなんて、もっとだめ! 高校時代、恋人がバイク事故で他界したヘイゼルは、 やがて妊娠に気づき、学校も行かずに娘を産み育ててきた。 その娘も19歳になり、この夏大学に入って家を離れたが、 今日久々に戻ってくるという。「友達を連れていくわ。特別な人なの」 娘がそう連絡してきてから、母として不安でたまらなかった。 ベルの音に玄関へ急いだヘイゼルは、40代くらいの男性を見て驚く。 「サイラス・ジャーディンです」優雅に手を差し出す相手を前に、 ヘイゼルの頭は大混乱した。これが娘の特別な人? こんなに年上の? 若い女性を餌食にする吸血鬼のような男かもしれない! にわかに怒りが湧いたーー男らしくてたくましい彼に惹かれている自分に。 《特選ペニー・ジョーダン》より大人のロマンスをお届けします。20代は子育てに明け暮れ、恥ずかしがり屋で引っ込み思案なヒロインはずっと恋とは無縁。そんな彼女をときめかせたのは、愛してはいけない人で……。円熟した魅力を放つヒーローにご注目あれ。

アレジオ公国の花嫁〜愛に惑う二人〜アレジオ公国の花嫁〜愛に惑う二人〜

傲慢な彼が私をこの国に連れてきたのは、 愛人に仕立てるためだったの……? 幼くして家族を失ったジゼルは、引き取って育ててくれた大叔母のため、 いい介護施設の費用を稼ぐべく一生懸命に働いている。 たとえ好戦的な実業家サウルがクライアントであっても。 王族出身の彼は世界が思いどおりになると信じているようで、 意のままにならないジゼルを何かと目の敵にした。 だがある日、ジゼルは不用意な発言でサウルの怒りを買った際、 感情が高ぶった彼に唇を奪われ、思わず情熱的に応えてしまう! その後、サウルから彼の祖国への一時帰国に同行するよう命じられ、 ジゼルは気まずいながらも仕事のために現地へ飛んだーー サウルを執拗に誘惑する妃をかわす“道具”にされるとも知らず。 稀代の名作家P・ジョーダンが2部構成で描いた怒濤のロイヤル・シンデレラストーリーの前編をお贈りいたします。何も知らずに愛人に仕立てられてしまったジゼルはサウルを激しく責めるのでした。言葉の応酬を続けるうちに、またしても彼は感情を高ぶらせて……。

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