おむすび | 2023年5月26日発売

2023年5月26日発売

鈍色幻視行鈍色幻視行

著者

恩田陸

出版社

集英社

発売日

2023年5月26日 発売

謎と秘密を乗せて、今、長い航海が始まる。 撮影中の事故により三たび映像化が頓挫した“呪われた”小説『夜果つるところ』と、その著者・飯合梓の謎を追う小説家の蕗谷梢は、関係者が一堂に会するクルーズ旅行に夫・雅春とともに参加した。船上では、映画監督の角替、映画プロデューサーの進藤、編集者の島崎、漫画家ユニット・真鍋姉妹など、『夜〜』にひとかたならぬ思いを持つ面々が、梢の取材に応えて語り出す。次々と現れる新事実と新解釈。旅の半ば、『夜〜』を読み返した梢は、ある違和感を覚えてーー 【著者略歴】 恩田陸(おんだ・りく) 一九六四年生まれ、宮城県出身。九二年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作に選出された『六番目の小夜子』でデビュー。二〇〇五年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞と本屋大賞、〇六年『ユージニア』で日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門、〇七年『中庭の出来事』で山本周五郎賞、一七年『蜜蜂と遠雷』で直木三十五賞と本屋大賞を受賞。ミステリ、ホラー、SFなど、ジャンルを越えて多彩な執筆活動を展開する。他の著書に、『スキマワラシ』『灰の劇場』『薔薇のなかの蛇』『愚かな薔薇』『なんとかしなくちゃ。青雲編』など多数。

時々、慈父になる。時々、慈父になる。

出版社

集英社

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2023年5月26日 発売

1983年5月、『優しいサヨクのための嬉遊曲』から40年。 いつまでも自分が主役だと思うなよ。 毀誉褒貶を顧みない作風で時代を駆け抜けた作家による、 デビュー40周年記念の自伝的父子小説。 第一部「父親の変わり身」 第二部「親バカでない親はいない」 第三部「運命なんて愛したくない」 第四部「後のことはおまえに任せた」 時は1991年、島田雅彦30歳。バブルは崩壊したとは言え、執筆の他にも世界中を旅する仕事が続く中、妻の妊娠が判明する。夫は、子育てに適した新居を探し、子どもの名前を考える。「永遠に実現しない希望」を意味する弥勒菩薩からミロクと名付け、生後間もない頃から世界中へと連れ回し、家族の記憶はいつも旅の記憶。自由奔放に子どもを育てたいと思いながらも、お受験へ。入園式当日に朝帰りをしたのは、父だったからか、作家だったからか。息子が生まれ、世界が一変したはずの作家による自伝的父子小説。 【著者略歴】 1961年3月、東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。在学中の83年に『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー。84年『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、92年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、2006年『退廃姉妹』で伊藤整文学賞、08年『カオスの娘』で芸術選奨文部科学大臣賞、16年『虚人の星』で毎日出版文化賞、19年『君が異端だった頃』で読売文学賞〔小説賞〕を受賞。主な著書に『徒然王子』『悪貨』『英雄はそこにいる』『傾国子女』『ニッチを探して』『暗黒寓話集』『カタストロフ・マニア』『人類最年長』『スノードロップ』『スーパーエンジェル』『パンとサーカス』など多数。 現在、法政大学国際文化学部教授。

あさりちゃん リベンジあさりちゃん リベンジ

出版社

小学館

発売日

2023年5月26日 発売

ジャンル

シリーズ102巻目! 令和に奇跡の新刊! 令和の時代に、あの国民的少女まんが「あさりちゃん」が帰ってきました! 約7年ぶりのシリーズ102巻目となる待望の新刊が奇跡の発売! 収録作品は、約7割ほどが新作描きおろしと、室山先生まさに入魂の一冊。 その他にも、単行本未収録の超貴重な読切作品を収録! タイトルは、ずばり「あさりちゃん リベンジ」! 一体何が「リベンジ」なのか…? どうやら「あの因縁のライバル」と関係があるようですが、 詳細は読んでからのお楽しみ。 その他にも、「あさりちゃん」恒例の「怪談話」も うれしい新作でご用意! そして「ハイスクールあさりちゃん」や、おなじみ「作者のぺえじ」など、 ファンにはたまらない内容がたっぷりつまっております! 新作をお待ちになっていたみなさま、 いろ〜んな「あさりちゃん」を、たっぷり楽しんでください! 【編集担当からのおすすめ情報】 7年ぶりに「あさりちゃん」新作を刊行することができるなんて ビックリで驚いております。そしてやっぱり面白い! あさりちゃんの面々が変わらずにぎやかに漫画のなかで大暴れしております! 昔読んでた方も、ずっとファンの方も、これから読んでくださる方も みんな笑顔になれる、そんなコミックスです!

トラストー絆/わが人生/追憶の記/未来ートラストー絆/わが人生/追憶の記/未来ー

1920年代、ニューヨーク。投資家ベンジャミン・ラスクは、冷徹無慈悲な読みでニューヨーク金融界の頂点に登り詰める。一方、妻のヘレンは社交界で名声をほしいままにするが、やがて精神に支障をきたす。一世を風靡した夫妻の、巨万の富の代償とは一体何だったのかー。こうして1937年に発表され、ベストセラーとなった小説『絆』。しかし、ここに描かれた大富豪夫妻には、別の記録も存在していた。『絆』への反駁として大富豪が刊行しようとした自伝『わが人生』。『わが人生』を代筆した秘書の回想録『追憶の記』。そして、大富豪の妻の死後発見された日記『未来』。夫妻を全く異なる視点から描く四篇を読み進めるうち、浮かび上がる真実とは…。ブッカー賞候補になり、カーカス賞を受賞し、2023年にはピュリッツァー賞を受賞。ニューヨーカー、タイム、エスクァイア他、多くの媒体のベストブックに輝き、オバマ元大統領も絶賛した、現代アメリカ文学の最先端が贈る長篇小説。

その昔、ハリウッドでその昔、ハリウッドで

クエンティン・タランティーノ、小説家デビュー作! アカデミー賞2部門受賞、ゴールデングローブ賞3部門受賞した 〈ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド〉を タランティーノ自ら小説化! 1969年、ハリウッド。 俳優リック・ダルトンは人生の岐路に立っていた。 キャリアが下り坂の彼に大物エージェントがイタリア製作のウェスタン映画に出ないかという話を持ちかけてきたのだ。悩みを抱えながらTVドラマの撮影に出かけたリックが現場で出会ったのは…… リックの長年の相棒、クリフは謎の多い男だった。 妻を殺したが罪を逃れ、戦争中には大勢殺したと豪語する男。今日もリックの車でハリウッドを流していたクリフはヒッピー娘を拾い、彼女らがチャーリー・マンソンなる男と暮らす牧場へと向かう…… 女優シャロン・テートは気鋭の映画監督ポランスキーと結婚し、リックの隣に住みはじめたところだった。 折しも自分の出演作〈サイレンサー/破壊部隊〉が劇場でかかっているのを目にした彼女は、うきうきとチケット売り場の女の子に声をかけ…… 映画にはない場面、映画にはない物語、映画とは異なる結末ーー 本書はノベライズではない。同じ種子から誕生したもうひとつの物語、堂々たる一編の長編小説なのである。オフビートな小説を愛し、自身の映像言語としてきた巨匠がみせるグルーヴィな語りの才能に瞠目せよ! 池上冬樹氏、絶賛ーー とても映画監督の余技とは思えないほど、作家としての豊かな力量を感じさせる。 映画と小説はあわせて一本、または二つあわせて「完全版」と言えるかもしれない…… 面白いのである。掛け値なしに面白い。(本書解説より)

フランケンシュタインの工場フランケンシュタインの工場

◆『フランケンシュタイン』+『そして誰もいなくなった』……ホラー、ミステリの「優良物件」を名匠がどう料理するのか!?(山口雅也) メキシコのバハ・カリフォルニア沖に浮かぶホースシューアイランド、この島に設立された国際低温工学研究所(ICI)の代表ローレンス・ホッブズ博士は、極秘裏にある実験計画を進めていた。長期間冷凍保存していた複数の体から外科手術によって脳や臓器を取り出して殻(シェル)となる体に移植し、人間を蘇らそうというのだ。 コンピュータやテクノロジーに関するあらゆる犯罪を捜査するコンピュータ検察局(CIB)は、ICIの活動に疑念を抱き、捜査員アール・ジャジーンをこの手術の記録撮影技師として島に送り込む。潜入捜査を開始したジャジーンだったが、やがて思わぬ事態に直面する。手術によって「彼」が心拍と脈拍を取り戻した翌朝、ICIの後援者エミリー・ワトソンが行方不明となり、その後何者かによって外部との連絡手段を絶たれたこの孤島で、手術のために集められた医師たちが一人、また一人と遺体となって発見される。 現代ミステリの旗手ホックが特異な舞台設定で描くSFミステリ〈コンピュータ検察局シリーズ〉最終作。本邦初訳。 【炉辺談話】 『フランケンシュタインの工場』(山口雅也) フランケンシュタインの工場

仮面物語仮面物語

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2023年5月26日 発売

著者20代の時に書き下ろされ、その後40年にわたってみずからの手で封印されていた伝説の問題作が、いま新たにその姿を現わす!! 影盗み、迷路、自動人形、魔術師、ゴオレム、結晶体、石蚤、月……乱反射する鏡の王国の壮大な崩壊。目眩く傑作長編小説がついに復刊なる。 【目次】 プロローグ 〔第一部〕 影盗みと鏡 1 彫刻師は粘土を買いにゆく 2 詩人の煩悶とその苦境 3 もう一人の証言者が登場する 4 影盗みは読書もする 5 鏡の仮面が二重館に氾濫する 6 ついに殺人事件も起きる 〔第二部〕 仮面の翳 7 自動人形が鍵を持つ 8 誰かがどこかで目醒める 9 柩の中身についての混乱が生じる 10 魔術師の弟子、或は預言者 Ⅺ 泥人形にも考えがあることが判る Ⅻ 水上街炎上図 103 その後の軌跡さまざま 104 芸術家が悲鳴をあげるまでのいきさつ 105 再び鏡の仮面が二重館に氾濫する 106 旅のおわりとはじまり エピローグ 新版後記 プロローグ 〔第一部〕 影盗みと鏡 1 彫刻師は粘土を買いにゆく 2 詩人の煩悶とその苦境 3 もう一人の証言者が登場する 4 影盗みは読書もする 5 鏡の仮面が二重館に氾濫する 6 ついに殺人事件も起きる 〔第二部〕 仮面の翳 7 自動人形が鍵を持つ 8 誰かがどこかで目醒める 9 柩の中身についての混乱が生じる 10 魔術師の弟子、或は預言者 Ⅺ 泥人形にも考えがあることが判る Ⅻ 水上街炎上図 103 その後の軌跡さまざま 104 芸術家が悲鳴をあげるまでのいきさつ 105 再び鏡の仮面が二重館に氾濫する 106 旅のおわりとはじまり エピローグ 新版後記

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