2024年11月26日発売
生まれ持った髪と瞳の色のせいで母に虐げられ、妹たちにも馬鹿にされ、不遇な日々を送っていた伯爵令嬢のリゼット。家族に認めてもらうため跡取りとしての勉強を頑張り、不実な婚約者にも耐えていた彼女だが、妹に婚約者を奪われたことでとうとう家を捨て、王宮で女官として身を立て始める。そんな中、とある出来事から王妃に気に入られたリゼットは王妃の依頼で秘書官として辺境伯領へと向かう。辿り着いたそこでは優しく優秀な辺境伯をはじめ、多くの人々がリゼットを歓迎してくれた。そうして自分の居場所を作るリゼットだが、その裏ではもう一人の妹の悪巧みが進行していて……薄幸令嬢の人生逆転ファンタジー、開幕!
マンガ『氷雪の英雄と聖光の宝玉』の世界に、悪辣な継母キャラとして転生してしまったイザベル。実際に会った義息のノアはめちゃくちゃ可愛くて、ノアのためならなんでもしてみせる! と自重しない日々を送っていた。--強敵・悪魔アバドンとの戦いに勝利し、ノアと夫テオバルドとともに幸せな毎日を送っていたイザベル。そんなある日、亡くなったはずのテオバルドの前妻だという女性が現れた。ノアの祖父母とともに近づいてきたその人物は、自分は実際には死んでおらず、今も変わらずテオバルドの妻だと主張し始めて……!? 家族への愛とオタクの力で異世界を変える異色のファンタジー、新展開の第5巻!
第二王子・コンラットの婚約者である公爵令嬢のエレフィナは、彼と伯爵令嬢のラビナの浮気現場を目撃してしまった。さらにはラビナを虐めたという冤罪と共に婚約破棄を突き付けられる。周囲もラビナたちの味方をする中、エレフィナに手を差し伸べたのは王立魔術師団の副団長・アルヴィスだった。強がりで人に甘えるのが苦手だったエレフィナは、自分を守ってくれるアルヴィスに徐々に心を開いていく。そして家族とアルヴィスの協力の下、エレフィナはラビナに篭絡された愚か者たちへの制裁を始めた。しかし、なぜかラビナは国家をゆるがす怪しい人物ともつながりがあるようでーー? 寝取られ令嬢の痛快逆転ストーリー。
「君を正妃にするわけにはいかなくなった」結婚式直前、婚約者のサディアス王太子からそう告げられた侯爵令嬢アニュエラ。どうやら彼の隣に立つ美少女、公爵令嬢ミリアと結婚するらしい。裏切られた絶望と怒りに震えながらも、アニュエラは側妃の地位を受け入れる。だが、ある日サディアスが「側妃は所詮お飾り」と吐き捨てたのを偶然耳にしてしまう。その瞬間、何かがプツンと切れた。……だったら、それらしく振る舞ってやりましょう? 愚か者たちのことなんて知りません! とアニュエラは自分らしく生きることを決意して……!? 冷遇された側妃の超爽快・快進撃は止まらない!
結婚式当日に夫の浮気を知った上、何者かの罠により氷漬けにされてしまった悲劇の公爵令嬢サーラ。彼女が救い出されたのは十年後ーーその間に夫だったはずの王子は早々にサーラを捨て、新たな妃を迎えていた。挙句の果てに、今のサーラには行き場もできることもないのだから愛人同然の立場で王宮に留まれ、などと宣う始末。だが実は、サーラの中には転生した日本人の魂が目覚めていた!「もうかつての気弱な令嬢じゃない、元夫も王宮もこっちから捨ててやる!」と、自分を救った第二王子リアムを協力者に魔道具師となることに決めたサーラ。前世の知識をフル活用した便利魔道具は、次第に街で評判になっていきーー!?
外見至上主義や男尊女卑が未だはびこる国で、ストレスゆえの体型を笑われ、ついには婚約破棄を突き付けられた公爵令嬢メリー ナ。しかしそこで、美しいが冷酷であると噂の伯爵・クレセットから求婚されることに。メリーナが冷遇に負けず慈善活動に励む姿に 惹かれていたという彼は、伯爵家で彼女を丁重にもてなす。自分を大切に扱ってくれる環境で癒されたメリーナは、美容部員だった 前世を思い出したこともあり、クレセット達伯爵家からの恩に報いるため、そして絶縁してきた実家を見返すため、綺麗になって幸せになった姿を夜会で見せつけることを決意して……
●辻村深月さん推薦!● “大人になるってどういうことか。ハルちゃん、ミチオくん。かけがえのない、ふたりの大切な時間を読ませてくれてありがとう。” ーーーーーー 海を越え、手紙でつながるふたりの夢と挑戦のゆくえ。 ことばはやさしい嘘をつき、絵は真実を語る……かつてない青春小説! ーーーーーー おさななじみのハルカとミチオ。 10歳でミチオがアメリカへ引っ越し、ふたりの文通がはじまった。 日米の学校や文化の違い、部活やバンド活動のこと、将来への迷い、友人や家族との問題。 手紙だからこそ伝えられるさまざまな思いを共有しながら、やがてふたりはあるプロジェクトに挑戦することに……。 イラストと文章のスリリングな相互作用。大人気イラストレーターが細部までこだわりぬいた、やさしくて力強い“唯一無二”の物語。 【著者プロフィール】 北澤平祐●きたざわ・へいすけ イラストレーター。東京都在住。アメリカに 16 年間暮らし、帰国後、イラストレーターとしての活動を開始。書籍装画、広告、商品パッケージなど国内外の幅広い分野でイラストを手がける。著書に『ぼくとねこのすれちがい日記』『ルッコラのちいさなさがしものやさん』『ひげがながすぎるねこ』などがある。
“ポスト・ギャディス”と目され、リチャード・パワーズが正体とも噂された、トマス・ピンチョン以上に謎めく、ポスト・ポストモダン作家エヴァン・ダーラーー“読まれざる傑作”として話題となった、ピリオドなしの、無数にして無名の語りで綴られる大長編の奇書がついに本邦初訳で登場!
信長と一向一揆で戦った本願寺は十二代教如の世に分派する それは「門主妻女」がゆえだ 関白秀吉が教如に掌を返し母如春尼も教如を見限った 「妻女」とは 歴史の地下水脈を史料で穿つ
人は生まれる前、どこから来て、 生まれてからどこまで行って、 死んだらどこへ帰っていくのだろう。 その細長いルートを、私は誰と一緒に歩くだろう。 世代をこえて胸に響くファンタジーノベルの傑作、誕生! ーー 鳥取で清掃員として働くのり子は、ある日、仕事先の精神病棟で出会った患者から、娘を連れてきてほしいと幼い少女が写る一枚の写真を手渡される。 ひとり姫路へと向かったのり子は、写真を頼りにその少女=ハルと出会う。 ハルは不意に出会ったのり子に「トンボ」とあだ名をつけ、そこからトンボとハル、ふたりの道行がはじまる。 姫路から鳥取へ。 国道29号線という一本の道を辿りながら、ふたりが出会う不思議なすべて。 凸凹なふたりの冒険が行きついた先に見える景色は──。 ーー 「詩」と「映画」から生まれた、心に小さなあかりを灯す物語。 ■ □ ■ 映画『ルート29』 ■ □ ■ 2024年11月8日 全国公開 出演 綾瀬はるか 大沢一菜 伊佐山ひろ子 高良健吾 原田琥之佑 大西力 松浦伸也 河井青葉 渡辺美佐子/市川実日子 監督・脚本 森井勇佑(『こちらあみ子』) 主題歌・音楽 Bialystocks「Mirror」(IRORI Records / PONY CANYON) 原作 中尾太一『ルート29、解放』(書肆子午線)