2024年12月5日発売
国王の命令で継母となった公爵令嬢ロゼマリア。だが、義娘となる王女スノウに森へ追放される。 継子いじめの継母になる悪夢を見続けていたロゼマリアは正夢とならなかったことにほっとし、嬉々として森の中へ。 そこでロゼマリアは隣国の第二王子リオヴァルドと第四王子ルイセージュと出会う。 なんとこのルイセージュ、精霊の加護を持つ「精霊の愛し子」らしい。 怯える彼にロゼマリアは魔力の使い方を教え、優しくふるまう。 テイムした大型犬や鏡の精霊ラブボと共に、りんごスイーツや毛織物を売って楽しい毎日を送るロゼマリアだが、彼女を恐れるスノウが森を焼く計画を企てておりーー!? 天才魔術師ロゼマリアのドキドキスローライフコメディ!
「あなたは今日からわたくしのものよ」 公爵令嬢のヴィヴィアンは思い出した。自分は、前世でプレイしていた乙女ゲーム『クローデット』の、ヒロインを虐める悪役令嬢であることを。そして、この世界にはゲームの1周目で死んでしまう “推し”の攻略対象、隠しキャラの魔王様がいることを…。 推し魔王様が辿る運命に悲嘆するヴィヴィアンだったが、彼のバッドエンド回避を決意! 奴隷にされていた魔王様を購入し、大事に世話をしていく中で、彼は失っていた記憶を取り戻した。 侍従となった推しとの愛を深めていくヴィヴィアン。 しかし、王太子の婚約者になるよう、王家からしつこく申し出がありーー!? 「そなたが望むなら、我の全てを与えよう」 半吸血鬼の悪役令嬢が推し魔王様を救う、艶美な異世界ラブファンタジー、開幕!!
大河ドラマの主人公・蔦屋重三郎の粋でいなせな一代記!! 山東京伝、曲亭馬琴、喜多川歌麿、東洲斎写楽……江戸っ子たちを熱狂させた大勝負、とくとご覧あれ。 豪華絢爛の吉原が業火の海に包まれた明和九年。多くの人が落胆する中で、江戸をふたたび元気にしようと心に決めた男がいた。蔦屋重三郎。通称蔦重と呼ばれたその男は、貸本屋では飽き足らず、地本問屋の株を買って自ら版元として様々な勝負に打って出る。「楽しんで生きられたら、憂さなんて感じないで済むんです」面白い書物や美しい浮世絵は、きっと世の中を明るくしてくれるーー。彼の熱意が、山東京伝、喜多川歌麿などの心を動かし、江戸を熱狂に包んで行くのだった。しかし、そこに立ちはだかったのは……。エンターテインメント歴史小説‼ 世の中は酒と書肆が敵なり どうにか敵にめぐり会いたい 【著者略歴】 吉川永青 よしかわ・ながはる 1968年、東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。2010年『戯史三國志 我が糸は誰を操る』で第5回小説現代長編新人賞奨励賞、16年『闘鬼 斎藤一』で第4回野村胡堂文学賞、22年『高く翔べ 快商・紀伊國屋文左衛門』で第11回日本歴史時代作家協会賞(作品賞)を受賞。著書に『誉れの赤』『治部の礎』『裏関ヶ原』『ぜにざむらい』『乱世を看取った男 山名豊国』『家康が最も恐れた男たち』『戦国・江戸 ポンコツ列伝』など多数。
1995年1月17日未明、阪神・淡路大震災が発生した。 神戸市内の高校から都内の大学に進学し、東京で働いていた青年は、早朝の電話に愕然とする。 かけてきたのは高校時代の友人で、故郷が巨大地震に見舞われたという。 慌ててテレビをつけると、画面には信じられない光景が映し出されていた。 被災地となった地元には、高齢の祖父母を含む家族や友人が住んでいる。 彼は、故郷・神戸に向かうことを決意した。 鉄道は途中までしか通じておらず、最後は水や食料を背負って十数キロを歩くことになる。 山本周五郎賞を受賞した作家が自らの体験をもとに、震災から30年を経て発表する初の現代小説。 【著者略歴】 砂原浩太朗(すなはら・こうたろう) 1969年生まれ。兵庫県神戸市出身。早稲田大学第一文学部卒業。2016年「いのちがけ」で第2回「決戦!小説大賞」を受賞。21年『高瀬庄左衛門御留書』で第9回野村胡堂文学賞、第15回舟橋聖一文学賞、第11回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。22年『黛家の兄弟』で第35回山本周五郎賞を受賞。他の著書に『いのちがけ 加賀百万石の礎』『藩邸差配役日日控』『夜露がたり』『浅草寺子屋よろず暦』など。
わたしたちは、いつまで人間でいられるのか? 新しい暗号通貨、分断のないSNS、超小型人工衛星…… 宮内悠介が迫る、8つのテクノロジーの新時代! ★掲載作品 「暗号の子」 「偽の過去、偽の未来」 「ローパス・フィルター」 「明晰夢」 「すべての記憶を燃やせ」 「最後の共有地」 「行かなかった旅の記録」 「ペイル・ブルー・ドット」 ★宮内悠介・プロフィール 1979年、東京都生まれ。少年時代はニューヨークで過ごす。早稲田大学高等学院、早稲田大学卒。2010年、「盤上の夜」で創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞。2012年のデビュー作『盤上の夜』が直木賞候補となり、注目される。2013年、『ヨハネスブルグの天使たち』で日本SF大賞特別賞を受賞。2017年、『彼女がエスパーだったころ』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年、『カブールの園』(芥川賞候補作)で三島由紀夫賞を受賞。2018年、『あとは野となれ大和撫子』で星雲賞(日本長編部門)を受賞。2020年、『遠い他国でひょんと死ぬるや』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2024年、「ディオニソス計画」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。同年、『ラウリ・クースクを探して』で高校生直木賞を受賞。
大学院生の仁井名奈央は、6年ぶりに再会した義弟・理人とドキドキの同居生活中。 晴れて付き合うことになった奈央と理人だが、二人暮らしは甘い刺激がいっぱいで…★ 初めての経験にとまどいながらも、二人は少しずつ姉弟から「恋人」になっていく… そんななか、超人気アイドルの大雅との三角関係が勃発!? 奈央に迫る大雅に彼氏として独占欲を隠しきれない理人はーー?★ 甘えてほしいお姉ちゃん×恋愛対象になりたい弟のムズキュン×甘々な2人暮らし、ドキドキの新章開幕★ 2024年12月刊
全てを失った公爵令嬢・セシルに手を差し伸べたのは、第2皇子・ルイスだった。 ようやく彼への想いを言葉にできたセシルだが、第1皇子の思惑によって2人は引き離されーー? 純度3000%のシンデレラストーリー、堂々完結!≪新婚初夜を描いたおまけマンガ13p収録!≫ 2024年12月刊
代々争い続ける常森組と綿貫組。 決着のため、ハニトラ対決&同居中の紅緒と那由多。 ライバルの那由多にときめかされっぱなしの紅緒だけど、段々嫌いじゃなくなってきて…。 そんな中、那由多を慕う美少女登場!?どうなる、2人の恋のハニトラ対決! 2024年12月刊
祖母から10億円の指輪を相続したメリッサ。 身を守るために護衛を雇うが、やって来たのは男のメイドだった!! 危険なメイドと一つ屋根の下、刺激的すぎる日々が始まる!! 2024年12月刊
カメラマンの奇凜パパは奇凜の写真を撮ることが大好き★ ところが突然、奇凜が写真を撮らせてくれなくなってしまい…!? 恐竜展に行き恐竜の卵を買って貰った拓馬と数馬。 卵を開けて恐竜に夢中の拓馬に対し数馬は…? 「みんなでおこた生活」など特別編二本も収録☆ 2024年12月刊
自作の【黒歴史】の悪役令嬢に転生したイアナ。 シャノウを御霊結晶に封じた傀儡術師を倒したことで、シャノウが元の姿で生きて帰ってきた…! イアナは自分が動くことで大切な人たちを守る未来が得られるかもしれないと希望を持つ。 時同じくして、イアナを理解できず苦しむソルも、すべてを知るためには自らイアナを暴く必要があると自覚し、1人、イアナの元に向かうが…!? 2024年LaLaDX5月号掲載の特別編 「ソルとイアナのマッチング魔法」30pも収録! 2024年12月刊
「普通になれない」ことに悩む求職中の紺。 紺が偶然出会った藍は、恋人の楓という人物を探していた。 2人の出会いから動き出した人間模様。 それぞれの恋心の向かう先は…? 恋心が交錯する大人百合の開幕??。 2024年12月刊
「氷の女王」と呼ばれるホテルでフローリストとして働く瑠依はひょんなことから“皇帝”と仇名されるホテル再生人・高嶺啓司と出会う。 「瑠依との結婚」を条件にホテルを買い取り、オーナーとなった啓司。 彼の熱い気持ちを受け入れ、ふたりは婚約者同士となり、社内では「社長」と「従業員」の身分違いながらも秘密の同棲生活はじめた。 さまざまな困難を乗り越え、啓司の実の母・美咲への挨拶も終え、あとはふたりが結婚することを発表するだけとなっていた時、瑠依の職場に啓司の元カノ・若菜が転職してきて…!? 2024年12月刊
「私は人間(ひと)であることを諦めない」 西彩子(にしさいこ)、連続殺人犯の娘。人呼んでレクターガール。 現代のエリザベート・バートリと言われた連続殺人鬼を母に持ち、 自身は肉体的に痛みを感じない特殊体質と常人とは異なる脳波を持つ天才サイコパス。 彼女は戦う。自由であるために。 彼女が彼女であるために。 妊婦ばかりを狙った連続殺人事件の重要参考人とされたのは16歳の少女、西彩子(ルビ:にしさいこ)。 4年前に同様の事件で逮捕され、拘留中に自死したシリアルキラー西玲子の遺児である。 彩子は6本の指を持つ手で美しいピアノを奏で、非常に高い知能を有する一方、痛覚の一切を持たぬサイコパスであった。 彩子を調べ始めた刑事の河口は、4年前の事件と今回の事件は同一犯であり、玲子でも彩子でもない真犯人がいると睨む。 同様に4年前から事件を追ってきた彩子は河口とタッグを組み、恐るべき事件の真相に立ち向かっていく……。 ピアノを愛する天涯孤独の刑事×サイコパスの少女。 音楽で結ばれた異色のコンビが希代のシリアルキラーを追うバディミステリー! ★読者の声 強くて、かっこいい。彩子のような生き方に憧れます(17歳・高校生) サイコパス同士の頭脳戦にシビれる。誰よりも強くて、でも抱きしめたくなるほど彼女は愛おしい(20代・会社員)