2025年4月18日発売
卒業式を目前に控えたある高校で、生徒が窓から落ちるという事件が起こった。落ちたのは卒業生代表の予定だった生徒、常磐星藍。誰からも好かれ、品行方正で有名だった彼女は、周りに合わせていることで自分の顔が見えなくなる「青年期失顔症」だったのではないかという疑惑が浮上する。後輩の朝葉と聖は事件の真相を調べはじめるが、そこには思いもよらない秘密が隠されていて…。
2022〜2024年に翻訳出版された小説・戯曲4,780点を2,463人の作家別に一覧できる図書目録。各図書には内容紹介を、短編集には収録作品を記載。「書名索引」「訳者名索引」付き。
思わず笑っちゃうお色気4コマを、秋の夜長のおともに! 天才ギャグ職人・岩谷テンホーの最高峰「みこすり半劇場」を、最新作から名作プレイバックまで、「ちょうどいい笑える下ネタ」の総集編。お色気4コマの決定版を、おなかいっぱい楽しめるお得な一冊!
第一波攻撃隊を率いて出撃した江草少佐は、真珠湾内に碇泊する巨大な米戦艦を認めて眼を見張った。 ──これは大和型に匹敵するほどの大戦艦ではないか! 水路の端に碇泊しているのはまぎれもなくアイオワ級戦艦で、敵主力空母の撃破に成功した江草は、“この巨大戦艦も仕留めてやろう!”と決意する。母艦へ帰投するや江草は、山口中将に「アイオワ級をぜひとも沈めたい!」と直訴、山口も意気に感じてうなずいた。 しかし戦艦を沈めるにはどうしても雷撃が必要だ。しかも「アイオワ」はもう、真珠湾から脱出しようとしていた。 第四波の暁星はすべて雷装で発進、はたして「アイオワ」を捕捉できるのか──!?
[商品について] ー「オレ達はバイブルの呪いの中に居るんだね」- ネオン街の路地裏にあるクラブで、いつものように非日常的な時間を楽しんでいたフリーランスの不動産コンサルタント仲介業者・八文字聖也は、どこかで見覚えのある女を見かける。バーカウンターに座り、ラテン語の文字と悪魔を思わせる不穏なイラストが記された本を持つ彼女は、七年前に入水自殺をしようとしていたところを八文字が助けた女、一条かんなであった。 最愛の恋人を病で亡くした八文字と、宗教二世としての苦しみ、怒りにもだえるかんな。天国とも地獄ともつかないこの世界で再生を図る男女の人間模様を描いた決死の中編小説。 [目次] 序章 第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章 第7章 第8章 第9章 第10章 第11章 著者略歴 [担当からのコメント] 主人公の八文字は不動産コンサルタント仲介業を営んでおり、作中ではその仕事における葛藤やリアルな取引の様子なども描かれています。特に同業者の方はそのあたりのスリルも楽しめるはずです。善と悪という2つの相反する哲学的本質をあらわしたストーリーですので、ぜひご一読ください! [著者プロフィール] 伊場 公甫(いば きみとし)
愛はここにある。 幸せはここにいる。 「これまでの私の人生を全部込めたと言い切れる作品を描きました」 ーー瀬尾まいこ 母親との関係に悩みながらも、一人娘のひかりを慈しみ育てる、シングルマザーの美空。 義弟で同性のことが好きな颯斗は、兄と美空が離婚した後も、何かと二人の世話を焼こうとするがーー。 「子育てをしながら自分が受けた恩を思い知って、親に感謝していくのだと思っていた。それが親になった途端、さっぱりわからなくなった。この日々のどこに恩を感じさせるべきところがあるのだろう」 (本文より) 本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』、ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式招待&日本アカデミー賞優秀作品賞原作『夜明けのすべて』など、人々のかけがえのない関係性を紡ぎ続けた瀬尾まいこが描く、あなたの小さな、でも確かな支えとなる感動の物語! 大丈夫、忘れているだけ、見えていないだけ。 柔らかく折り重なった言葉が語りかけてくる。 そう、希望の鳥はすぐそばにいる。 ーー津田健次郎(声優・俳優) 今、部屋で一人涙をこらえるあなたに読んでほしい。 しんどい人生をそっと優しく肯定してくれる傑作です! ーー三宅香帆(文芸評論家) 春 9 夏 82 秋 143 晩秋 193 冬 258 冬の終わり 336