2025年5月23日発売
廃園寸前の動物園でカピバラ・山田さん一家の飼育係をしている穣。ある日の落雷で、気づけば山田さんたちと異世界に召喚されていた。転移早々ゴブリンに襲われるも、山田さんに助けられる穣。 「ふぅ。無事だったか、新人?」 どうやら、今回選ばれた勇者が山田さんだったようで…!? 女神の手違いで異世界召喚に巻き込まれたらしい穣は、【ポイント交換】というユニークスキルを授かっていた。早速食材や建物、【クラフトスキル】と交換し、自分好みの家を建てたり、おいしい料理を召喚したり…魔物と戦う山田さん一家のサポートをしつつ、異世界ぐらしを楽しむ毎日。そんなある日、カピバラたちの希望で発掘した温泉に体力回復や成長促進など、トンデモ効能があると発覚! さらに、村を襲うモンスターを撃退したり、瀕死の冒険者を助けたり、温泉宿を営んでみたり…人間+カピバラ3頭の不思議なパーティーが大活躍!? 勇者カピバラとおまけの飼育員がおくる、ゆるり異世界ファンタジー、開幕!
家族に愛されず病死した少女ルウリの転生先は泥船貴族の娘!? 商売は赤字続きで没落寸前、それでも両親に愛される日々を送っていた。 ある日、ルウリは屋敷で瀕死のシロクマを発見。 助けてあげようとシロクマに触れた時、なぜかルウリの力が覚醒!? ルウリは神獣と心を通わせられる神獣の巫女だったーー! そしてシロクマを無事救うことに成功する! しかし家はとうとう没落して屋敷を売るはめに… ルウリ一家は住むところを失ってしまった。 ボロボロになりながらも辿りついたのは、行き場を失った者達が身を寄せ合って暮らす村だったーー。 ルウリは神獣の力でインフラを整備したり、魔物を撃退したり、瞬く間に村の生活環境を変え、村人の信頼を得ていくーー。 次第にルウリの周りにはシロクマ以外の神獣達も集まってきて…!? これは優しい家族と村人、もふもふな神獣たち、ささやかな幸せを見つけた転生幼女による日常の物語!
基準の判断が難しい定番の名作を“ブックガイド類での掲載数”を元に選定した、明確な指標による名作案内。2000〜2024年に刊行された、絵本・児童文学・YA文学を紹介するブックガイド・あらすじ本等を対象とし、掲載されている作品を集計、掲載数が多い505作(絵本213作、児童文学・YA文学292作)を紹介する。「作品別ブックガイド一覧」「作者名索引」(国別)、「対象年齢別索引」付き。
累計復刊リクエスト数370票! 音声合成技術VOCALOIDを使った作曲家、悪ノP(mothy)による小説シリーズが、装い新たによみがえる! 2025年3月より毎月刊行が決定! 『悪ノ大罪』シリーズは、音声合成技術VOCALOIDを使った作曲家、悪ノP(mothy)により、2012〜17年にかけてPHP研究所より出版された小説シリーズです。中世から近代を舞台に、キリスト教における罪の根源とされる七つの欲望や感情、悪徳をテーマに作られた楽曲たち『七つの大罪シリーズ』を小説化したものになります。 2021年に初めての復刊リクエストが付いて以来、小説の元である楽曲を聴き、さらに楽曲の世界に浸りたいと思った方々からの熱いリクエストが積みあがり、現在(2025年1月6日時点)までに累計370票という多くのファンの方からのご支持をいただきました。 このたび、PHP研究所から出版されていた初版の風合いを生かしつつ、新たな造本、装丁により『悪ノ大罪』シリーズ(全8巻)が紙の書籍として蘇ります(その後、電子書籍化も予定)。 読み返すたびに、新たな発見がある『悪ノ大罪』の世界。楽曲を聴いた人が、小説も読みたいという声も多い人気のタイトルです。 貴重なこの機会をお見逃しされぬよう、ぜひ直接お手に取ってご覧ください。 「さあ、眠りなさい」 シリーズのうち【怠惰】をテーマにした楽曲「眠らせ姫からの贈り物」をノベル化。 エヴィリオス歴609年、エルフェゴート国トラゲイにて連続怪死事件が発生。新聞社に勤める記者ハンネ=ローレは「プラトーの花」について取材を行う過程でトラゲイへと足を踏み入れる。巻き込まれた怪死事件の調査を進める中で彼女が辿りついたのは、マルガリータ=ブランケンハイムと名乗る伯爵夫人だった。 ※「VOCALOID(ボーカロイド)」および「ボカロ」は、ヤマハ株式会社の登録商標です。 イラスト:壱加/猫将軍/ミギー (c) mothy 2025 (c) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net
石の街とよそ者相良(ソーラ)さんの四季折々の物語。 現実と非現実、あるいはリアリズム的要素と寓話的要素が混在して展開する堅固な格子街路のある街と、そこで暮らす人びとの点描。 カルヴィーノの『マルコヴァルドさんの四季』を念頭に書き継いだ十六篇は、 わたしたちのいま現在に通じてもいる!? あるいは未だ遠いところにある「街」への旅だったのかもしれない。 春 街とホウレン草 夏 街とサングラス 秋 街と一時間のオマケ 冬 街と広場 春 街と春の祭 夏 街とピッツァ屋 秋 街と白い人 冬 街と雪の日 春 街と空気 夏 街と破壊される街 秋 街ともうひとつの街 冬 街と教会 番外篇 春 町と石地蔵 番外篇 夏 町と磐いわくら座 番外篇 秋 町と石の銘板 番外篇 冬 町と石の化身 あとがき
第8回東奥文学賞で大賞を受賞した「盗まれる指先」は遠隔医療の技術が格段に進化した2035年の青森県を舞台に、医学と倫理というテーマに鋭く切り込んだ作品です。 最終選考委員の文芸評論家・三浦雅士さんは「冒頭、手術する外科医の場面が秀逸。緊張感の生々しさが、近未来を描くSFだとの重要性にまで思いいたらせず、その筆力に驚嘆する」と賛辞。同じく委員を務めた芥川賞作家の川上未映子さんは「金と命の値段、医師の倫理、労働の厳しさと先行きの不安をしっかり描きつつ、現実と生のあやうさを問うてもいて、作品に深みを与えている」と評価しました。 東奥文学賞は東奥日報創刊120周年を記念して2008年に創設。青森県内在住者や青森県出身者を対象に小説を募集し、第8回は58編の応募がありました。
・「愛のために、人は動く」 ・「愛」のために、人は、異世界で奮闘する。 ・「愛」のために、人は、勉学に励む。 ・「愛」のために、人は、復讐を図る。 ・「愛」のために、人は、一芸に秀でる。 ・「愛」のために、人は、ずっとそばで見守る。 これは、そんな「愛」に突き動かされる人々の物語。