2025年9月29日発売
【この勇者は、ハード・ボイルドですか?】【いいえ。ハーボ・ドイルドです。】《引きこもり勇者の“悠々自適生活”伝説!!!!!》勇者ハーボ・ドイルド(16)はアリモハン国王・マニューケル13世から魔王ワルモンデス討伐を命じられる。だが、ハーボは是を断った。それは「メンドくさい」からだ!!「悠々自適(ワッホイホイ)」な生活が大事だからだ!!女戦士・女魔法使い・女武闘家ーーー勇者の元に集う選ばれし仲間たち・・・!それでも、冒険の旅は始まらないーーー!!ハボクエ☆コメディ超待望の第1集!!
【累計150万部突破!!!大人気バイオレンス・ピカレスク!!!】道鐘男のルーツを究明するべく、 美保乃関を訪れた知春と村岡。そこで知春に待ち受けていたのは、予期せぬ、されど切望していた、“楓の子”との邂逅だったーー。一方、新たに現れた三羽の守り鳥。彼らの“非情な存在意義”が、知春と村岡をかつてない危機に陥れる…!!鳥と神の郷(郷にルビ:さと)で繰り広げられる血みどろの決戦、大佳境の第15集!!!
【累計150万部突破の大ヒット作『撲殺ピンク』公式スピンオフ!!!!】 性犯罪者《ピンク》の肉体を捌き、密売買する闇医者・大鳥梅子、通称オードリー。彼女は、『撲殺ピンク』の主人公・ラブ達と出会う現在に至るまで、どのようにピンクを処分してきたのか……? 知られざる『撲殺ピンク』の“裏の仕事”が今、明かされるーー!!大ヒットコミックス『撲殺ピンク』の著者自身が描き切る、予測不能、衝撃戦慄の公式スピンオフーー第1集!!!
先生(漫画家)の引退を機に、アシスタントのナミは人生の岐路に立つ‼“少女漫画村”で生きていたアラフィフの彼女にとって、世間は何もかもが初めて尽くしーー新たな職場となったレトロ玩具店で、自分と居場所を模索していきます♪何かを始めるのに遅すぎるなんてことない!時代劇の盟主・昌原光一が描く、心温まる現代群像活劇‼
娘の殺害犯を探し出す。例え悪に染まろうともーー。 舞台は近未来の日本。 そこでは、『脳アクセス』と呼ばれる、死んだ人間の記憶を復元する技術が発達していた。 中川ノブオは、脳アクセスを用い、過去の名画を復元する仕事をしていたが、ある日、最愛の娘が何者かに殺害される。 それから2年の月日が経ち、事件は迷宮入りとなり、ノブオは自らの手で犯人を粛清することを決意する。 しかし、その方法は、娘殺害の容疑者6人すべてを死人とし、強引に脳アクセスを実行するというものでーー⁉ 娘の仇を討つため、修羅と化した父親による、後退不可の漆黒の復讐劇が幕を開ける‼
どうしても料理をしたくない新婚のアラサー、過度なダイエットに励む姉を見守る受験生、東京に家出し、一人時間を満喫する主婦……。偏食なオーナーが開いた「カフェ・オヴィ」には食と人生に悩む人が訪れ、自分の心と向き合う。女性の内面を繊細に捉えた、温かな連作短編集! <目次> 阪本弥子/枦元海/濱浦盟子/桐野由季子
獅子王戦への挑戦権を懸けたトーナメントは、 ついに零VS島田戦へ! 対局を前に、研究に没頭しすぎていた零… 三日月堂の屋台でおやつを売っていたひなたと、 久々の再会をして? 一方、対局の日も普段と変わらない朝を過ごす島田。 しかし、家を出る直前から小さなトラブルたちが積み重なっていき… 果たして定刻には間に合うのか!? 「じゃあ 始めようか」 師弟の一局が幕を開けるーー 鐘の音は『ふるさと』を奏で鳴り響く。 2025年9月刊
奇譚・推し活・ちょっとSF!? デビュー作ながら、韓国で14刷突破! 3か国語で翻訳された、話題の短篇小説集。初の邦訳! 気鋭作家イ・ユリが描く、優しさとユーモアが漂う独特世界。 ある朝、彼氏の手がブロッコリーに…! 日常にひょっこり顔をだす、不思議な出来事。 へこんでいた心をスカッと救う8つの物語。 ★人気作家たちも絶賛! ──────────────────── 「来る途中で拾っただけ」と平然と繰り出される ユーモアとウィットも一級品で、長所を挙げたらきりがない。 ──ク・ビョンモ(小説家 『破果』『破砕』) 幻想的だが現実味があり、ロマンスのようだがそうではない気もする、 数枚のカードを見せられた後、不意に裏返されると、 何だったか見失ってしまう妙な物語。 ──パク・ソルメ(小説家 『未来散歩練習』『影犬は時間の約束を破らない』) ──────────────────── 時につまづき、失い、溺れかけても…… 私たちはゆるやかに助け合って、前を向く。 「一生懸命やってもダメなことってあるよね。 生きてたら必ずある、そういうこと」(本文より) 不思議だけれど、私たちの切実さと繋がる物語。 読めばあなたも語りたくなるはず! ★各篇あらすじ ──────────────────── 「赤い実」……鉢植えから亡き父の声がする 「ぷかぷか」……アイドルを推しすぎて大ピンチ 「ブロッコリーパンチ」……ある朝、彼氏の右手がブロッコリーに 「爪の影」……真夜中に元恋人の霊が現れた 「アオサギクラブ」……絶望の淵を歩いていたらアオサギクラブに誘われて 「チーズの月とビスコッティ」……僕の相棒は石ころ 「平べったい世界」……半透明になった私と継母 「イグアナと私」……イグアナに泳ぎを教えたら ────────────────────
「医療では、人は救えないんだよ」 現役医師が描く、人の命と幸福について。 2024年本屋大賞第四位&京都本大賞受賞、映画化決定の感動作『スピノザの診察室』続編、ついに刊行! ※シリーズではありますが、本作単体としてお楽しみいただけます。 「君はここまで来るために、何人の患者を死なせてきた?」 思想する医師・雄町哲郎は今日も京都の街をゆく。 大人気、哲学エンタメシリーズ待望の第二弾! 【あらすじ】 大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望されながらも、母を亡くし一人になった甥のために地域病院で働く内科医の雄町哲郎。 ある日、哲郎の力量に惚れ込む大学准教授の花垣から、難しい症例が持ち込まれた。 患者は82歳の老人。 それは、かつて哲郎が激怒させた大学病院の絶対権力者・飛良泉寅彦教授の父親だったーー。 「エピクロスが主張している快楽の本質は、何よりも『精神の安定』のことなんだ。だから自分は快楽主義者だと言う奴に出会ったら十分に注意することだ。心の平静を求めているのか、ひたすら快楽を求めているのか、こいつは全く別物だよ」(本文より) エピクロス……古代ギリシャの哲学者。快楽主義を提唱した。 【著者からのメッセージ】 「幸福」とは何か。 本書の主題は、前作『スピノザの診察室』と同じく、この問いの中にあります。 幸福に生きるとはどういうことか。幸福は環境が与えるものなのか、それとも自分の力で生み出すものなのか。幸福と快楽とは何が異なるのか。 これらの問いが私の中で年々重みを増しているのは、臨床現場で様々な命の在り方に出会うからかもしれません。無論、容易に答えが出るものではありませんが、思索の旅を少しずつ前へと進めています。 古代ギリシャの哲学者エピクロスは、快楽主義の祖と言われる人物ですが、この問いに、実に簡潔な答えを示しました。 それは、心に悩みがないことと、肉体に苦痛がないこと。 彼が提示したこの素朴な条件に、私はもう一つだけ付け加えます。 すなわち「孤独ではないこと」。 多様性の名のもとに、人と人とのつながりが断ち切られ、互いに歩み寄ることが難しくなりつつある現代だからこそ、この物語が多くの人の足下を照らす、温かな灯火となることを願っています。 ーー夏川草介 第一話 錦秋 第二話 冬至考 第三話 百鬼夜行 第四話 初弘法