著者 : いとうのいぢ
「涼宮ハルヒ劇場」がついに帰ってきた! ファンタジー篇、ギャラクシー篇に続く続編は大幅完全描き下ろし! 様々な世界を旅するハルヒとSOS団の活躍が収録された、「涼宮ハルヒ」シリーズ最新刊! ☆ 「勇者ハルヒよ」 気づけば王宮にいた俺たちは王様から邪悪な魔王を倒すよう依頼されーー って、ちょっと待て、この『世界』は何なんだ? わけが解らないまま朝比奈さんの魔法が炸裂して任務達成かと思いきや、 長門の「ミッションインコンプリート」の呟きとともに宇宙空間へ飛んだかと思うと 舞台は西部劇、果ては神話世界へーー。 これはいったい誰の仕業だ。 そしてハルヒ、今度のお前は何を想っているんだ? 奇想天外の第13巻!
新世界『無何有鏡(ザナドゥ)』。この混沌に包まれた楽園を進む、2つの影があった。 その正体は『炎髪灼眼の討ち手』シャナ、そして『廻世の行者』坂井悠二。二人はこの新世界に秩序をもたらすため、今なお戦い続けていたーー。 「なにもかも、先は長いな。道も、険しい。でも、長く進むに、値する道だ」 本編完結後、新たな世界へと旅立ったシャナと悠二の足跡を描く『アンフィシアター』『クイディティ』、そして掌編小説3編に加えて、書き下ろしの新作小説2編を収録。 11年の時を経て紡がれる、新たなるシャナの伝説を、ここに。
初詣で市内の寺と神社を全制覇するだとか、ありもしない北高の七不思議だとか、涼宮ハルヒの突然の思いつきは2年に進級しても健在だが、日々麻の苗木を飛び越える忍者の如き成長を見せる俺がただ振り回されるばかりだと思うなよ。 だがそんな俺の小手先なぞまるでお構い無しに、鶴屋さんから突如謎のメールが送られてきた。 ハイソな世界の旅の思い出話から、俺たちは一体何を読み解けばいいんだ? 天下無双の大人気シリーズ第12巻!
紫綬褒章受章作家・稲葉真弓がかつて「倉田悠子」の別名義で著した、『くりいむレモン』の絶品ノベライズ。百合ノベルの原点にして金字塔が、今ここに蘇る!ここは聖アザレア女子学園ー厳粛なカトリック系の全寮制女子高校。転入生の小松崎リエは、生徒会長の上級生・早川なおみに見初められ、夜ごと繰り広げられる秘め事へと誘われる。ミステリアスな同級生・碧も加わっての、底知れぬ欲望の連鎖のなかで、少女たちの愉楽と悲哀が艶やかに浮かび上がるー。
従姉に強引な勧誘を受けて始めたオンラインゲーム『ファイナルファンタジー14』で、僕はひとりの冒険者と出会う。彼女は可愛らしい猫耳の少女であり、親切で魅力的な性格であり、けれどゲームの外ではー療養所のベッドでノートパソコンを抱える、暗く沈んだ目をした女の子だった。リアルから始まりゲームへも影を落とす彼女の傷と、ゲームから始まってリアルへと繋がっていく僕らの絆。彼女がゲームの中で見せてくれた笑顔は決して嘘なんかじゃない。だから僕は灰色の病室で、彼女の背を押そうと思うーエオルゼアで彼女が、僕の背を押してくれたように。
文学界の巨匠・筒井康隆が書き上げた唯一のライトノベル作品、『ビアンカ・オーバースタディ』。その“正統なる続篇”を引っさげ、筒井が認めた破格の新人・筒城灯士郎の才気がついにヴェールを脱ぐ!天体観測の最中に突然消失してしまった好奇心旺盛な超絶美少女・ビアンカ北町。妹・ロッサ北町は愛する姉を見つけ出すため、時空を超えた冒険を始めるー!星海社FICTIONS新人賞受賞の超弩級SF、上下巻同時刊行!
世界から姿を消した姉・ビアンカを見つけるため、時空を翔けめぐる追跡を続ける妹・ロッサ北町。ビアンカはどこへ消失したのか、“ウブメ効果”とは何なのか。そして“最未来人”とは誰なのかー。文学界の巨匠・筒井康隆が書き上げた唯一のライトノベル『ビアンカ・オーバースタディ』。その“正統なる続篇”に挑んだ新人・筒城灯士郎の筆致は、ジャンルの限界を超えた結末へー!星海社FICTIONS新人賞受賞の超弩級SF、上下巻同時刊行!
“薔薇”が咲く時、令嬢は暗殺者となるー!!時は大暗殺時代ー。『ある日突然、俺は死んだー』暗殺公アージェント侯爵の企みによってハイドランド王国が秘密裏に管理する謎の教育機関『アンブレイカブル・ガーデン』に入学させられたシオン。家族の記憶を改竄され存在を亡き者にされた彼が生き残るためにとった行動ーそれは暗殺公の娘エヴァレットの“盾”となり、学園の総代エミリア、真面目な剣聖ロゼ、薬学の博士リリィ、俊足のティーダ、異例の転校生ジゼルと共に“薔薇の季節”の試練を乗り越えて暗殺者の頂点“青い薔薇”を目指すことー!この時代を生き抜く乙女たちの可憐で熾烈な運命が今、幕を開けるー!!
夏。そして、海。都会の喧騒を離れ、まぶしく輝く水着姿の女子たちがキャピキャピと水遊びを楽しんでいた。そんな中、直会カナエは、青い空をじっと見上げている。そこにあるのは、『死像』。ゆっくりと『どこか』へ向かうそれは、カナエの敵『ハインの手先』が放った世界を崩壊に導くものだった。しかし同じ頃、『ハインの手先』である一条摩芙も、驚いていた。この『死像』は、私たちが創り出したものではないー。女子チームの水着が眩しい最新刊登場!
カナエの妹とも言える少女・一条摩芙は、世界を破滅に導く『ハインの手先』だった。その真実を知らずに『ハインの手先』への再戦を誓うカナエと、その真実を隠し彼を想い慕う摩芙。『運命の糸』は、そんな二人を奇妙な『魔術師』と巡り合わせる。八十辻夕子。カナエのクラスメイトであり現代の魔術師であった彼女は、自分の裸を目撃された代償にカナエを許嫁に仕立て上げる。一方、『ハインの手先』となった摩芙が夕子の父に『半閉じの目』を見出し…。恋もバトルも見逃せない第二巻!
世界には二つの『未来』がある。『新たに見出す可能性へと進む』かー『誰知らず降りる破滅に沈む』かー。なんでも直感的に行動する少年・直会カナエ。とある相談を受け、古い校舎へと踏み入った彼は突如、謎の『星』へと飛ばされてしまう。そこで一人、待っていたのは『星平線のそよぎ』と名のる謎の少女。彼女は軽いノリで告げる。「ズバリ、世界を救ってもらいます!!」カナエは世界を救う可能性の象徴『半開きの目』に選ばれた、という。そして、世界を破滅に導く歪んだ運命の象徴『半閉じの目』の行使者『ハインの手先』を止めなければならない、らしい。その頃ーカナエを慕いながらも妹扱いされている女子小学生・一条摩芙も、何かを感じ、悩み、決断していた。「『あれ』が動き出したら…私も、やらなきゃいけなくなる」世界の『未来』を懸けた運命の戦いが今、始まるー!
『ソロー』 ── 時代は十九世紀後半。“狩人”フリアグネとマリアンヌは、南北戦争下のアメリカに居た。そこで“紅世の王”と“燐子”は、『復讐』を願う人間の少年と出会う。彼の話を聞いたフリアグネは、救いの手をさしのべる。 『ヴァージャー』 ── 天道宮から巣立ったばかりの紅蓮の髪と瞳を持つ少女。『贄殿遮那のフレイムヘイズ』 と自身を表する彼女は、“紅世の王”オオナムチ討滅の依頼を受ける。難敵に挑む少女だが、共闘するフレイムヘイズの、意外な事実を知り……。 『フューチャー&ホープ』 ── 『シャナ』 本編後、『新世界』 へと渡ったシャナと坂井悠二。御崎市に留まった吉田一美。それぞれが想い、歩む道とは──。 電撃劇場文庫 『灼眼のシャナM』 で描かれた 『ノーマッド』 も収録!
わたしは知っている。わたしがこの高校でいちばん美しい、いちばん綺麗な女の子だということをー。あらゆる男子生徒の視線をくぎ付けにする超絶美少女・ビアンカ北町の放課後は、ちょっと危険な生物学の実験研究にのめりこむ生物研究部員。そんな彼女の前に突然、“未来人”が現れてー!?文学界の巨匠・筒井康隆が本気で挑む、これぞライトノベル。21世紀の“時をかける少女”の冒険が始まる。
夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎は深まるばかり。そんな中、クラスメイトが凄惨な死を遂げた。この“世界”でいったい何が起きているのか!?名手・綾辻行人の新たな代表作となった本格ホラー。TVアニメ版のキャラクター原案を手がける、いとうのいぢのイラストで登場。
“徒”の理想郷 『無何有鏡(ザナドゥ)』 創造を巡り、“祭礼の蛇”の代行体・坂井悠二と、フレイムヘイズ 『炎髪灼眼の討ち手』 シャナが、刃を交えていた。 その渦中、琥珀色の風が吹いた。 吉田一美が、宝具 『ヒラルダ』 へ願った想いを受け、“彩飄”フィレスが戦場に現れる。 フィレスを呼んだ吉田。 生け贄のヘカテー、ほくそ笑むベルペオル、神殿を支えるシュドナイ。 襲来する“徒”を屠るカムシン、神殿上空に舞うヴィルヘルミナ、そこへ向かうマージョリー。 そして、対峙するシャナと悠二。 人間、“徒”、フレイムヘイズ。彼らが向かう先が、今ここで決まる。すべては、悠二とシャナの決着の行方にゆだねられていた──。
長門が寝込んでいるだと? 原因は宇宙人別バージョンの女らしいが、どうやらSOS団もどきのあの連中は俺に敵認定されたいらしい。やれやれ、勘違いされているようだが、俺もいい加減頭に来ているんだぜ?
ハルヒによるSOS団入団試験を突破する一年生がいたとは驚きだが、雑用係を押しつける相手ができたのは喜ばしいことこの上ないね。なのに、あの出会い以来、佐々木が現れないことが妙にひっかるのはなぜなんだ?
『大命』を目指す“蛇”坂井悠二を追い、『詣道』に突入したシャナ。先代『炎髪灼眼』に優るとも劣らない力を覚醒させた彼女は、カムシン、ヴィルヘルミナ、レベッカら強大なフレイムヘイズと共に、決戦に備え突き進む。-そこに突如、茜色の炎が立ちはだかった。それは、最強の“殺し屋”サブラクによる開戦の烽火。一方、ゾフィー率いる兵団の活躍により、『星黎殿』はついに陥落寸前にまで達していた。その異常事態に自軍の危機を察した“仮装舞踏会”総司令官デカラビアは、意外な方策を採り…。フレイムヘイズと“徒”の一大決戦、その決着の行方は…。
“紅世の徒”最大級の組織「仮装舞踏会」の盟主となった“祭礼の蛇”坂井悠二。彼はベルペオルら『三柱臣』と共に、『大命』成就のため『久遠の陥穽』に旅立った。一方、残された「仮装舞踏会」の軍勢は、フレイムヘイズの拠点・外界宿へ一大攻勢をかける。その動きを受け、ゾフィーは、何処かに潜む移動要塞『星黎殿』陥落を目指し、再び『フレイムヘイズ兵団』を結成する。単独で動くヴィルヘルミナは、カムシン、レベッカと共に『炎髪灼眼奪還計画』を発動、シャナ救出のため『星黎殿』に乗り込むのだった。そして、その二大勢力の戦火は、囚われのシャナにも及んだ。『星黎殿』攻防戦の余波を受け、重傷を負った彼女を待ち受ける危機的状況とは…。
[仮装舞踏会(バル・マスケ)]の盟主・“蛇”との戦いに敗れ、シャナは『星黎殿』に幽閉された。 炎髪も灼眼も、今は紅蓮の煌きを失い、大太刀『贄殿遮那』は取り上げられた。自在の黒衣『夜笠』を身に纏うこともできない。なにより、魔神“天壌の劫火”アラストールの意思を表出させる神器“コキュートス”すら奪われている。 ベルペオルの宝具『タルタロス』によってその異能を封じられたシャナには、抗(あらが)うすべは残されていなかった。 ──命を狙う存在がすぐそこまで迫っていたとしても。 星空を背に、その“紅世の王”は現れた。不意をつかれたシャナの見据える前で、“紅世の王”は抹殺の意思を呟く。 「おまえは──要らない」と。