著者 : いとうのいぢ
清秋祭を半月後に控えた御崎市。シャナの奇妙な行動を不審に思ったヴィルヘルミナが、悠二を帯同させ尾行を開始した。果たしてシャナが隠す秘密とは?まだ悠二とシャナが通じ合っていた頃の物語『ドミサイル』。鉄面皮のフレイムヘイズ・ヴィルヘルミナが、陽気できまぐれなミステスと“紅世の王”のコンビー『約束の二人』の『永遠の恋人』ヨーハンと“彩瓢”フィレスと出会う契機となった物語『ヤーニング』。そして「コミック電撃大王」マンガ版シャナ作画・笹倉綾人とのコラボレーションで贈る、新米フレイムヘイズだったシャナの奮闘記『ゾートロープ』。本編を補完するストーリー3本立てに加え、もちろん巻末にはあの“紅世の王”と人形型“燐子”も登場、短編集『S』シリーズ第2弾。
その正体が初恋の人・石蕗正晴だとは知らないまま、羊のぬいぐるみ・ユキちゃんのために星のしずくを集める秋姫すもも。ある日突然、自分こそが本来のプリマ・プラムだと主張する皐ユリーシアが現れ、しずく取りの勝負をすることに。プライベートでも石蕗に急接近するユリーシアに、すももの心は揺れる。そしてある時、しずくの奪い合いになってユリーシアの強大な力が暴走!そこに駆けつけた石蕗はとうとう…!?すももと石蕗に次々と降りかかる試練。ふたりのピュアな初恋の行方は?人気ゲーム公式ノベライズ、感動の完結巻。
クリスマス。一人の少年が消えた。根源たる“在存の力”を失い、いなかったことになった。ゆえに、その欠落は誰にも気付かれず、忘れ去られた。消滅してしまったモノは、二度と戻ってこなかった。そうと知ってなお、シャナと吉田一美は、彼の生存を信じ続ける。喧騒が戻った御崎市の片隅でー。場所は変わり、人知れず浮遊する移動城砦『星黎殿』内部。一人の少年が空であった玉座に着いた。鎧った凱甲、靡く衣、その全てが緋色で、頭の後ろから漆黒の竜尾が伸びている。周りに控える“紅世の徒”らから「盟主」と呼ばれた少年は、一同を睥睨し、そして命を下した。「盟主」たる少年が、御崎市で待つ彼女たちの許に戻ることは、無かった。古の王“祭礼の蛇”を奉迎した“仮装舞踏会”は、「大命」へと静かに動き出す。
クリスマス。一人の少年が消えた。根源たる“存在の力”を失い、いなかったことになった。ゆえに、その欠落は誰にも気付かれず、忘れ去られた。消滅してしまったモノは、二度と戻ってこなかった。そうと知ってなお、シャナと吉田一美は、彼の生存を信じ続ける。喧騒が戻った御崎市の片隅でー。場所は変わり、人知れず浮遊する移動城砦『星黎殿』内部。一人の少年が空であった玉座に着いた。鎧った凱甲、靡く衣、その全てが緋色で、頭の後ろから漆黒の竜尾が伸びている。周りに控える“紅世の徒”らから「盟主」と呼ばれた少年は、一同を睥睨し、そして命を下した。「盟主」たる少年が、御崎市で待つ彼女たちの許に戻ることは、無かった。古の王“祭礼の蛇”を奉迎した「仮装舞踏会」は、「大命」へと静かに動き出す。
たとえば、窓の外の星を見つめているとき。たとえば、1日のおわりに秘密の日記を書いているとき。不思議な出来事は、突然空から降ってくるー。「ボク、ぬいぐるみの国からやってきた、ちょっと不思議なぬいぐるみ。ボクがぬいぐるみの国に帰るには、きみの力が必要なんです」。そんな手紙を携えて、窓から飛び込んできた真っ白な羊のぬいぐるみ。内気な少女・秋姫すももは、彼のために夜空から降ってくる“星のしずく”を集めることに。でも実は、そのぬいぐるみの正体は…。ちょっぴり不思議な初恋AVG、公式ノベライズ第1巻。
西暦1901年ー二十世紀最初の年。紺碧の海で囲まれた街に、二人のフレイムヘイズが訪れた。サーレ・ハビヒツブルグ。ひょろんとした体格の男で、燦々と輝く太陽には全く見合わない、旅塵塗れの異装だった。キアラ・トスカナ。二つに纏めたブラウンの髪を肩から前に垂らす、年の頃は十五、六の少女。頑丈な旅拵えである点が男と同じ、小さくも真っ直ぐに立つ姿が男とは逆だった。彼らの目的は、何者かに破壊された『外界宿』の調査。平穏な街を舞台に、犯人の捜索を開始する二人だったが、この事件の陰には『実験』に勤しむ“教授”と呼ばれる“紅世の王”の姿が在った…。“教授”とサーレ、因縁の二人によるエピソードが今描かれる!
クリスマスを迎えた御崎市。街明かりを返す雲厚い夜空、人々の気配に満ちた街の喧騒があたりを包む中、坂井悠二は一人、立っていた。そこは御崎市駅北の『イルミネーションフェスタ』会場へ向かう大通りであり、二人の少女が待つ場所へと向かう岐路でもあった。自分の許に想い人が来ることを願う彼女らのために、少年は決断せねばならない。“非日常”-フレイムヘイズであるシャナか、“日常”-クラスメイトの吉田一美か。悠二は考える。そして、改めて、選ぶ。一人の少女を。
クリスマスを迎えた御崎市。街明かりを返す雲厚い夜空、人々の気配に満ちた街の喧騒があたりを包む中、坂井悠二は一人、立っていた。そこは御崎市駅北の『イルミネーションフェスタ』会場へ向かう大通りであり、二人の少女が待つ場所へと向かう岐路でもあった。自分の許に想い人が来ることを願う彼女らのために、少年は決断せねばならない。“非日常”-フレイムヘイズであるシャナか、“日常”-クラスメイトの吉田一美か。悠二は考える。そして、改めて、選ぶ。一人の少女を。
誰もが望み、楽しんでいた御崎高校の学園祭「清秋祭」開催中。坂井悠二は、『零時迷子』本来の所有者である紅世の王“彩飄”フィレスの襲撃を受けた。生命の危機に直面したその瞬間ー悠二の身の内から謎の腕が出現する。“銀”の炎を纏いながら、なにかを欲するように蠢く、異様な腕だった。それを見たシャナは、紅蓮の炎を噴き上げ、一心不乱に悠二の許へと向かう。やがて事態は、“銀”に支配されつつある悠二を巡り、さらなる変化を起こす。それは、あの“徒”が顕現する予兆…!カラー口絵12ページで贈る、高橋弥七郎渾身の学園ストーリー!
誰もが望み、楽しんでいた御崎高校の学園祭「清秋祭」開催中。坂井悠二は、『零時迷子』本来の所有者である紅世の王“彩瓢”フィレスの襲撃を受けた。生命の危機に直面したその瞬間ー悠二の身の内から謎の腕が出現する。“銀”の炎を纏いながら、なにかを欲するように蠢く、異様な腕だった。それを見たシャナは、紅蓮の炎を噴き上げ、一心不乱に悠二の許へと向かう。やがて事態は、“銀”に支配されつつある悠二を巡り、さらなる変化を起こす。それは、あの“徒”が顕現する予兆…!カラー口絵12ページで贈る、高橋弥七郎渾身の学園ストーリー。
時は近代、場所はニューヨーク。暗闇に高くそびえる摩天楼で、『弔詞の詠み手』と呼ばれるフレイムヘイズと、とある強大な“紅世の王”が激突したー!「戦闘狂」と畏怖される美女・マージョリーの過去が、今紐解かれる。(『灼眼のシャナ マイルストーン』)。夏休みが明け、再び御崎高校に通い始めた坂井悠二とシャナ。二人は、悠二に恋心を抱く吉田一美の誕生パーティーに参加する。そこには、悠二を邪魔者扱いする、吉田一美の弟・健がいて…。(『灼眼のシャナ セレモニー』)。『九垓天秤』の隠密頭、“闇の雫”チェルノボーグ。彼女は、誰にも触れさせたくない、禁断の領域を持っていたー。今は亡き、九人の“徒”たちの物語。(『灼眼のシャナ キープセイク』)。
時は近代、場所はニョーヨーク。暗闇に高くそびえる摩天楼で、『弔詞の詠み手』と呼ばれるフレイムヘイズと、とある強大な“紅世の王”が激突したー!「戦闘狂」と毘怖される美女・マージョリーの過去が、今紐解かれる(『マイルストーン』)。夏休みが明け、再び御崎高校に通い始めた坂井悠二とシャナ。二人は、悠二に恋心を抱く吉田一美の誕生パーティーに参加する。そこには、悠二を邪魔者扱いする、吉田一美の弟・健がいて…(『セレモニー』)。『九咳天秤』の隠密頭、“闇の雫”チェルノボーグ。彼女は、誰にも触れさせたくない、禁断の領域を持っていたー。今は亡き、九人の“徒”たちの物語(『キープセイク』)。
“日常の中の非日常”-御崎高校では、年に一度の学園祭『清秋祭』が開かれていた。「悠二!!」その一日目、最大のイベント『ベスト仮装賞』発表の舞台上。「私、悠二がー」シャナは、自分の『どうしようもない気持ち』を一人の少年へ伝えようとしてー。一陣の風によって防がれた。(あった)遠くから、一人の“紅世の王”が、(もう二度と、離さない)遂に捉えた愛しい人の許へと飛ぶ。(待ってて、ヨーハン)その風の色は琥珀。『約束の二人』の片割れ、“彩飄”フィレス顕現の証だったー!
“日常の中の非日常”-御崎高校では、年に一度の学園祭『清秋祭』が開かれていた。「悠二!!」その一日目、最大のイベント『ベスト仮装賞』発表の舞台上。「私、悠二がー」シャナは、自分の『どうしようもない気持ち』を一人の少年へ伝えようとしてー一陣の風によって防がれた。(あった)遠くから、一人の“紅世の王”が、(もう二度と、離さない)遂に捉えた愛しい人の許へと飛ぶ。(待ってて、ヨーハン)その風の色は琥珀。『約束の二人』の片割れ、“彩飄”フィレス顕現の証だったー。
坂井悠二の許に“日常”が帰ってきた。御崎高校には学園祭の季節が訪れ、クラスメイトたちは期待を胸に抱き日々を過ごしていた。シャナも、その“日常の中の非日常”を楽しもうとするが、吉田一美と仲良くする悠二を見て、どうしようもなく気持ちが不安定になるのだった。この気持ちはいったい何なのか…シャナの中で再び葛藤がはじまったとき、ついに彼女は辿り着く。身体全体で感じて、そして理解した。“好き”の本当の意味をー。奇才・高橋弥七郎が放つ、渾身の学園ストーリー!
坂井悠二の許に“日常”が帰ってきた。御崎高校には学園祭の季節が訪れ、クラスメイトたちは期待を胸に抱き日々を過ごしていた。シャナも、その“日常の中の非日常”を楽しもうとするが、吉田一美と仲良くする悠二を見て、どうしようもなく気持ちが不安定になるのだった。この気持ちはいったい何なのか…シャナの中で再び葛藤がはじまったとき、ついに彼女は辿り着く。身体全体で感じて、そして理解した。“好き”の本当の意味をー。
暗き夜に、異変が渦巻いていた。時は十六世紀初頭。所は神聖ローマ帝国。一つの、大きな戦があった。決して人の史書に表れることのない、“紅世の徒”とフレイムヘイズによる、秘された戦い。その中心には、紅蓮の煌きを髪と双眸に宿す女がいた。淑女と言うには印象が苛烈に過ぎ、女傑と呼ぶには挙措が高雅に過ぎる、絢爛な豪華。-これは、もうひとりの『炎髪灼眼の討ち手』の物語である。巻末には、いとうのいぢによる大ボュームのラフスケッチ集を収録。高橋弥七郎が放つ、渾身の第10巻!
暗き夜に、異変が渦巻いていた。時は十六世紀初頭。所は神聖ローマ帝国。一つの、大きな戦があった。決して人の史書に表れることのない、“紅世の徒”とフレイムヘイズによる、秘された戦い。その中心には、紅蓮の煌きを髪と双眸に宿す女がいた。淑女と言うには印象が苛烈に過ぎ、女傑と呼ぶには挙措が高雅に過ぎる、絢爛な豪華。-これは、もうひとりの『炎髪灼眼の討ち手』の物語である。巻末には、いとうのいぢによる大ボリュームのラフスケッチ集を収録。高橋弥七郎が放つ、渾身の第10巻。