著者 : いとうのいぢ
シャナの奇妙な行動を不審に思ったヴィルヘルミナが、悠二を帯同させ尾行を開始した。 果たしてシャナが隠す秘密とは? まだ悠二とシャナが通じ合っていた頃の物語 『ドミサイル』。 鉄面皮のフレイムヘイズ・ヴィルヘルミナが、陽気できまぐれなミステスと “紅世の王” のコンビーー 『約束の二人(エンゲージ・リンク)』 の 『永遠の恋人』 ヨーハンと “彩瓢” フィレスと出会う契機となった物語 『ヤーニング』。 そして 「月刊コミック 電撃大王」 マンガ版シャナの作画・笹倉綾人とのコラボレーションで贈る、新米フレイムヘイズだったシャナの奮闘記 『ゾートロープ』。 短編集 『S』 シリーズ・第2弾!
その正体が初恋の人・石蕗正晴だとは知らないまま、羊のぬいぐるみ・ユキちゃんのために星のしずくを集める秋姫すもも。ある日突然、自分こそが本来のプリマ・プラムだと主張する皐ユリーシアが現れ、しずく取りの勝負をすることに。プライベートでも石蕗に急接近するユリーシアに、すももの心は揺れる。そしてある時、しずくの奪い合いになってユリーシアの強大な力が暴走!そこに駆けつけた石蕗はとうとう…!?すももと石蕗に次々と降りかかる試練。ふたりのピュアな初恋の行方は?人気ゲーム公式ノベライズ、感動の完結巻。
クリスマス。一人の少年が消えた。根源たる“在存の力”を失い、いなかったことになった。ゆえに、その欠落は誰にも気付かれず、忘れ去られた。消滅してしまったモノは、二度と戻ってこなかった。そうと知ってなお、シャナと吉田一美は、彼の生存を信じ続ける。喧騒が戻った御崎市の片隅でー。場所は変わり、人知れず浮遊する移動城砦『星黎殿』内部。一人の少年が空であった玉座に着いた。鎧った凱甲、靡く衣、その全てが緋色で、頭の後ろから漆黒の竜尾が伸びている。周りに控える“紅世の徒”らから「盟主」と呼ばれた少年は、一同を睥睨し、そして命を下した。「盟主」たる少年が、御崎市で待つ彼女たちの許に戻ることは、無かった。古の王“祭礼の蛇”を奉迎した“仮装舞踏会”は、「大命」へと静かに動き出す。
クリスマス。 一人の少年が消えた。 根源たる “存在の力” を失い、いなかったことになった。 ゆえに、その欠落は誰にも気付かれず、忘れ去られた。 消滅してしまったモノは、二度と戻ってこなかった。 そうと知ってなお、シャナと吉田一美は、彼の生存を信じ続ける。 場所は変わり、人知れず浮遊する移動城砦 『星黎殿』 内部。 一人の少年が空(から)であった玉座に着いた。 周りに控える “紅世の徒” らから、「盟主」 と呼ばれたその少年は、一同を睥睨し命を下す。 「盟主」 たる少年が、御崎市で待つ彼女たちの許に戻ることは無かった。 そして、古(いにしえ)の王 “祭礼の蛇” を奉迎した 「仮装舞踏会(バル・マスケ)」 は、“大命” へと静かに動き出す……。
たとえば、窓の外の星を見つめているとき。たとえば、1日のおわりに秘密の日記を書いているとき。不思議な出来事は、突然空から降ってくるー。「ボク、ぬいぐるみの国からやってきた、ちょっと不思議なぬいぐるみ。ボクがぬいぐるみの国に帰るには、きみの力が必要なんです」。そんな手紙を携えて、窓から飛び込んできた真っ白な羊のぬいぐるみ。内気な少女・秋姫すももは、彼のために夜空から降ってくる“星のしずく”を集めることに。でも実は、そのぬいぐるみの正体は…。ちょっぴり不思議な初恋AVG、公式ノベライズ第1巻。
西暦1901年ー二十世紀最初の年。紺碧の海で囲まれた街に、二人のフレイムヘイズが訪れた。サーレ・ハビヒツブルグ。ひょろんとした体格の男で、燦々と輝く太陽には全く見合わない、旅塵塗れの異装だった。キアラ・トスカナ。二つに纏めたブラウンの髪を肩から前に垂らす、年の頃は十五、六の少女。頑丈な旅拵えである点が男と同じ、小さくも真っ直ぐに立つ姿が男とは逆だった。彼らの目的は、何者かに破壊された『外界宿』の調査。平穏な街を舞台に、犯人の捜索を開始する二人だったが、この事件の陰には『実験』に勤しむ“教授”と呼ばれる“紅世の王”の姿が在った…。“教授”とサーレ、因縁の二人によるエピソードが今描かれる!
西暦1901年── 二十世紀最初の年。 紺碧の海に囲まれた街・ホノルルに、二人のフレイムヘイズ、“鬼功の繰り手” サーレ・ハビヒツブルグと、“極光の射手” キアラ・トスカナが訪れた。 彼らの目的は、何者かに破壊された 『外界宿(アウトロー)』 の調査。 平穏な街を舞台に、犯人の捜索を開始する二人だったが、この事件の陰には実験に勤しむ “教授” と呼ばれる “紅世の王” の姿が在った……。 “教授” とサーレ・ハビヒツブルグ、因縁の二人によるエピソードが今描かれる!
クリスマスを迎えた御崎市。街明かりを返す雲厚い夜空、人々の気配に満ちた街の喧騒があたりを包む中、坂井悠二は一人、立っていた。そこは御崎市駅北の『イルミネーションフェスタ』会場へ向かう大通りであり、二人の少女が待つ場所へと向かう岐路でもあった。自分の許に想い人が来ることを願う彼女らのために、少年は決断せねばならない。“非日常”-フレイムヘイズであるシャナか、“日常”-クラスメイトの吉田一美か。悠二は考える。そして、改めて、選ぶ。一人の少女を。
クリスマスを迎えた御崎市。 街明かりを返す雲厚い夜空、街の喧騒があたりを包む中、坂井悠二は一人立っていた。 そこは 『イルミネーションフェスタ』 会場へ向かう大通りであり、彼の “岐路” でもあった。 二人の少女、シャナと吉田一美が待つ場所への……。 別々の場所で想い人が来ることを願う彼女らのために、少年は決断せねばならない。 “非日常”-- フレイムヘイズであるシャナか、“日常”-- クラスメイトの吉田一美か。 悠二は考える。 そして、改めて、選ぶ。 一人の少女を……。
誰もが望み、楽しんでいた御崎高校の学園祭「清秋祭」開催中。坂井悠二は、『零時迷子』本来の所有者である紅世の王“彩飄”フィレスの襲撃を受けた。生命の危機に直面したその瞬間ー悠二の身の内から謎の腕が出現する。“銀”の炎を纏いながら、なにかを欲するように蠢く、異様な腕だった。それを見たシャナは、紅蓮の炎を噴き上げ、一心不乱に悠二の許へと向かう。やがて事態は、“銀”に支配されつつある悠二を巡り、さらなる変化を起こす。それは、あの“徒”が顕現する予兆…!カラー口絵12ページで贈る、高橋弥七郎渾身の学園ストーリー!
学園祭に参加していた坂井悠二は、紅世の王 “彩飄(さいひょう)” フィレスの襲撃を受ける。 生命の危機に直面した瞬間、悠二の身の内から異様な腕が出現! シャナは紅蓮の炎を噴き上げ、一心不乱に悠二の許へと向かうが……。 それは恐るべき “徒” が顕現する予兆だった!!
ニューヨークの摩天楼で、マージョリー・ドーが激突した強大な “王” の正体とは? 吉田一美の誕生日パーティーに招かれた、坂井悠二とシャナにトラブル発生!? 本編では描かれなかったエピソードが楽しめる、ファン必読の短編集!
ニューヨークの摩天楼で、マージョリー・ドーが激突した強大な “王” の正体とは? 吉田一美の誕生日パーティーに招かれた、坂井悠二とシャナにトラブル発生!? 本編では描かれなかったエピソードが楽しめる、ファン必読の短編集!
“日常の中の非日常”-御崎高校では、年に一度の学園祭『清秋祭』が開かれていた。「悠二!!」その一日目、最大のイベント『ベスト仮装賞』発表の舞台上。「私、悠二がー」シャナは、自分の『どうしようもない気持ち』を一人の少年へ伝えようとしてー。一陣の風によって防がれた。(あった)遠くから、一人の“紅世の王”が、(もう二度と、離さない)遂に捉えた愛しい人の許へと飛ぶ。(待ってて、ヨーハン)その風の色は琥珀。『約束の二人』の片割れ、“彩飄”フィレス顕現の証だったー!
御崎高校では、年に一度の学園祭 「清秋祭」 が開催されていた。 仮装賞に選ばれたシャナは、赤いリボンにワンピースという愛らしい姿で舞台の上に立っていた。 優勝者インタビューでマイクを手にしたシャナは、 「私、悠二がーー」 と、胸にあふれる “どうしようもない気持ち” を、一人の少年へ向けて伝えようとする……。 しかしそれは、一陣の疾風によって中断された。 風の色は琥珀。 “約束の二人” の片割れ、“彩飄” フィレス顕現の証だったーー! 悠二の 「零時迷子」 の中に封印されているヨーハンを取り戻そうとするフィレス。 一方、悠二は己の存在を消される恐怖を感じて……。
ヴィルヘルミナの協力もあり、教授の事件で被害を受けた御崎市にも平穏が戻ってきていた。 悠二が通う御崎高校には学園祭の季節が訪れ、クラスメートたちは期待に胸をふくらませている。 シャナも学園生活を楽しもうとするが、吉田一美と仲良くする悠二を見るたびに、どうしようもなく心が不安定になってしまう。 この気持ちはいったい何なのかーー。 シャナの中で再び葛藤がはじまった。 そして、“好き” の本当の意味を身体全体で感じたとき、ついに彼女はある行動を起こして……。
ヴィルヘルミナの協力もあり、教授の事件で被害を受けた御崎市にも平穏が戻ってきていた。 悠二が通う御崎高校には学園祭の季節が訪れ、クラスメートたちは期待に胸をふくらませている。 シャナも学園生活を楽しもうとするが、吉田一美と仲良くする悠二を見るたびに、どうしようもなく心が不安定になってしまう。 この気持ちはいったい何なのかーー。 シャナの中で再び葛藤がはじまった。 そして、“好き” の本当の意味を身体全体で感じたとき、ついに彼女はある行動を起こして……。
16世紀初頭。神聖ローマ帝国でひとつの大きな戦があった。それは決して史書に表れることのない、“紅世の徒”とフレイムヘイズによる、秘された死闘……。その中心には、紅蓮のきらめきを瞳に宿す女がいた。女は“炎髪灼眼の討ち手”と呼ばれ、燃えるような紅い髪を持つフレイムへイズだった……。彼女は何のために、誰のために戦い続けるのか!?先代“炎髪灼眼の討ち手”の活躍を描いた、待望の第10巻!
16世紀初頭。神聖ローマ帝国でひとつの大きな戦があった。それは決して史書に表れることのない、“紅世の徒”とフレイムヘイズによる、秘された死闘……。その中心には、紅蓮のきらめきを瞳に宿す女がいた。女は“炎髪灼眼の討ち手”と呼ばれ、燃えるような紅い髪を持つフレイムへイズだった……。彼女は何のために、誰のために戦い続けるのか!?先代“炎髪灼眼の討ち手”の活躍を描いた、待望の第10巻!