著者 : さらちよみ
日本は“吸血鬼”が支配する欧米諸国に迫られ、ついに長き鎖国の世を終わらせた。倒幕派が勢いを増すなか、元新選組隊士の柾隼人は吸血種の少女・柩と出会い、その眷属となる。『誠』の旗を掲げる集団の噂を耳にし、隼人と柩、沖田は仇敵を討つため東海道最大の要害、箱根へと向かう。故郷で侍としての矜持を改めて胸に刻んだ隼人は、柩を護るため、かつての仲間と鎬を削る。だがそこにも、裏切り者の思惑が絡み、隼人たちはさらなる時代の激動へと巻き込まれてゆくー。血風吹き荒ぶ幕末異能録第三弾、これにて閉幕!
日本は“吸血鬼”が支配する欧米諸国に迫られ、ついに長き鎖国の世を終わらせた。倒幕派が勢いを増すなか、元新選組隊士の柾隼人は吸血鬼の少女・柩と出会い、その眷属となる。刺客からの襲撃を辛くもしのぎ、ついに江戸入りした隼人と柩。薩長の東征が迫る江戸市中で、二人を待ち受けていたのは幕臣・勝海舟だった。そして、彼の背後には、またもやかの風雲児の姿があり、柩は己が血脈と運命を想う。そんななか、隼人のもとに幼馴染みの澪がふいに訪ねてきて、ある願いを伝えるのだが…。血風吹き荒ぶ幕末異能録、第二幕!
ソフィアを盟主としたバールクス王国解放戦争は無事に勝利に終わった。いよいよ間近に迫った魔王との最終決戦に向けて作戦を練っていると、精霊コロナから、地底に未知の力が存在しているという報告を受ける。その力によって大陸が滅びることを危惧したルオンは、コロナの力を借りて地底の力の正体を確かめることにしたのだが、そこで不思議な人影を発見する。その人影はルオン達の前に姿を現すと、自らを「賢者」と名乗った。驚くルオン達に賢者が語ったのは、この世界の真実。ルオンがゲームの世界に転生した本当の理由だったー。
幕末。日本に開国を迫ったのは吸血鬼だった 1853年。日本は“吸血鬼”が支配する欧米諸国によって開国を迫られ、激動の時代を迎えていたーー。元・新選組隊士の隼人は、仲間の裏切りによって命を落としかける。そこに偶然現れたのは、「自らに関する記憶」がない吸血種の少女・柩。隼人は「人間であることを捨ててでも復讐を果たす」ことを誓い、彼女の眷属となることを選んだ。 時を同じくして、欧米からは歴戦の英雄たちが柩を追って集結していた。彼らはそれぞれの特性を活かした“墓碑銘(エピタフ)”と呼ばれる血塗られた異能を操り、隼人と柩を追い詰める。さらに二人の前には、沖田総司やジョン・万次郎などのクセ者が次々登場し、物語は思わぬ方向に転がり始める……。隼人は復讐を果たすことができるのか? 柩はいったい何者なのか? 血沸き血踊る幕末維新奇譚、ここに開幕!! 【編集担当からのおすすめ情報】 架空の幕末日本を舞台に、豪華絢爛な偉人たちの登場あり、頭脳と肉体を極限まで駆使した異能バトルあり、吸血種の美少女とのちょっとセクシーな逃避行あり……で一気に最終ページまで駆け抜けます!! ぜひ、アトラクションに乗り込むように頭を空っぽにして、押し寄せるエンタメの快感に身を任せてください!!
ルオンは自身が転生者であることを明かし、ゲームについての情報を仲間と共有した。ルオンの過去を受け入れた一同は共に魔族に立ち向かうことを改めて誓い、ソフィアの祖国であるバールクス王国の解放のために動きだす。しかし、その前に五大魔族であるグディースとの戦闘の兆候を察知する。グディースによる魔物の大量発生は、放置すれば甚大な被害が出てしまう。ちょうど敵の居城へ向かっていた「夜明けの自由騎士団」と合流し、騎士団に所属していたエイナと共にグディース討伐に赴く。さらに、五大魔族との戦闘が進んだことで、南部侵攻も間近に迫っていた。祖国奪還に向けて兵をまとめるために、ソフィアは王女として表舞台に立つ決意を固めるのだった。
ある朝、学校の理科準備室で桜井夏希が殺された。密室殺人だった。当日学校を休んでいた遠藤彼方は、友人の山崎快斗から事件の話を聞き、不謹慎ながら興味を惹かれる。刑事である山本観月と柴田旭は捜査に乗り出し、被害者の父である桜井秋園もまた独自に犯人特定を急いでいた。 事件が起きても日常は進む。彼方と快斗は、休日近藤此方と遊んだり、また彼方は翌週の放課後、恋人である久保詩織と談笑しながら下校する。しかし、そこで観月に声を掛けられたことから事態は急転する。 次々と不審死を遂げる学校関係者。連続殺人犯と連続誘拐犯。六年前に起きた凄惨な事件とその被害者。全てに関与する一人の人間。夏希の死をきっかけに、あらゆる歪みが露呈する。これは、謎を解き、犯人を暴く物語──ではない。
対馬瞳・湯川久美子・橘有希・白瀬さくらの4人の少女は、目覚めると見知らぬ場所のバスルームに閉じ込められていた。通信手段は、インターネットだけ。SNSを駆使して脱出を図る彼女たちだったが……?
世界中に殺人兵器をばらまいた親が死んだ後、信崎流壱に残ったのは、莫大な遺産と世界中に散らばる武器流通のコネクションだった。目の前で人が死ぬのが当たり前の状況で育った流壱は、高校生ながらも親が売り払った武器の回収を目的として生きることを決意。命を狙われることもしばしばだが、信頼できるとぼけた凄腕ハッカーや歴戦の修羅場をくぐり抜けた女殺し屋たちとの“仲間の絆”を信条に、自分の通う学校を買収したり、日本政府やロシアンマフィアを敵にまわしたり、つねに破滅と隣り合わせの裏社会にその身を投じていくー。ユカイでアブナイ仲間たちが世界に火薬をまき散らす、ギャングスタ・ソリッドアクション開幕!!
三九郎の『伏桜製作所』と蕩乃の率いる『マーチラビット・ワークショップ』の同盟は、他の工房に大きな影響を与えた。夜楽を長とする『シャドウミドウ・ジャンクヤード』と最大派閥である『ギギリヤ重工』は事態を重く見て結託、三九郎たちへの宣戦布告を決意する。 一方、雷火が所属する『桐之宮工廠』は静観を決め込む方針であったが、工房長・桐之宮新開が暗殺されたことにより、次期工房長を巡る内乱が発生。そこに2大勢力が介入し、くすぶっていた争いの火種は一気に地獄の業火と化した。果たして三九郎たちはこの戦争を勝ち抜けるのかーー!?
辛くも前回《魔法戦争(ブラックアーツ)》を生き抜いた三九郎たちの前に、美しい女性が現れた。名は蜜月蕩乃。先の戦争で共闘した呉葉の所属する工房《M・W(マーチラビット・ワークショップ)》の長だ。彼女は父・団慶亡き後の工房運営に支障をきたしていた三九郎へ協力するかわりに、子を作らせてほしい(!)という驚愕の交渉を持ちかける。果たして三九郎の判断は? 彼を慕うねねこと華夜は!? そしてそんな波乱の日常の裏では、悪しき《魔術師(メイジ)》たちの新たな陰謀が再び蠢き始め……!!
世界の裏側で暗躍する《魔術師(メイジ)》。魔法の力の源となる《魔晶石(クォーツ)》を求め、日夜抗争を繰り広げる彼らは、良質な《魔晶石》を産出する 『工房』 を賭けて、ある学園を舞台に《魔法戦争(ブラックアーツ)》を開始した。 《魔術師》の父を持ちながら魔術の才に恵まれず、また《魔術師》の世界を嫌い、日常に身を置いていた少年・三九郎(さんくろう)は、幼馴染みの少女・ねねこと共にその 『戦争』 に巻き込まれてしまう。かつての友や、本性を表した教師が敵に回る中、果たして生き残る道はあるのか? そして何も知らない一般人のねねこを守り切ることが出来るか!? 野望と陰謀に満ちた、学園魔法バトルロイヤルが幕を開ける!!
「カナクさんがこの世界にいてくれるなら、あたしはどうなろうと構いません!」-カナクを救うため、白夢の泉に飛び込んだネウ。(撃ち抜け…何もかも忘れて、黒夢の魔王を倒すんだ!)-アレンシアの希望、若き影砲士ライカ。「さあ、始めよう。そして全てを終わりにしよう」-とうとうユーリエの許へ行く方法を見つけた黒夢の魔王カナク。双月暦1519年10月。それぞれの悲願を胸に、アレンシア大戦が始まった。緒戦は烈翔紅帝オリヴィア率いる連合軍の勝利に終わるが…!?強い愛、譲れない想いが世界を変えるファンタジック・ラブストーリー、感動のトゥルーエンドへ。
人形が持ち主のもとに帰ってくる。生徒たちの間でささやかれる噂。それが噂を超え現実になるとき、新たな恐怖が始まるーー。玖流と美古都が知る恐るべき真実とは?
神社にまつわる恋愛成就のおまじないの噂。その神社に課外活動で訪れた生徒たち。その中に玖流緋澄と識読美古都はいた。学年で双璧をなす秀才、才媛の二人だが、顔を合わせば皮肉の応酬となる間柄。おまじないとは無縁の二人だった。神社に訪れたほかの生徒たちは奇妙な顔ぶれだった。おまじないを信じ、互いを意識する生徒たち。だが、そんな浮ついた空気は一変する。他愛のない恋愛成就のそれが、次々と死をもたらしていく。それは呪い、それともー。謎に迫ろうとする緋澄と美古都の二人が知る真実とは!?-。
“姫殺し”と呼ばれる 『怪異』 が起こる京の都。希代の陰陽師・安倍晴明がその原因を探る中、若く未熟な陰陽師の少年・坂上鈴城は、左近衛府に所属する少年・源頼親を誘い、独自に『怪異』捜査を始める。二人が無謀な行動に出たその裏には、鈴城の従姉妹、鬼の血を受け継ぐ少女・結鹿の嫌疑を晴らしたいという想いがあった。果たして、『怪異』 “姫殺し”には、妖と人間が織りなす 『愛』 が深く関わっていて……。切ない陰陽奇譚、登場。