著者 : みすみ
普通の高校生・海以蒼太と、【氷姫】と呼ばれる他校の美少女・東雲凪。苦難を乗り越えた二人は晴れて恋人同士となった。 【氷姫】だった頃の彼女が嘘かのように、甘く溶け切った態度でまっすぐに好意をぶつけてくる凪に、日々悶絶する蒼太だったが──。 「父さんと母さんが近いうちにこっちに来るらしいんだ」 蒼太のことを同じく溺愛する彼の両親が二人のもとに来ることに。凪は、蒼太への想いを両親に話す覚悟を決める。そして──。 「私ともう一度、あの遊園地に行ってくれませんか」 一度は別れたあの遊園地で。クリスマス、二人の恋をやり直す思い出の上書きがいまはじまる──。
夢中になって全力を尽くせ! 伝説のサミットクロスプレイヤーreeenがコーチをした甲斐もあり、VTCで準MVPを獲得した火鳥アリサ。最高峰のレベルを誇る大会、SSC=サミットクロスストリーマーコンテストの招待をもらい、星屑キララ、reeenの3人でパーティーを組むことになった。円滑なコミュニケーションを取るため親睦会などに参加する中、reeenの自宅へ幼馴染がやってくる!? そしてなぜか美少女たちが増えていって……!
普通の高校生・海以蒼太が乗る電車には、他校の美少女が乗っていた。冷たい態度で他人を寄せ付けない“氷姫”-東雲凪。それが彼女の名前。ある日蒼太は彼女が痴漢に遭っているのを目撃し、勇気を振り絞って彼女を助ける。その次の日、彼の前に彼女が再び現れて…。「電車に乗っている間、傍にいて…欲しいんです」友人がいないという彼女のお願いを断る事が出来ず、蒼太はそれを引き受ける。彼女にとって初めてで、たったひとりの“お友達”になる事を。「一番は海以君って決めてましたから」世界でたったひとり、自分にだけ甘く溶けていく他人に冷たい“氷姫”。蒼太は彼女と“お友達”であり続けられるのかー。第8回カクヨムWeb小説コンテスト「ラブコメ」部門“特別賞”&“CW賞”受賞作。
学校一モテると言われながらも、実は童貞という秘密を抱える少年・隼。彼に初めてできた恋人ーそれは長い片想いの相手にして、学校一“ゆるい”と噂の少女・日和だった。しかしー実は彼女も秘密を抱えていた…『未経験』なのである。「あ、ブラのホック、外れちゃった…留めてくれる…?」お互いに見栄を張ったデート中も、抑えられないドキドキ。「え?…ら、ラブホ?行くの?べ、別にいいけどさ」強がりやハプニングが、ふたりの心の距離を近づけていく。「その、最中に、私の名前を呼んでほしいなって…駄目?」これは、ふたりが『初体験』を迎えるまでの87日間の物語。
バカばっかりやってきた、最高の親友。買い物、映画、カラオケ、ファミレス、ゲーセン…エトセトラ、エトセトラ。夏には山を越えてホタルを見に行き、秋には駅前でストリートライブもやった。-叶うことなら今と変わらない五人組のままでいたいと願っていた。それぞれが濁った感情を内に秘めたまま。輝かしい青春に浸るふりをしながら。純也と秘密の恋愛関係を結んでしまった夜瑠。何も知らずに夜瑠に恋を伝えようとする新太郎。新太郎に協力するふりをしながら己の恋の成就をたくらむ火乃子。不穏な空気に孤独感を深める青嵐。そしてすべてが破局に向かおうとする中、ただ一人純也だけは元の関係に戻るために抗おうとしていた。秘密の恋の物語、完結編。
産業スパイの青年・江間宗史は、任務で訪れた研究施設で昔なじみの女子大生・真倉沙希未と再会する。追懐も束の間、施設への破壊工作に巻き込まれ…瀕死の彼女を救ったのは、秘密裏に研究されていた未知の細胞だった。「わたし、はーなにー?」沙希未に宿ったそれ=呼称“アルジャーノン”は、傷が癒え身体を返すまでの期限付きで、宗史と同居生活を始めるのだがー窓外の景色にテレビの映像、机上の金魚鉢…目に入るもの全てが新鮮で眩しくて。「悪の怪物は、消えるべきだ。君の望みは、間違っていないよ」終わりを受け入れ、それでも人らしい日常を送る“幸せ”を望んだ、とある生命の五日間。
純也、青嵐、新太郎の男三人は中学時代からの付き合い。高校に進学してからは、夜瑠と火乃子の女子二人が加わった。もうずっと昔からの馴染みのような温度感。そんな親友五人組の関係は、夏が過ぎた今でも何一つ変わってない。そう、少なくとも表面上は。純也と恋仲になることを望む夜瑠。そして夜瑠を魅力的に思いながらもその気持ちに応え切れない純也。そして火乃子までもが秘めていた気持ちを膨らませ、純也と距離を縮めようとする。季節は秋。文化祭に向けてそれぞれの活動を始める五人。そんな青春を過ごす中で、甘い毒はひっそりと進行していく。これは、秘密で後ろめたくて、誰にも言えない裏切りの物語。
初夏に友達から始め、少しずつ距離を縮めてきた青ヶ島さんー青ヶ島悠乃。ある日偶然、久しぶりに再会した元カノの妹、朱鷺羽凪沙。時間を積み重ねて育んだ青ヶ島さんとの関係よりも、なぜか一気に惹かれてしまった凪沙との関係を選んだ僕は、ギクシャクしながらも文化祭の準備を進めていった。ところが文化祭当日。大切な記憶を賭けたゲーム『リメンバーラリー』に巻き込まれた僕らは、失われた記憶を取り戻すため学校中を駆けずり回る。そこに元カノ・朱鷺羽美凪と美凪の今カレ・優陽まで参加することで事態はますます混乱し!?これは、青春の選択についての物語。今度こそ、僕はー。
「青春=彼女を作ること?青春ってなにも、それがすべてじゃないだろ」恋にトラウマを持つ高校生、古賀純也は恋愛よりも友達とわいわい騒いで友情を育むことこそが、青春だと思っていた。男女の親友五人組で綺麗な星空を見たり、ファミレスで朝まで駄弁っている今この時こそが、自分達の青春だと。-なのに、どうして俺達は相手が友達でも、恋をしてしまうんだろう。今までどおりの関係じゃいられなくなるかもしれないのに。グループ内の一人、成嶋夜瑠が隠していた本音を知ったことで、純也と彼女の間に共犯関係が生まれ、意図せずお互いの傷に触れていく。友情と恋心が交差する、まっすぐな気持ちと歪んだ想いをつづった青春恋愛劇。
幼い頃、お互いに『好き』という想いを胸に秘め、離れ離れになった青山夏海と桜雨春香は『天才の養成機関』覇王学園で運命の再会をはたす。今度こそ想いを告げようとするも新たに学園の必修科目となった“恋愛学”が二人の恋を阻む!好きな人がバレたら即・退学=死!ただし“恋愛学”で一位になれば好きな異性と付き合うことができるとわかりー。「俺には通じない!!」「『好きな演技』をされたらドキドキするみたいね」実は両想いなのに、自分以外の好きな人がいると勘違いした夏海と春香は一位を競い合うことに!?強制的にイチャイチャさせられる学園で、命懸けの恋愛頭脳戦に挑め!
その日、僕は告白するつもりだった。何度も僕に告白してくれた両片想いの後輩・朱鷺羽凪沙に。屋上で二人きり、想いを告げてついに恋人同士になるーはずが、僕らは恋と愛を巡るゲーム「コクハクカルテット」に巻き込まれてしまう。ゲーム中に恋愛が成就すれば「永遠の愛」が魔法の力で約束されるが、成就しない恋は「はじめから」なかったことに。つまり、恋をする前の関係に戻ってしまうのだ。「僕は永遠なんて保証抜きに、好きな人と愛し合う過程を大事にしたい」「永遠の愛が手に入らないなら、この気持ちを綺麗さっぱり忘れたいです」そんな究極の選択を前に、僕はこのゲームを否定するために動き始めるー。第17回MF文庫Jライトノベル新人賞(審査員特別賞)受賞作。
世界を滅ぼす邪神の眷属への対抗手段である“遺物”。それを扱う才能を持たぬ“亜人”を純血人類たる“貴族”が従属させ、確固たる身分制度が敷かれた時代。そんな千年後の世界に蘇った勇者・セロトは、人類の衰退ぶりに愕然としつつも、とある問題の解決のため、貴族の身分を得て、全ての叡智が眠るという“学院”に通い始める。しかし、入学時の検査で遺物適正が最低ランクと判明。劣等貴族と侮られることになるが、実技で実力の片鱗を見せていき…?これは悪夢のような世界と、苦痛に満ちた虚構、そして闇を裂く微かな希望についての物語。『幻想再帰のアリュージョニスト』の著者が贈る純血のハイ・ファンタジー。
白星高校に通う須田凛月は学校では冴えない陰気な生徒だ。しかし、その正体は中高生に大人気の仮面バンド「ペルソニア」のボーカル、七色シオンだった!クラスはいつもペルソニアや、仮面で目元を隠した謎のカリスマボーカル・シオンの話題ばかり。凛月は今日も素性を隠し、正体がバレないよう陰キャとして振る舞う。全ては家族や愛する妹に迷惑をかけないようにするため。自分の熱狂的なファンであるクラスメート達に囲まれ、冷や汗を流しながらー小説家になろうの新星が放つキラッキラな青春ラブコメ!書き下ろし番外編「メガネを外して、髪整えて街に出たらすごいことになった件」。