著者 : るろお
魔大陸に到着したエアスリル魔王討伐隊を待ち受けていたのは、魔物や敵ではなく、魔大陸の悪環境だった。属性魔法使いたちは、魔大陸独特の環境に体調を崩し始める。ミレディやコーラスたちも例外ではなかった。そんな矢先、魔将軍デイトナが率いる魔人たちがエアスリル騎士隊に奇襲をかける。何とかデイトナたちをエアスリル本隊から引き離すことに単騎で成功したアスラだったが、多勢に無勢。アスラは辛い戦いを強いられることになる。しかし満身創痍になるアスラの窮地を救ったのは、ミレディだった。二人は魔人たちを退けることに成功するのだが……。
ゼロスリードの行方とSランク冒険者デミトリスのゴルディシア大陸派遣を賭けて、ウルムットにて再び武闘大会に挑むこととなったフランと師匠。 デミトリス流正統後継者や半蟲人の傭兵団団長、果てはレイドス王国のスパイ(疑惑)など新たな強敵が参戦する中、フランは順調に勝ち進んでいく。 しかし、武闘大会の裏で暗躍していた黒骸兵団の魔の手がフランたちに迫っていたーー!
エルフの里を出てから半年後。山麓都市ツァイオンでアスラとミレディ、神級精霊のコーラスは魔大陸へ旅立つための資金を、エルフの里でヴィカとジュリアは旅に必要な情報を、それぞれ集めていた。五人の魔大陸への旅の計画もいよいよ大詰めというとき。時を同じくしてエアスリル王国の姫君であるネブリーナ=エアスリルは、アスラたちとは別に魔大陸へ騎士隊を進軍させる段取りをつけるため、ツァイオンを訪れていた。ネブリーナの目的は、騎士隊の進軍に伴い、アスラとミレディに同行の依頼をすることだったが、友人としてアスラたちとの再会も心待ちにしていた。しかし、ネブリーナと再会したアスラは、驚いたのだった__。
魔術学院の一件を終えたフランと師匠は、ウィーナからゴルディシア大陸への派遣依頼を受け、準備の為にベリオス王国へと戻ることになった。すぐにでもゴルディシア大陸に向かうつもりのフランだったが、ベリオスの海軍提督曰わく、大魔獣騒動の影響で船の出航が二ヶ月後になってしまったとのことだった。時間の空いたフランたちはクランゼル王国で開かれる料理コンテストで買い食いするため、一路南へ。ついでとばかりに提督から依頼されたのはSランク冒険者デミトリスへ親書を渡すというもの。しかしフランたちが向かう先では、黒骸兵団の怪しい影が蠢いていた……。
新たな冒険の地はー学園!?修行を終え、強くなった師匠とフランはアリステアに依頼されていたベリオス王国の魔術学院に向かうことを決める。フランが同年代の子と一緒に成長できればという師匠の思惑もあったのだが、学院には予想外の再会に加えて陰謀が渦巻いており…。強さを求めた二人の旅路は新章に突入する!
カヴェンディッシュの屋敷で解放軍の残党を倒したアスラとミレディ。しかし、アスラの病状は改善せず、二人は治療法を調べるために水都メーザを目指した。無事にメーザにアスラを連れて来たミレディは、ミカルドからレイヴンの残した薬と遺言書を受け取る。遺言書には『エルフの里』に行くよう記されていた。ミレディは山麓都市ツァイオンに立ち寄り、住民の力も借りるなどして、ロック山脈にあるエルフの里に辿り着く。エルフの里の族長ガルダの話によると、山頂にいる精霊に会えば、アスラの病を治してもらえると聞き、山頂に向かうミレディだったが、そこにいたのは、水属性の神級精霊コーラスだった。
激しい戦闘を続けてきた師匠とフランは、自分たちの力不足を感じ始めていた。師匠が始めて目覚めた魔狼の平原は魔力を吸い出すため、スキルや魔法に頼ることもできず、危険な魔物達が闊歩していることから、絶好の修行場だと考えた二人は始まりの街アレッサへと帰還する。アマンダの協力もあり、更なる力を手に入れようと修行を行い始める師匠とフラン。そしてー。
街を混乱に陥れた神剣ファナティクスの刀身を破壊した師匠とフラン。事件も一段落ついたと安心したのもつかの間、残されたファナティクスの欠片がベルメリアを暴走状態へと洗脳してしまい、再び街は混沌と化してしまう。師匠とフランはベルメリアを救うため、再度ファナティクスへ挑むのだが…。剣の体に人の精神!お前は必ず狂うぜ!
ー私は、悪魔よ。父親を屈服させて権力を握った真涼は「恋愛を滅ぼす」ために動き出す。その無先は千和、姫香、愛衣にも及ぶ。彼女らの鋭太への愛が本物であることを証明せよと迫る。それに抗う千和たちが、卒業前にくだす決断とは?ルールを踏み外したカオルの選択は?真那の想いは通じるのか?ハーレム王の宿命を背負い、鋭太は最後の医学部受験に挑む。そして、旅立つ真涼が「共犯者」に告げた最後の“契約”とは!?「鋭太。あなたには、生涯ー」修羅場、ついに最終章!裕時悠示×るろおが贈る、甘修羅らぶコメ第17弾!
ついに解放軍は壊滅した。その立役者である神級精霊ロップイヤーの正体はアスラ=トワイライトだった。一時的に眠っていたアスラが目を覚ますと、ミレディが本当にアスラ本人なのか確認する。次にネブリーナ、次に騎士隊、と疑いは晴れ、アスラの帰還と解放軍の壊滅を王城で祝うこととなった。しかしアスラの生存は王国に混乱をもたらす可能性があり、良からぬことを企む輩の耳に入るかもしれないため、アスラの存在は王族と騎士隊で秘匿することとなった。一方で、解放軍のトップがミレディの父親、ゼフツだったことが知られてしまう。そのことが原因で、ミレディは聖女の役職を辞退することとなるのだがー。
獣人国での一騒動を終え、成長して王都ウルムットへ戻ってきた師匠とフラン。鍛冶師ガルスとの再会の約束を果たすため、彼の居場所を聞き込み始めるのだが、貴族に極秘依頼で連れられてから行方知らずとなっているようだ。ガルスを連れていった貴族に悪評が立っていることから、キナ臭さを感じた二人は、貴族の身辺調査を始めるのだがー。
医学部推薦の受験失敗で周囲からの失望を浴びる鋭太。鋭太の真意を唯一理解したのは共犯者、夏川真涼だけであったー。真涼と決定的に対立した千和は思い悩む。再び現れた真涼父の思惑、幼なじみである愛衣に宣戦布告するカオルと混迷を極める中、真涼の姿は消えていた。いなくなった真涼の行方を追い、鋭太はかつての自分を取り戻す。裕時悠示×るろおが贈る、甘修羅らぶコメ第16弾!
ミューレリアを倒し、神級鍛冶師アリステリアに助けられた師匠とフラン。師匠の謎を解き明かすために獣人国へ訪れていた二人は、早速師匠の解析を依頼するのだが…。獣人国編、クライマックス!
ーそんな嘘っぱちのハーレムなんて、修羅場らせてやる!偽彼氏の秘密を知ったカオルが闇に落ちる中、季節は春、羽根ノ山高校は修学旅行、京都を訪れていた。「恋愛の聖地」地主神社にある恋占いの石の爆破(ガチ)を目論む恋愛アンチの夏川真涼とそれを阻止せんとする季堂鋭太の戦いが始まる!?そして修学旅行が終わると鋭太たちは三年生。鋭太は医学部推薦を志望し、最後の努力を続けていた。卒業に向け、それぞれの目標に向かって歩みを進める鋭太、千和、真涼、姫香、愛衣。そんな彼、彼女らの前に現れるカオルの思惑はー。裕時悠示×るろおが贈る、甘修羅らぶコメ第15弾!
解放軍による二度目の王都への侵攻。しかし、それは王都の騎士隊やアスラたちの必死の奮闘で阻まれた。アスラはその命をもって、王都を守り抜いたと都民に語られ、その事件はいつしか第二のリベリアス・ナイト、「第二夜」と呼ばれるようになっていた。「第二夜」を契機にして、世界は変わり始めた。新大陸の発見、最も強大な力を持つと言われる精霊、「神級精霊」の発見、銃の開発ー各国が神級精霊に協力を求め国力増強を図る中、エアスリル王国にだけは神級精霊が現れずにいた。しかしー第二夜から一年後。王都の近郊に、とある精霊が生まれた。精霊は人懐っこく、ベルモンド領に住む農夫の家で世話になる。しかし、領主のベルモンド伯爵に農夫の孫娘が攫われ、それに精霊は憤り、力を発揮した。伯爵の私兵をあっと言う間に蹴散らし、城を瞬く間に制圧するに至ったのだ。その一年後、事件は王都の王族の耳に伝わった。精霊は「神級」とされ、国力増強に手を貸すようにと、騎士隊に説得されるが断り続けた。しかしそんな時、精霊は偶然にもミレディ=フォンタリウスと出会い、物語は大きく動き始めることとなる。
「エイタを『偽彼氏』にしていた事実を、みんなにちゃんと話すこと」パチレモン復活への協力を姫香に仰ぐ真涼に対し、姫香はそう告げた。ついに真涼はクリスマスのイベント後に、打ち明けることを決心する。パチレモン復活のイベントには、姫香こと読者モデル『プリン』目当てのファンや、モテカワ読者が殺到する。しかし、そのイベントにも波乱は潜んでいた…。そして真涼の告白に千和は問う。「昔は偽だったけど、今は?今は、えーくんのこと、好きなんでしょ?」「私は…鋭太のことなんか…」今、鋭太たちの物語が大きく動き出す!裕時悠示×るろおが贈る、甘修羅らぶコメ第14弾!