著者 : フカヒレ
敵対していた真実の巫女ジャニスも仲間に加わり、フェリスたちの暮らしは賑やかさを増していた。『探求者たち』の教団に引きこもっていたジャニスは人間界の常識が分からず、黒雨の魔女レインに呆れられる始末だ。そんな中、魔術史学の授業で、フェリスたちは『白銀の魔女』について教わる。人類の歴史に何度も現れては、困窮した人々に魔導の叡智を分け与えた魔女の伝説。古い絵画に描かれたその姿は、ジャネットが夢で見た真実の女王と同じだった。学校生活を満喫するフェリスたちのところに、宮殿のエリーゼ姫から舞踏会の招待状が届くのだがーーーーー。
隣国ブロクス王国との戦争を防ぎ、魔法学校に帰ってきた少女たち。フェリスはブロクスでの暴走を止めてくれたジャネットに恩返しをしようと奔走し、そのためならなんでもすると言い放つ。「じゃあ…わたくしの恋人になってくださいます?」。我慢できずにお願いしてしまうジャネット。驚いたことに、フェリスは願いを受け入れる。降って湧いた幸運に、ジャネットは夢かと疑いながらフェリスとデートする。フェリスは恋人もデートもよく分かっていない様子だが、二人で可愛い洋服を見て回ったり、レストランに行ったり、演劇を観たりと満喫する。そんな中、ジャネットは奇妙な経験をしていたー。
探求者たちによる学校占拠事件を乗り越え、ヴァルプルギスの夜を満喫したフェリスたち。黒雨の魔女レインや天使ヨハンナも仲間に加わり、あいかわらず賑やかで平和な日々を過ごしていた。二千年ぶりの再会を果たした黒雨の魔女はすっかりヨハンナにべったり。ヨハンナはちょっと困りながら満更でもない様子だった。そんなある日、魔法学校に騒動が持ち上がる。イライザ先生をはじめとする戦闘教官が、王国軍に召集されてしまったのだ。不穏な空気が漂う魔法学校だったが、更なる騒動が巻き起こる。クーデターが発生して拡張論者の一派に国王が幽閉され、エリーゼ姫が魔法学校に逃げ込んできたのだったー。
魔法学校に通うテテルはとても体が丈夫で、元気が取り柄の少女。しかしある日、そんなテテルが急に動けなくなってしまう。ナヴィラ族の特殊な体質はわからないことが多いようで、故郷の専門医に診せたほうがいいという話になり、フェリスたちはテテルを故郷に送り届けることになった。険しい山道を進みたどり着いたナヴィラ族の里で話を聞くのだが、テテルの体調不良はナヴィラ族の秘密に関わるということで、原因を教えてもらうことができなかった。友達を放っておけないフェリスたちはいてもたってもいられず、こっそりと長老の後をつけていく。長老が向かった先にあったものは、『叡智の樹』と呼ばれる天まで伸びる巨大な柱でー。
封印から解き放たれた黒雨の魔女を退けたフェリスは、みんなを守るために黒雨の魔女に立ち向かうことを決意した。アリシア、ジャネット、テテルと一緒に図書館で手がかりを調べていると、黒雨の魔女が持っていた魔導具が王都に封印されていることが判明し、調査に向かうことになる。広い道に華やかなお店、大道芸に露店のキャンディー…。賑やかな王都に大興奮のフェリスが夢中になって歩いていると、気がついたときにははぐれてしまっていた。一人でいるときに偉い人に失礼なことをしてしまわないように、フェリスが路地裏に隠れていると、見知らぬ少女に声をかけられるのだがー。
少女たちが待ちに待っていたバカンスがやって来た!初めての海、初めての水着、初めての別荘。たくさんの初めてに胸をどきどきさせるフェリス。魔法学校での鍛練の日々から離れ、陽光きらめくリゾートの休暇を満喫する。ジャネットからの水泳コーチだって、魔石鉱山時代の経験を活かした砂遊びだって、甘酸っぱいいちご狩りだって、フェリスはいつでも全身全霊。灼けた砂を踏みしめ、無邪気な水着姿を踊らせる。フェリスに夢中なジャネット、見守るアリシア、マイペースなテテル。そんな彼女たちが楽しむ海に、またしても事件が起きてしまう。
魔族と人間が永く争い続ける世界ー誇り高き騎士執事の血統に連なる魔族の少年アーティは、主からある使命を受ける。それは人間界に潜入し“魔族殺し”の二つ名で畏怖される人類最強の女傭兵アンナ=L・アンダーソンを“抹殺”することーだったのだが、ひよっこの彼は呆気なく生け捕りに…。見逃すための交換条件としてアンダーソンが提示したのは、“身の回りのお世話”だった!?美味しい料理の用意、お部屋のお掃除、挙句の果てにベッドの上では抱き枕…クツジョクな日々の中、果たしてアーティは任務を無事遂行できるのか!?「では頑張って、わたくしを殺してくださいましね」ぐーたら最強女傭兵VS少年羊執事。おねショタファンタジー、ここに開幕!
勇者とかいう野蛮人に倒されたふりをして魔王生活をやめた俺は人間界へ!人間社会の勉強をして不毛な争いがこれ以上起こらないように…あ!リアルJK!スカート短くていいねっ!通い始めた学校に、俺を倒した勇者パーティのやつがいたのには驚いたし、つっかかってくる生意気な赤毛の女の子がいたりするけど、友達もできたしJKと戯れたり不良を懲らしめたり巨乳の女教師と戯れたり…、たまに魔王の最強の力がバレそうになっても、俺は憧れてた“ふつう”の高校生活を絶賛エンジョイ中!自由すぎて横暴な元魔王の規格外学園コメディ開幕!!小説投稿サイト「E★エブリスタ」第1位作品!!
木島高校には「普通じゃないモノが見える少女が生徒の相談にのってくれる」という有名な噂がある。夕日が落ちていく放課後、誰もいない教室にたたずんでいる神崎早苗は、この教室に相談者が訪れる“未来”が視えていた。「だってあなたは世界に絶望してるもの」早苗が言葉を投げかけた先には一人の生徒が呆然と立ち尽くしている。「お前は絶望しないのか…?」“生命”が視えることで、『死』の影に脅え生きることに絶望してしまった三島洋平は、焦燥と羨望を織り交ぜた表情を浮かべ、早苗に問いかけるのだった。こうして“未来”が視える早苗と“生命”が視える洋平は出会いそしてーこれは二人が奏でる救済のコンチェルト。