著者 : 一色
人の渇望(ねがい)が固有の魔法になる異世界。固有魔法を扱い邪神から人類を守護する超越者〈アデプト〉たちには、あらゆる権利が与えられる。 転生したコノエは永い修行の末、遂にその資格を得たのだった。 --惚れ薬〈きんしやくぶつ〉を使うために。 「……惚れ薬があれば、僕でも、誰かの一番になれるんだろうか。」 前世のトラウマから、人を信じられず生きてきたコノエ。そのせいで固有魔法が発現せず、転生しても孤独に苦しんでいた。そんな彼に助けを求めてきたのは、死病に侵された金色の少女でーー。 「私、コノエ様の為なら何でもさせて頂きますので!」 これは、渇望〈ねがい〉を持たない白い孤独が、黄金の愛と出会う物語。
★第29回電撃小説大賞《金賞》受賞作★ ☆読書メーターOF THE YEAR2023-2024 ライトノベル部門第2位☆ 瞳を覗き込むことで過去を読み取り追体験する能力を持つ大学生・紙透窈一(かみすきよういち)。退屈な大学生活の最中、彼は野良猫の瞳を通じて、未来視の能力を持つ少女・柚葉美里(ゆずのはみり)と出会う。 猫の瞳越しに過去の世界と会話が成立することに驚くのもつかの間、『ミリ』が告げたのは衝撃的な『未来の話』。 「これから『よーくん』の周りで連続殺人事件が起きるの。だから『探偵』になって運命を変えて」 調査の過程で絆を深める二人。ミリに直接会いたいと願う窈一だったが…… 「そっちの時間だと、わたしは、もうーー」 死者からの手紙、大学の演劇部内で起こる連続殺人、ミリの言葉の真相──そして、嘘。 過去と未来と現在、真実と虚構が猫の瞳を通じて交錯する、新感覚ボーイミーツガール! デビュー作『わたしはあなたの涙になりたい』(小学館ガガガ文庫刊)は『このライトノベルがすごい!2023』(宝島社刊)新作部門1位を獲得。 超大型新人が電撃小説大賞の看板を引っ提げて繰り出す衝撃作!
トウキョウの東、環境建築都市/チバ・シティのとある路地裏。ダウンタウンに住む青龍寺天は違法な機関義肢の運び屋をしていたが、隠していたESP能力をきっかけに事件へ巻き込まれ、機関義肢犯罪を扱う諜報機関SIAに入局。同じくESP能力者の七世涼、岬今日子らと『チーム・イグニス』を結成する。対峙するは地下組織「フェイスレス」。しかし、その背後にはさらに強大な敵の影が蠢いていた。絡み合う陰謀と罠、轟く銃声。虚実と死線を越えた先、天たちに待ち受ける結末はー。
魔宴の夜、魔女集会へ生け贄として捧げられたサラは古き魔女エンケル・ヘクセンナハトに拾われる。幸福になれなかった物語を管理する彼女の書架には銀の鎖で封印された“呪われた御話”たちが眠っていた。在るべき結末を迎えなかったお伽噺を幸せな終わりに導くためサラは禁忌を破って独断専行、本の中へと飛び込んだ!物語世界を旅する魔女と少女を待ち受けるのは、幸福な結末か、哀切な運命か、それともー。
200年前に人魔大戦を終結させた大賢者・アーテルは、現代魔術を学ぶため、若返りの大魔術を敢行!怪しげなバイトを仲間と規格外な魔術で乗り越えたり、同期の女の子・ソユリとデートしたりと充実のキャンパスライフを過ごしていた。そんな中、大学をゴシップで賑わす新聞同好会会長・ネペロから、かつて魔族とともに滅びたはずの“魔法”の気配を感じ取り…!?魔法の使い手“魔女”が現代によみがえり、大魔法による災厄が学園を襲うとき、「僣越ながら先輩方ー私に一つ策がある」魔術を極めし大賢者・アーテルはその真価を示す!“大”学園マジックファンタジー、キャンパスライフ防衛戦!!
200年前に人魔大戦を終結させた大賢者・アーテルは、現代魔術を学ぶため、若返りの大魔術を敢行!難なく試験を突破し、ラクスティア魔術大学に入学するのだが…いまや魔術はただの学問となり、娯楽や趣味として嗜まれる凋落ぶりで!?「僣越ながらー私が真の“魔術”をお見せしよう」教授に魔術対決で圧勝、調合の知識を活かしたカクテルで女子大生を虜に。さらに学園に封印された古の黒竜を呼び醒ましたりと、破天荒なキャンパスライフがアーテルを待っていた!どこまでも謙虚な最強賢者が、緩みきった魔術界の常識を打ち破る!痛快“大”学園マジックファンタジー、ここに開幕!!
「腕によりをかけて作ってやるさ!」ギルドの地下食堂は本日も大繁盛。店主とチートな客が飯テロを連発!?カラアゲ&マヨネーズ、茹で&焼きズワイガニ、超高級日本酒&イカの塩辛、コーネリアの創作料理、トンカツ定食、心まで温まるおでんなどなど、みんな大好きな日本食が異世界を救う!?さらに、謎多き店主と食堂のルーツが明らかにされー「な…なんじゃこれはっ?」コーネリアが覗いた食堂の貯蔵庫には意外なアイテムと謎の扉が…。店主が隠し続けてきた真実を明かすとき、コーネリアは己に課されていた使命から逃れられなくなる。WEB小説投稿サイトで連載中。とある食堂の料理無双譚、第2弾!!
異世界にある冒険者ギルドの地下。そこには、絶品料理を出すと評判の定食屋が、突如出現するらしいー。魔王を鎮めるカレー、皇帝の決定を覆す肉料理、魔術師が驚く酒の肴、若き英雄を導く賄い、乙女の純愛を叶えるデザートなど、お客が口にするのは不可思議な料理ばかり…。現代日本の調理技術を持つ店主が、築地市場より直送(?)された、極上の食材から作る一皿で、チートキャラたちの味覚と心を虜にする!?WEB小説投稿サイトで連載中!!日本食文化の偉大さを教えてくれる、心温まる系スローライフ料理無双譚。追加シナリオも添えて、いま開店!!
「関わった者は破滅します。例外なくです。あれはそういったものなのです」-アーティファクトーそれは超常の力を秘め、様々な異能を発動する「魔術師が作った美術品」。この危険な美術品を専門に展示するという『ナベリウス封印美術館』。導かれるようにこの館の蒐集士となった青年ヴォルフと少女ジブリルは、アーティファクトを回収するため、不思議な騒動や怪事件に挑んでゆく。「天使を閉じ込めた鳥篭」「生者を虜にする棺」「観る者を溺死させる絵画」「死者を操る仮面」「殺人鬼の妖刀」「茨の棘」様々なアーティファクトが二人を待ちうけるー。
かつてのグラン・エスト大陸では、人間と魔族との激しい戦いが続いていた。しかし四英雄と呼ばれる英雄たちの活躍により、百年以上の長きにわたる戦乱に終止符が打たれ、世界に平和が訪れた。世界が復興の兆しを見せていた頃、少年・クロウは職を転々としながら生活していた。その職数、なんと50。しかしある日、英雄マニアの少女・リゼリアと旧友・フィオナとの出会いをきっかけに、王家直属の英雄取締部隊で働くことになる。悪事を働く英雄を取り締まるーそれが英雄取締部隊!!悪に手を染め、堕ちていく英雄たち。その経緯、苦悩ー平和な世界に、英雄たちは何を求めるのか。